どうもこんにちわ、t.onumaと申します。
東京湾と相模湾をホームにしたオフショアゲームを本格的に始めて5年目(かな?)、年に何回かは遠征に出かける、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。
偉そうに語る時も多々ありますが、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりしますので、話半分で聞いてくださいね。
前回、2021年のアカムツチャレンジ計11回をお伝えしました。
全て惨敗、こう申し上げても過言ではないかと思います。
さぁ、釣れたのでしょうか。見ていきましょう。
12回目の挑戦
例のごとく、神奈川でプレジャーボートでの釣りです。
この日は朝から好調です。ガンガン釣れます。アカムツ以外が。
理由は寅年であることに加えトラ柄ルアーを使っていたから、だと思います。
ディープの釣りの難しさ
ディープの釣り、これまで見てきた通り、それほど釣れません。理由として考えられるのは以下です。
1魚のいる場所に当てれていない→外敵も餌となる生き物も多くはないと考えられるため、魚がいればバイトしてくるように思えます。これまで釣れた時は落としてすぐ、みたいなパターンが多かったのが裏付けになるかと思います。
2潮が悪い→エサ釣りと同乗するケースも多いのですが、誰も釣れないケースもあったりします
3道具立て→特にラインが重要で、伸び率が高いラインだと、ジグを上手く制御できず、かつアタリも取りづらいと思います
3は解消できており、それは釣果にも表れているのが、2021年の後半戦でした。
ですので、魚のいる場所に行けば大抵釣れるというステータスにはなっている(はず)だと思います。
まさかの展開
サメを釣り切ったのか、アタリが減ります。
と、その時、気づきました。これは恥ずかしいww
同乗者にバレないように直すため、全力で巻き上げます。ダイワの電動リールを使っているため、巻き上げ速度は「HI」と表示されております。
通常、魚がかかっている時は、早すぎず遅すぎず、適切なテンションをかけ続けて巻き上がるのが深海の釣りです。
理由は、遅すぎると魚が自由になりすぎて不意な動きでフックアウトの可能性が出るため、早すぎるとテンションがかかりすぎて、口切れしやすいため、です。
今回、異変はなかったと思いますので全力巻きです。
そして残りわずかになり、巻き上げスピードが自動的に減速されます。
ここからは手巻き、ジグを見ると横向きになり、いわゆる「エビ」の状況を呈しているように見えます。
「ガイド通し忘れてるし、エビってるし、相当しんどいな。。。」と思ったら。。。
釣れてました。
アタリを感知し、ジグを動かしてフッキングさせたのではありませんが、たまたま釣れてました。
釣った、ではないのがなんとも残念ですが、12回目でなんとかキャッチすることが出来ました。まぐれですが。
恥の上塗りにしかならないような気もしますが、一応、タックルデータを記載しておきますね。
反省と、これから始める方に向けて
相模湾のキハダチャレンジは10回やって1回釣れれば上出来、と言われることがあります。
アカムツはそれ以上にしんどいかもしれません。
が、チャレンジし続けないとそもそも釣れないわけです。
以下、これまでの経験で、人様のお役に立ちそうなことをまとめてみます。皆様のチャレンジが実を結ぶことを心より祈念しております。
道具立て
基本の基本です。重要な順はライン→ロッド→ジグ・フック→リール、だと思います。
ラインはスーパーファイヤーライン、あるいはサンラインPEジガーULTの二択で良いかと思います。
個人的には1.0がベストだと思いますが、慣れの問題もあるかと思いますので、1.0-1.5くらいの範囲内がよろしいと思います。
なぜこの二つかというと、これらは水馴染みが悪く潮の影響を受けづらいため、比較的真っ直ぐ落ちやすいのが理由の一つ。
これにより何が起きるかというと、通常のPEラインでやる場合、潮が早かったりすると水深300mに対して360mラインが出るようなケースが発生しますが、ここがまず抑えられます。
次に伸び率が低いため、ジグの操作がしやすくなります。
つまり、水馴染みが悪い→ラインがあまりでないので感度が高くなる→伸び率が低い→操作がしやすくなる≒フッキングしやすくなる、という図式です。
ロッド
バットが強く、ティップはそれなりにソフトなもののベリーまで曲がり込まないようなロッドが、ジグの操作に適していると思います。エバーグリーンのスロージャーカー、ディープライナーのロジカル、シマノのオシアジガーあたりが良さそうです。ただ、少々値が張るので、最初の一本には、シマノのゲームタイプスローJあたりが良いかと思います。
カワハギロッドなんかは近いと思いますが、強度面で難しそうです。
ジグ・フック
ジグは時期によって変わってくると思いますが、威嚇行動でバイトが発生するときはショートタイプ、捕食行動でバイトが発生するときはセミロング・ロングが有利なようです。
これに関しては「釣った!」と自信を持って言えるまでは考察しても無意味かもしれません。。。
フックに関しては、なるべく細軸で刺さりがよく、軽いものがよいです。シーフロアコントロールのJAMフックライトが今のところのマイベストフックです。
参照:シーフロアコントロール
軽く浮力のあるものの方がよいのですが、そうなると細くなり、伸びてフックアウトしやすくなります。バランスが大事ですね。
リール
誘いをかける水深でジャークのワンピッチが60cm程度になる巻き取り量のリールがいいと思います。
アカムツは特にボトム付近でのバイトが集中する印象です。
今回お伝えした全12回の釣行で、同船者は何匹かアカムツをキャッチしておりましたが、いずれもボトムでのバイト。
縦方向の動きに反応しない魚なのかもしれません。
ボトムから2m程度を丁寧に探っていく釣りになりますので、ピッチ幅のコントロールがしやすいリールがいいと思います。
銘柄はなんでもいいと思います。
時期
これも今後の検証が必要なのですが、スポーニングの時期に当てた方が釣果はあがりそうです。
6-10月とのことで、7月は浅場での釣果が出やすいように思えます。
今年はこの時期にチャレンジして、検証したいと思います。
場所
実績のあるポイントに行くのが何より大事だと思います。
東日本であれば、茨城、福島、山形が魚影の濃さが図抜けているのではないでしょうか。
あるいはポイントを絞りやすい、という条件もあるのかもしれません。
最後に
二回に分けてお伝えしたアカムツが「釣れる」まで。たまたま「釣れた」という結論がなんとも残念ですね。
早く「釣った」を経験し、アカムツゲームの解像度を上げていきたいと思います。
こんな深海ゲームですが、楽しいですよ。
まず道具が無いと何が起きてるのかがさっぱりわかりません。
しかし、道具を揃え、釣れない経験から釣れない理由をあぶり出し潰していき、あるいは釣れた原因を考えその再現性を高めるというのは、スポーツやゲーム同様、上達度合いを自分で感じ取ることが出来ると思います。
なんとなく「釣れた」ではなく、こう考え、こうしたから「釣った」という喜びが、釣りの楽しさの一つではないでしょうか。
まぁ、僕はまぐれで「釣れた」だけなんですけどねw
みなさまの「釣った」が少しでも増えることを祈念しております。ではまた。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。