みなさん、こんにちわ。オカッパリangler(^^)と申します。
フラットフィッシュを求めて、日々鳥取サーフに繰り出しています。
さて初めての投稿になります。
フラットフィッシュをターゲットにしたサーフゲームにおいて、どのようにポイントを選んでいるかについて話そうと思います。
サーフゲームの醍醐味は目の前に広がる広大なサーフから、ヒラメ、マゴチを始めとする高級魚を引きずり出すところにあると思います。
ただ、同時にサーフゲームはボウズ(釣果無し)が当たり前の我慢の釣りと言われ、私もサーフゲームを始めた頃は何か月もフラットフィッシュに会えない日々が続きました。
しかし最近は、エントリーするポイントさえ押さえることが出来れば、決して難しい釣りではなく、コンスタントに釣果をあげていく事ができると考えています。
今回は、前半は一般的にサーフゲームで好ポイントとされるポイントについて記載し、後半は、私個人のポイントに入るときに心掛けていることを中心にお話させて頂きます。
まずは地図を見よう
私がサーフゲームを始めたころは、近くのサーフに出てとにかくランガンあるのみ!とキャストを繰り返していました。
時間が無限にあって、全てのサーフをランガン出来るのであればそれも良いかもしれません。
ただ、私を含め一般のアングラーの方は一度の釣行で回れるエリアは多くありません。
この限られた時間の中で釣果をあげていくには入念な下準備が必須です。
初めてのエリアに入るときは、まずGoogleマップ等、航空写真を穴があくほど見ましょう。
車を停めるスペースはあるのか、流れ込みやテトラなど障害物はあるのか、そして浜が砂地なのかゴロタなのか、海の色はどうか等など写真で読み取れる情報は全て取得しましょう。
ちなみに私は、車を停めれそうなスペースに既に車が停まっているポイントは、必ず足を運び入念に調査するようにしています。
このようにテトラが入っているサーフでは、海が荒れて地形が変わってしまっても障害物により決まった流れが再発生するため、同じ場所にフラットフィッシュがつきやすいです。
大河川の河口、または流れ込みのある箇所ではプランクトンを追ってベイトが集まりやすく、それを捕食するフィッシュイーターの数も多くなります。
テトラなど障害物の時と同じように、海が荒れて地形がリセットされても大きな影響を受けにくく、安定した好ポイントと言えます。
砂浜からゴロタ浜に変わるエリアもベイトが溜まりやすいこと、またヒラメが姿を潜めるのに好条件なことから、狙い目です。
これは私の経験上ですが、ゴロタ浜にいるヒラメは良型の個体が多いです。
このゴロタ浜も、ストラクチャーや流れ込み同様に海が荒れた後でも地形変化が起きにくく、安定した釣果が望める好ポイントです。
以上3つのポイントは海が荒れた後でも、安定した釣果を見込みやすいポイントであることに加え、遠方からのアングラーも電子地図等を使用して容易に確認出来るため、アングラーの競争率も高い傾向があります。
サーフの地形変化を見つけよう
次は、地図には写らない部分を、実際にサーフに足を運び探って行きましょう。
よく言われることですが、ヒラメやマゴチは【地形に変化がある箇所を好みます。】
離岸流を探せと良く言われるのは、周囲とは異なった流れが発生することで地形に変化が生まれやすいから。
また逆に、地形の変化があるため離岸流が発生しているケースが多いためです。
事実、離岸流にはフラットフィッシュを始めとするフィッシュイーターが潜んでいる事が多いです。
ただ、私のホームグランドとしている日本海のサーフでは、干満の差が小さいため流れが発生しにくく、離岸流自体少ないです。
そのため、波の立ち方などから把握して周りよりも浅くなっている箇所や深くなっている場所を特定して、変化があると思われる場所から探っています。
このような場所は波が立っている箇所だけが浅くなっていることが多いです。
まずは、波が立っている箇所より沖にルアーを着水させ、背になっている箇所をゆっくりとリトリーブさせます。
反応が無い時は、背になっている左右を探っていきます。
背の周りを探るときは、ただリトリーブさせるのではなく、水深が変化する箇所で少し長めのステイやシェイクをいれてやると効果的です。
その他、下の写真のように潮目が出ている箇所も要チェックです。
また、下の画像のように砂浜が続いている波打ち際に、小石が混ざっている箇所、小石まで行かなくても砂質が変化している箇所も、ベイトおよびフィッシュイーターが潜んでいる可能性が高いです。
残された痕跡から
ここまでは自然作用等を手掛かりにポイントを絞り込んでいきましたが、今度は、人為的な痕跡や後天的な要素からポイントを絞り込んでいきましょう。
私もその一人ですが、アングラーの方はフラットフィッシュをキープする際に、海水と魚を入れたナイロン袋を砂に埋めておく事が多いです。
このため、写真のように足跡と砂を掘ったような痕跡が残る箇所は、実績のあるポイントであることが多い為、まずキャストしてみることをお勧めします。
私はこの日、このような痕跡のあった場所で65㎝のヒラメをキャッチしました。
サーフがリセットされていないケースでは、釣果があったポイントに別のヒラメが入ってくる事は珍しい事ではないため、このような痕跡の残るポイントは、かなり有望であると思われます。
実際に釣れていますから。
また、サーフを歩いていると、ベイトが打ち上っている光景に遭遇することがあります。
このような時は、フィッシュイーターが波打ち際まで入り込んでいる可能性が高く、60m程度の範囲を手返し良く引ける20g前後のジグヘッドワームで 打ち上っている箇所を中心に、じっくりと攻めてやると効果的です。
私が心掛けていること
ここまで、一般的なサーフゲームのポイント選びについて書かせて頂きました。
