皆様、こんにちは!《釣って楽しい&食べて美味しい》が釣りモットー!ゆきえもんです٩( 'ω' )و
前回はショアから狙えるカサゴのお話をさせて頂きました。
今回のピックアップは、岩場のアイドル「メバル」をご紹介致します。
どうぞ最後までお付き合い下さいませ(^^)
メバルという魚
さて、今回のピックアップは岩場のアイドル【メバル(目張)】です。
英名も「Rockfish」と呼ばれます。
正に真のロックフィッシュで、北海道南部~日本各地の岩場や磯で狙えます。
日本では雅語という、季節の象徴として「春告魚」と大変みやびやかな言葉でも呼ばれるメバル。
カサゴ同様に古くから親しまれている魚種です。
(※)本記事では成魚で30cm前後の魚種をライトロックフィッシュとしてご紹介致します。対義はハードロックフィッシュとし、概ね50cm~オーバーの魚種としてご紹介致します。
メバルの生態
基本的に夜行性のメバルは非常に警戒心が強く、音や光、生物の気配に敏感に反応します。
結構繊細な一面がある為、釣れた直後に釣れなくなる場合は群れが警戒モードに入っている事が多いです。
しかしロックフィッシュならではの性質なのか性格は獰猛。
動いているものに襲い掛かる習性があり、この習性を利用したエサ釣りやルアー釣りが有効です。(詳しくは後述にて(^^))
食性は肉食性で主に甲殻類(エビやカニ)・多毛類(イソメなど)また小魚を好みます。
行動範囲はロックフィッシュにしては珍しく、ガッツリとした縄張りを持たずに幼魚なら数十匹・成魚なら数匹~数十匹の群れで行動します。
ただし、行動と言っても青物のような回遊ではなく、潮の動きに合わせてポイントを点在するイメージです。
またメバルは「ホバリング」と言って、水中で立ち泳ぎをします。
潮の流れに逆らって、水中で停止したように泳ぐのです。((+ω+))ピタッ
ロックフィッシュの中ではなかなか珍しい泳ぎ方ですが、泳ぎが苦手なメバルは潮によって流されてくるものを捕食するので理にかなっているのです。
動いているものに襲い掛かる習性は、流れてくるものがただの漂流物か捕食対象かどうか判断する1つの方法なのかもしれませんね(*'ω'*)
メバルの旬
1年を通して釣ることが出来るメバルですが、先述したように春の季節の名を関するようにメバルの旬は春。
厳密には春と言っても、人間の感覚である春の気温ではなくメバルの過ごす海水温がポイントです。
メバルは低水温を好み、15度前後の海水温が一番活動的になります。
またカサゴ同様に稚魚を出産する為、【抱卵~孵化】までの間に荒食いモードになります。
ただし孵化が終わると今度は出産までの間、体力維持と稚魚を守る為に積極的に活動はしなくなり食欲が落ちてしまいます。
つまり
・海水温が15度前後に落ち着く時期
・荒食いするのは【抱卵~孵化】までの間
この2点が合致する時期こそが旬になるという事です。
この荒食いモードは
・九州・山陽・四国・関西・東海・関東では12月下旬~3月初旬
・山陰・北陸・東北・北海道南部では3月下旬~5月中旬あたりとされています。
ちなみに、2008年日本魚類学会の発表があるまでは「メバル」と広義に設定されていたものが近年のDNA技術の進歩により、3種に分類されました。
釣り人は発表される前から多分気づいていたかもしれませんが、、、。(笑)
メバルの狙い方
では、早速メバルの狙い方ですが、当マガジンお手軽ロックフィッシュオススメの釣法、お手軽に狙える1番の釣り方【胴付き仕掛け】をご紹介致します。
船釣りで使う事の多い胴付き仕掛けですが、ショアから狙う場合でも勿論有効です。(^^)
ゆきえもんの持つタックルですとこのような構成になります。
ではなぜこの構成になったのか。5W1Hで説明してみますと。。。
