こんにちは、ANGLERS藤井です。
僕は30年以上釣りをしてきて今まで100本以上のロッドを買いました。
その中のいくつかは中古で買っています。
ほしいロッドがすでに販売していなかったとき、また新古品で格安で売っていたりするとどうしても買ってしまいます。
中古ロッドを買うときに少しでもアドバイスになればと思います。
中古ロッドは買うな
初めから結論でもあり、大前提を否定するような入り方ですが、絶対に新品で買いましょう。
一度人の手に渡ったものは保証がなく、また見た目でわからないことも多々あります。
その商品を買ってどうなろうが後悔しない人なら良いですが、後悔する可能性が少しでもあるなら基本的に買わないほうがいいです。
僕が中古で買うロッドは
- 販売中止、生産中止のもの
- 思い出のあるもの
- 釣りに使わない
- どんなことがあっても後悔しない
になります。
特に思い出のあるものや釣りに使わないものはコレクターとして買う感じですね。
釣りには使わず、家にストックしてあります。
注意すべき点
ここまで記載したことが前提で、それでも買いたいときに注意すべき点を記載します。
また以下に示すのは原則、自分で触れる環境にないとできません。
ネットオークション等で買うと相手の言うことがすべてなので、やめたほうがいいです。
クラック
前回の話で、ガイドの話をしました。
ガイドはエポキシという接着剤でとめるのですが、このエポキシは次第に割れてきます。
エポキシが割れている状態のことをクラックと言います。
ロッドではなく、ガイドをとめるための接着剤が割れるのでガイドをつけ直せば問題ないのですが、クラックをほったらかしにしておくとガイドが外れたり、結果的にロッドの損傷に繋がります。
よってクラックが発生しているロッドを買うとガイド交換前提になります。
つまり買わない方が良いです。
ガイドサビ
こちらも前回話したようにガイドを構成するフレームは主にステンレスかチタンです。
このフレームの部分にサビが発生していたら、ガイドは交換した方がいいです。
よって、そのロッドはガイド交換分高くつきますね。
結果、新品の方が安かったりしません?
リング割れ
はい、こちらも前回話した内容です。
ガイドを構成するもうひとつの部品、リング。
こちら割れていませんか?
リングが割れているとそこを通るラインが切れますので、釣りになりません。
よって、ガイドの交換になります。
リングの割れは触ってみれば簡単にわかりますよ。
穂先詰め
調べるときに元ガイドとかは重点的に調べて、問題ないと判断したものが
実は穂先が一度折れてるものだった、とかよくあります。
そのロッドのトップガイドが他のガイドと同じものかどうかを調べましょう。
もしくはロッドに記載のある長さと同じ長さなのかを調べましょう。
買った後に、少し短かかったなんてもう涙が出ます。(出ないけど)
そのロッド、一度折れてるかもしれませんよ。
ブランクスに傷
あえて書かなかったことですが、そもそもブランクス本体に傷があるものはもってのほかです。
ロッドは全体で魚の抵抗を吸収します。
傷があればその場所から簡単に折れますよ。
絶対に買ってはダメです。
生き別れた弟の形見だったロッドが売られていた状況であれば買ってもいいです。
それぐらいありえない。
その他の見るべき点
その他にもグリップの部分のEVAのテカリ具合や、エンドキャップがあるかどうかなどみるべきところはたくさんあります。
何度も言いますよ。基本中古は買わないように。
買うなら自分の手元で前述した内容を確認して、最悪なにかあっても後悔しないのなら買いましょう。
特に遠征や持ち運びが多いロッドは、新品に見えても一度人の手に渡ったものは、目に見えない傷があったりして一瞬で折れることがあります。
つまり、新品で購入しましょう。