ロッドに引き続き、中古リールについてもまとめてみました。
中古ロッドを買うときの注意点に関してはこちらを確認してください。
ちなみに今回も結論から言うと中古リールは買うべきではありません。
どうしても買わないといけないときの注意点を書いています。
特に海水で使った形跡があるかどうかだけは、注意して確認してください。
中古で買うべきではない
何度も言いますが、そもそもリールを中古で買うべきではありません。
人の手に渡った時点でどうなっているのかわからないからです。
以前に、中古で買ったリールを分解してみたら、ベアリングが入っていないものがありました。
そう、ベアリングを抜かれていたんです。
見た目や状態は新品同様だったんですがね。
もちろん保証も聞きませんし、自分でベアリングを買って入れるしかありません。
中古とはそういうことです。
そういうことがあっても納得するしかないのです。
ラインを巻かれていると気づきにくいですが、もしかしたらスプール自体も交換されているかもしれません。
分解してみないと中身ってわからないんです。
どうしても買う場合
ただ、リールも限定品だったり廃盤だったりすると買わないといけない場合があります。
今回はそんなときのために、最低限ここだけは見ておけという内容を記載します。
僕も過去何回も購入したことがあります。
ダイワのミリオネアとか。
村上晴彦さんの凛牙SSSとかね。
ダイワさん、ミリオネア復活してくれないかな。
確認すべき点
それではベイトリールについて最低限、確認すべき点を説明します。
ドラグは回るか、効くか
スタードラグがスムーズに回るか確認しましょう。
またスタードラグを緩めてスプールがまわるかも確認します。
緩めてもスプールからラインが出ない場合があります。
少しでも違和感あれば買わない方がいいです!
メカニカルブレーキが回るか
ブレーキ関連は塩の影響を受けやすいので、しっかりと回るかどうか確認しましょう。
また外せるなら、メカニカルのキャップを外し中を確認しグリスの有無を確認しましょう。
グリスがしっかりついていれば、及第点です。
ちなみに以前買ったリールはメカニカルブレーキのところに砂が入っていました。
ブレーキはしっかり効いていましたが、キャップを回すとジャリジャリと音が。
しっかりと確認した方が無難です。
マグネットブレーキ(遠心ブレーキ)の調整は問題なくできるか
調整ダイヤルがしっかり回れば最低ラインはクリアです。
過去に買ったものでダイヤルが錆びて固着しているものがありました。
そんなものは論外です。
ハンドルのゴリ感、ジャリ感
個体差はありますが、新品は基本ハンドルを回した時に滑らかにスプールが回ります。
中古だと、引っかかる感じがあったりして滑らかに回らないことがあります。
ゴリ感がきついとオーバーホールしないと使わないほうがいいです。
オーバーホールも開けてみないとわかりませんが、ギア交換とかなると高くつきます。
ハンドルノブの回転
ベイトリールは大概2つのノブがありますが、ノブがしっかりと回るかどうかをチェックしましょう。
片方だけ回りにくかったりする場合は、サビが発生していたりゴミが入っていたりしている可能性があります。
スプールに傷がないかどうか
本体は大丈夫でもスプールに傷がついている場合があります。
特にエッジと言われる端に傷がつきやすいです。
スプールエッジに傷があるとキャスト時などに、最悪ラインが切れたりします。
今のスプールは、スプールだけで10,000円以上するものも珍しくありません。
ノブの汚れやオイル切れなんかは自分でできますが、スプールの傷は交換しかありません。
かなり高くつくものなのでスプールに傷があれば絶対に買わないほうが良いです。
下の写真は外してしまってますが、中古を買う前に外すことって難しいです。
そんなときはスプールエッジを軽く指でなぞったり、目視するだけで傷がある場合はわかると思います。
クラッチの重さ
クラッチを押したときに異常に硬い場合があります。
クラッチの変形やサビがあると硬くなったり固着したりします。
何度もクラッチをきってみてスムーズにきれるのかをチェックしましょう。
レベルワインドのチェック
多くのリールはレベルワインドという、ラインをスプールに均等に巻くような仕組みがあります。
その制御をしている場所はグリスが塗られていることが多くスムーズに移動できるようになっています。
ソルトで使用しているものは水で洗うときにここのグリスが落ちていてついていないものがあります。
一概に言い切れませんが、グリスがついていればメンテをしている人が所有していたかソルトでの使用がない、もしくは使用回数が少ない可能性があります。
もちろんしっかりとレベルワインドが連動していてスムーズなことは最低条件です。
最低限のことをまとめてみた
ここに書いた内容は最低限のチェック方法です。
できるならサイドカバーやスプールだけでも取り外して確認したいところです。
スプールシャフトの変形だったり、ベアリングの確認等は外せばできるところも増えます。
しかし、中古のお店で分解させてもらえるところってあまりないのではないでしょうか。
どうしても買いたいものがある場合は、参考にしてみてください。
買うことはオススメしませんけどね!