ども、てるぴんです。
さっそくですが皆さん「出会い、アジング編」はご覧いただけましたでしょうか。
タイトルは今つけましたので、見てくれた方も「そんなものは知らん」と言われるかもしれません。
白い目で見つつも推し量っていただけましたら幸いです。まだ見てない、という方はリンクから。ポチッとどうぞ!
今回は第2部「実釣、苦悩編」です。アジングは簡単じゃない、という概念を地で行ってます。まだアジングをやったことがない方、閲覧注意です。
そうでない方はご笑覧ください笑
アジング始動まで
アジングに出会った寒い冬から、アジングはもちろん、釣り自体から離れて久しかった私に一本の連絡が入ります。
「釣り行かへん?」
釣り友からでした。この頃は三寒四温が続く季節の変わり目で、色々釣れるかもしれないと思い承諾しました。
そして昼くらいから釣りをし始めて、シロギスやメゴチなどをポツポツ釣っていました。その後、暗くなってきてから岸際でメバルが釣れ始めました。
型も20cm超えが多く、試しにイソメからジグヘッドとワームに付け替え投げてみるとこれが入れ食いになりました。
釣り方は船の時と同じ、釣れる魚も同じ、サイズも変わりません。それなのにとても興奮したことを覚えています。
「オカッパリでも同じように釣れるのか。」
この時がショアでワームが役に立った最初の経験になりました。
そしてふと思い出しました。
「暖かくなったな。そういえば。」
と。
思い当たることもありましたが、これを機に釣行回数が多くなるということはありませんでした。
曰く“三寒”がなくなってから、ということです。どこまでも寒さに弱くて書いてて恥ずかしい。。
そんな私がようやく重い腰を上げたのは夏を随所に感じ始める6月のことでした。
●入れ食いの活性だと針を飲まれることも多くなりますネ○
痛感する難しさ
「とりあえずそろそろやってみよう。」
そう思いたち最初に訪れたのは自宅から近くの、アジやメバルが釣れることで有名な漁港でした。
サビキで釣っていた場所は、近くにある釣具屋のおばちゃんが「釣れてない」と教えてくれたので避けています。
さて、歩けども探せども釣りをしている人は全くいません。時間は午後10時を回っていました。
「電灯があるところを攻めてみよう」
ネットで探した情報を元に釣りをしてみます。いつ釣れるかとワクワクしていますが、なかなかどうして、投げども巻けども一向に魚は釣れません。
アタリすらない。
じゃあということで岸際に落としてみるとやっとアタリが!
●夏の報せ○
「なんだよハゼかよ。」
今になって思いますが、ハゼをワームで釣るってそれなりに珍しい気がします。
当時の自分よ、餌でしかハゼ釣ったことないでしょ?もっと感動したら?などという今の私の気持ちなぞ知る由もなく、
「最初はこんなもんか。。。」
そう思ったものでした。
それから同じように狙ってもアタリがなくなり、既に日付も変わっていたこともあり、初めてのアジングはあっけなく終了となりました。
時は流れる
それから1か月後、またアジングに出かけます。
次はアジの魚影が濃いと有名な場所です。
今度の場所は人が多い。サビキを投げる人に団子をこねる人、ルアーを遠投している人もいます。どうやらアジだけじゃなく多くの魚が狙えるポイントのようです。
人気の理由はアタリになって返ってきました。
「結 構 引 く ぞ ! や っ ぱ り ア ジ は ハ ゼ と は 違 う ぜ ッ!」
●アジングを彩るお客さんズ○
残念ながらアジではなくムツと、次に釣れたのがカマスでした。
釣って楽しい、食べておいしい魚であることに違いはありませんが、一途な思い(ガンコともいう)は満たされません。
それから改めて情報を集めてみると、少し遠いところでアジの釣果報告が多い場所があることに気がつきました。
「全部同じポイントだよな、これ。」
断片的な情報をたよりに足を運んだのは通年アジが釣れると銘打たれた大きな漁港。
マズメまで時間があるのに人が入る隙間を見つけるのが難しいほどびっしりと人と車が並んでいます。
ここではサビキ釣りをしている人がほとんどのようでした。
「来るのが遅かったか。」
人気のスポットはどこもすぐに埋まります。そのこともブログなどに書かれていて知ってはいたものの、どこかでできるだろうと甘く見ていました。人が入れる隙間はどこにも見当たりません。
「せっかくここまで来たんだし、近くの港でやってみよう。」
Google Mapsで近くの漁港を探し、3kmほど離れた場所に向かいました。着いてみると人はあまりいません。とりあえず出した竿には一向に反応が無いままだんだんと暗くなっていき、ついにはライト無しには歩けなくました。
「近いとこも良いってわけでもないよな。」
そろそろ立ちっぱなしで身体の節々が軋んできたため引き揚げようとしていた時でした。
急に竿先がひったくられ、慌ててアワセてから慎重にやり取りし、魚を海から抜き上げます。
●小指を立てるのは優しさ!○
「・・・また君か。」
そう言いつつ、この時はアタリがあるだけで嬉しかったです。
すっかり日が落ちてからも長い時間何もなく、その間は自分のこれまでの才能や運の無さ、アジングとの相性の悪さを憂うなどマイナス思考にどっぷり浸って辟易としていました。
そこからすくい上げてくれたのがこの小さなムツくんです。獲物に言うのはおかしい話ですが、
「サンキュー。」
リリースの時にはそう口からこぼれていました。困ってる人がいたら、また釣られてやってよ。
この魚との顔合わせの後、帰路につきました。魚は釣れたが、本命じゃない。今まで延々と繰り返して複雑に絡んだ気持ちは、バックラッシュのごとくほどくのが面倒くさいもののように感じられました。
おわりに
2部完。この雰囲気だとアジングって無理ゲーじゃん!と思われるかもしれませんが、実際はそうでもありません。
そのことはまたの機会に筆を譲るとして、次回、完結編です。果たしてアジは釣れるのでしょうか。
やはりオジサン(オニイサン?)には無理なのか?次回全て明らかに!
2部を見た人で釣れると思ってくれる人、いないだろうなぁ(しみじみ)。