When…朝マズメ・夕マズメ・夜
Where…常夜灯付近・堤防や沖に面したテトラなどの障害物がある場所(藻があれば尚良し)
What…メバル用胴突き仕掛け+ +ナス型オモリ3~5号
Why…テンションが掛かりすぎず、自然な動きを出す為
How…シーバスロッド(またはエギングロッド)/7~8フィート、リール3000番+エサは青イソメorモエビがオススメ。
となります。
タックルは機動力+釣りやすさに特化した組み合わせです。
シーバスロッドかエギングロッドを使う場合はMLかMの硬さにしておくと、探りで少し投げたい時などに使いやすいです。
さて、この胴付き仕掛けをオススメする理由ですが、群れで行動するメバルを狙うので、胴付き仕掛けであれば複数狙いが出来るのです。
加えて、最初にお伝えしました通り、動くものに襲い掛かるメバルには青イソメまたはモエビが相性抜群なのです。
他のサビキ仕掛けと違いメバル用胴付きはほとんどが2~3本針なので、取り付ける手間も少なくランガンのように探る→釣る→移動が手軽に出来ます。
また釣り場のポイントですが【潮通しが良い】というのが優先です。
間違えてはいけないのが、メバルにとっての【潮通しが良い】とは潮の流れが早いという意味ではないのでご注意を。(´・ω・)
・潮汐で緩やかに流れが続く
・漂流物などでゴミが溜まっていない
・障害物で潮の流れに変化があるところ
この3点に気をつけてポイントを見れば、初めての場所に行った場合でもメバルに出会える確率が上がりますよ。(^^)
次に胴付き仕掛けですが、エサのセッティングは【チョン掛け】が個人的に一番釣果が上がります。
どうしても、エサ持ちを考えてガッツリとつけてしまいたくなりますが、メバルには【エサ自身に誘ってもらう】事を意識してみて下さい。
チョン掛けにする事で、エサ自身のダメージを少なくしてメバルの視覚に効果的にアピール出来ますよ。ᕙ( ˙꒳˙ )ᕗ
そして、メバルを釣るポイントで潮と同じくらい重要なのが【レンジ(棚)】です。
基本的に活性があれば表層でアタリがあるのですが、アタリが無かった場合は
①ボトムにオモリ着底
②10秒かけてリール1巻
③中層付近で10秒ストップ
④再び10秒かけてリール1巻を繰り返す
この4つの動きでメバルを探してみてください。レンジを探る際に時間のカウントをする事でおおよその水深を数字(秒数)で把握出来るのでレンジが見つかった時にすぐ合わせやすくなりますよ。ᕙ( ˙꒳˙ )ᕗ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
メバルはポイントを探すのが楽しいのですが、コツを掴むまでは少々難易度があります。
しかし群れで活動している為、1度当たれば複数匹期待できますのでこれからのシーズン是非チャレンジして頂きたいです。(`・ω・)
可能であれば、日中ポイントを探しておくのが釣果をあげるコツの1つです。
ぶっつけ本番で夜にフィールドへ入ってしまうと、どこに何があるか分からなくなってしまいますからね(;´・ω・)
特にロックフィッシュを狙うポイントは障害物がどうしても関わってきます。
最悪、転落事故などに繋がってしまわないように下調べしておくと良いでしょう。
最高の釣りを楽しむ為にも安全第一、です。٩( 'ω' )و
次回も引き続きピックアップしてご紹介致します!お楽しみに!
それでは、ゆきえもんでした( * ^ ^)ノシ
彼から釣りデートに誘われて早3年。
無事に釣りあげられ、今は夫となった彼よりも海に出向く事が多い、駆け出しアングラーです。
釣りモットーは《釣って楽しい&食べて美味しい》
初恋はイサキちゃん。今はメジナちゃんに絶賛片思い中です。