ここからは、私自身がポイントに入るときに気を付けていることを3つ書かせて頂きます。
先行者がいてもガッカリしないこと
上に書いたように、サーフゲームでの好ポイントが絞り込まれてくるとそのような場所は、多くのアングラーが集まります。
自分が入りたかったポイントに既に先行者がいるというケースは多々あります。
落胆してテンションが下がる気持ちもわかりますが、実は先行者がいるメリットも沢山あるのです。
既に先行者がいらっしゃる時は、少し離れた場所で自分もエントリーしつつ先行者の使用しているルアー(種類、大きさ、色)、探られている範囲リトリーブの速度(リールのギア比も影響しますが)等をチェックしておきます。
昨今のサーフゲーム用ルアーは、色や種類も多く、チョイスにより飛距離も大きく異なります。
私もやりたい事は沢山ありますが、限られた時間の中で一人で全てを試せるわけではありません。
先行者の方がいるのであれば、先行者の方に半分試してもらえていると考えています。
釣果が出ていたのであれば、探られていたエリアやルアー等をデータとして残します。
もし釣果が出ていないのであれば、先行者とは異なったアプローチから入れば良いのです。
例えば
先行者:ワームとミノーを主体に探っている。
私:シンペンとジグで、より遠方から探ってみる。また、ワームとミノーを使用する時も、先行者とは別系統の色を試してみる。
こんな感じです。
それでも、釣果があがらなければ、早々に別のポイントに移るのがベターだと考えています。
サーフの混み具合に応じた戦略を
ハイシーズンの週末の早朝は、サーフは多くの人で賑わいます。
そのため、限られたエリアでしかキャスト出来ないような時も多いと思います。
そんな時にはシルエットが大きく、アピールカラーのルアーを何度も投げ続けていると時合いが来ても、魚がスレてしまい口を使ってくれません。
広大なエリアをランガンできる時は、セオリー通り『ハイアピール系のルアーをキャストして反応が無ければ移動するを繰り返す』攻め方が効率的ですが、限られたエリアで長時間粘らなければならない場合、私はセオリーに反して、まずはシルエットが小さいメタルジグから入るようにしています。
写真は私の使用しているスピンビーム(32g)ですが、パイロットルアーとして使用しているため塗装はボロボロです。
ただ、警戒されている時は、このようなルアーの方が釣果が出るときもありますので、みなさんも捨ててしまわないで、ルアーケースに潜めておくと良いですよ。
スピンビーム(32g)は無風状態ではコンスタントに100メートル前後の飛距離が期待できるため、広範囲に調査をすることが出来、またアクションも強すぎず弱すぎずで非常に使いやすいです。
また、私はPEラインは必ず10メートル毎にカラーマーカーのあるものを使用しています。カラーマーカーをもとに、地形の変化があった個所、流れの強弱が確認された箇所等を記録し、次に使用するルアーの選定の目安にしています。
例えば
① サーチ後 ➡ 70mから80mに掛けて深いポイント ➡ シンキングペンシル、メタルジグの2択
② サーチ後 ➡ 40mから50m付近に背を確認 ➡ ワーム、ミノーでスローに誘うアプローチも可
という感じです。
ルアーチェンジのタイミングについてはシルエットやチョイスするカラーにもよりますが、ハイアピール系のルアーは、3回キャストして無反応であれば別のルアーへチェンジしています。
最高のポイントに入ったからと言って場所に固執し過ぎない
私がボウズの日は、このパターンが多いです…。
運よく自分の狙っていたポイントに一番乗りで入れた時など、他の人にポイントを譲りたくない気持ちも手伝って延々とキャストを繰り返してしまいます。
(日本海のサーフでは数少ない、離岸流に遭遇した時に良く陥るパターン)
手に伝わる感触から、いつ釣れてもおかしくない!
このポイントで釣れないはずがない!
と自己暗示がかかるのか、釣果が出なくても、同じ場所でキャストを繰り返してしまうのです(-_-;)
どんなに良いポイントでも、魚がいなければ釣れませんよね…。
活性が上がる時間帯は存在するものの、それ以前に何度もルアーを投げとおしたポイントに拘り続けるのはもったいないです。
最近は、どのような良いポイントでも入る前に時間を決め、その時間になったら別のポイントへ移動するようにしています。
どうしても気になるポイントがあれば、他のポイントを回った後に再度少しやってみるようにしています。
サーフは常に最良のポイントが変わる
ここまでサーフゲームのポイントについて記載して参りましたが、サーフは常に同じポイントが最良のポイントとは限りません。
例えば、大雨が降った後や雪が降った後の河川および流れ込みポイントは濁りが酷く、水温が安定しないことが多いです。
シーバスならともかく、フラットフィッシュを狙うには厳しい状況になります。
また、荒天の後のサーフは2、3日濁りが続きフラットフィッシュには不向きです。
ただ、ゴロタ石やテトラが埋め込んである海岸では、濁りの収束も早くサーフゲームが成立しやすいです。
日々の地形の変化だけでなく、季節や天候によってもサーフゲームのポイントは変化していきます。
様々な状況を分析し、その時にベストなポイントを導きだしていく事がコンスタントに釣果をあげる一番の近道であり、サーフゲームの醍醐味であると感じています。
竿が振れない日でもサーフに足を運び、波を眺めながら海底に想いを馳せるだけでも、新たな沢山の発見はあると私は思います。
フラットフィッシュをターゲットとしたサーフゲームにハマっています🎣
通勤時間前後を利用した短時間勝負が多いですが、少しの時間でもサーフで竿が振れるだけで幸せです(^^♪
ヒラメは、いつも釣れるとは限らない魚ですが、一枚でも多くのヒラメと出逢えるよう、日々試行錯誤中です🐡