自粛が明けてから、毎週のようにロックゲームをしておりますANGLERS藤井です。
もちろんマッチザベイトを意識していますが、今回の釣りで改めて実感したことがありますのでマガジンに書こうと思います。
今回の話はソルトルアーに限った話ではなく、どの釣りでも基本となる考え方です。
知らなかった人は是非参考に。
マッチザベイト
魚は常日頃から生きるために命をかけています。
生きるとは死と隣合わせであり、ちょっとしたことが簡単に死につながります。
その結果、少しでも違和感があると警戒して口を使わないことが多く、その警戒心は普段食べていないものほど強くなります。
釣りにはマッチザベイトという言葉があるのを知っていますか?
普段食べているベイト(餌)にルアーを合わせると、魚に警戒されにくくなります。
今回、東伊豆にいつものようにプレジャーボートで出ました。
マッチザベイトはもちろんわかっていたけど、改めて知るきっかけがありました。
ナブラがあるのにルアーを食わない
その日の水温は22.3度、時刻は8時前。
毎年この時期になると、大量のグレが水面を漂いアカハタが水深10mより浅い場所にたくさん出てきます。
ただ、いつもと違うと思ったのはタカサゴがたくさんいること。
通い初めて5年目ですが、大量のタカサゴが水面に湧いているのを見たのは初めてです。
こんなにタカサゴがいるんだと感心していると、その近くでナブラが起きました。
もちろん、すかさずルアーを投げますが、全然釣れません。
ただ、その間もナブラは起きています。
なんで食わないのか。
この写真、わかりにくいですが一面ナブラです。
ただしどこに投げても魚は釣れない。
メインベイトはシラス
そもそも何を食べているのだろう。
そこに何がいるのだろう。
フィッシュイーターは見えても、ベイトが見えません。
ベイトが何かわかりません。
初めはタカサゴかと思っていて、15cmクラスのミノーを投げていましたが釣れません。
次に、ミノーじゃなくキャスティングジグにしてみます。
投げてフォールさせたら食うのではないか。
だけどもこれでも釣れません。
何を食べているかをじっくり見ようと近づいても見えません。
ここで気づきました。
見えないということは、これってシラスじゃないかと思うわけです。
相模湾でマグロを狙っているとよく遭遇するシラスパターン。
大概、いるのに釣れない時はこのパターン。
ベイトがわかれば釣れる
あとは簡単な話で、ルアーをシラスに近づければいいだけです。
マイクロジグやアジングワームをなんとかして飛ばします。
結果、こんな感じ。
ナブラの犯人はサンパク(関東でいうイナダとワラサの中間)でした。
全然釣れなかったのに、ルアーをメインベイトに合わせるだけで簡単に口を使うんですよね。
釣りって面白い。
違和感を与えないように
ルアーをメインベイトに合わせることは本当に重要なこと。
ベイトにあわせると違和感を与えにくくなり、釣れる可能性があがります。
今回、改めて実感しました。
もし、いるのがわかってても釣れなかったり、見に来るけど口を使わない魚がいた場合、その魚が食べているものにルアーを合わせてみましょう。
何を食べているのかがわからない場合は、小さい魚であればスポイトで取ってみたりするのも有効ですし、ハタ系の魚などは釣り上げた直後に餌を吐くこともあるので、吐いたものをチェックしてみましょう。
より魚が釣れるようになると思います。
余談ですが、この日はベイトとともに移動を繰り返していたら、90cm5kgオーバーの大型ヒラメが!!
マッチザベイトを意識して、ベイトとともに移動するといいことあるかもね。