カエスさんとも年内にイベントを行いたいんですがね、このご時世で簡単にイベントを行えるような感じでもなく。
ただ、もちろんアングラーズとカエスさんとの連絡はまめに取っておりまして、今回紹介する新製品のキリカケも手に入れることができました。
このワームの名前の由来でもあり最大の特徴でもあるキリカケテール。
この部分を説明するとともに、このワームが釣れる理由を考えてみました。
そもそもカエスとは
カエスについて軽く説明すると、大阪にあるブラックバス用ルアーを主に作られているルアーメーカーです。
テストフィールドは琵琶湖ですが、最近は琵琶湖で使えることはもちろんのこと、全国のフィールドでも使えるようなルアーの開発を行っている印象があります。
特に房総エリアに力を入れてるみたいですよ。
また、有名なルアーだと、イサナ、KRK205、コテツ、タイニーマサムネでしょうか。
ちなみにKRK205は諸事情があり以前の名前と変わっていますが、中身は全く同じです。
ANGLERSでも何度かイベントを行わせてもらっており、昨年行ったカエスの全イベントに参加いただいた方の中で、カエス賞に該当された方は2020年のカエスの新製品をすべてもらえる権利を獲得しています。
今回のキリカケも送られてくるかと思いますよ。
キリカケとは
2020年9月発売予定のカエスのストレートワームです。
とりあえずは、ホームページの内容と動画を。
とりあえず、上の動画見とこ!!
カラーは現時点で10種類ありますね。
僕が手に入れたのは、#01ミミズと#09キャンディシュリンプの2つです。
キリカケ最大の特徴
それでは、触ってみて思った個人的な意見を書きましょうか。
まさにすべては、この部分でしょう。
そう、キリカケのキリカケテールです。
この部分が、なぜ魚に効くのかを僕なりに考察してみたいと思います。
(※書いていて説明が下手すぎて『こいつ何いってんだ?感』があるかと思いますが、必要なのは理解しようとする君の気持ちである!と事前に言っておこう。)
キリカケテールの前に、まずは僕の一般的なルアーに対しての見解から。
『多くの魚はルアーをルアー(もしくは大きな違和感がある)だとわかっている』と思います。
魚の動き方を見ているとルアーに対して警戒心を持っている魚は少なくありません。
完全に無視するような魚は別ですが、ルアーを見に来るような魚は、今すでに葛藤している状態だと思います。
バスの心情としては、
『これはなんだろう?』
『ルアーだと思うけどもしかしたら違うかも』
こんな気持ちになっているのだと思います。
ではルアーだとわかっているものに、なぜ口を使おうと思うのか。
それは口を使うきっかけがあるからです。
そのきっかけの1つに間接的な動きがあり、この間接的な要素があるルアーは、魚が口を使ってしまうのだと思います。
直接的な動き
まずは直接的な動きから説明します。
ロッドワークでルアーを動かせば、そのままルアーも動きますよね。
これは意図した動きで、自分がロッドでルアーを引っ張っていますから簡単にイメージできます。
例えば、ミノーを巻いたときにリップが水抵抗を受けて左右にウォブリングアクションをする。
これは単調な動きであり、簡単にイメージできますよね。
また、ルアーを投げた本人も動かしているとわかっています。
このような一般的なルアーの動かし方を直接的な動きと言うとしましょう。
では、間接的な動きとは何でしょうか。
関節的な動き
一番わかりやすいのがラバージグだと思います。
ラバージグって、こちらが本体を動かした後でも長い間ラバーは動いていますよね。
なんなら水流がある場所ならラバーはずっと動いているかもしれません。
僕の言う間接的な動きとは、(きっかけは釣り人がロッドワークで動かしたものではあるが)半自動的に動くものです。
こちらの意思とは無関係な動きだと言っても良いかもしれません。
ラバージグが強い理由ってここにあると思っています。
大体のルアーは本体全体が動かないと動けないのに、ラバージグは本体は動かずにラバーのみで動かすことができる。
これこそ違和感を極力失くす動きであり、この動きはより生き物に見えるものだと思います。
最大の特徴が間接的な動き
ルアーというのは動かしたら、ルアーに人間の意思が伝わります。
結果、魚に人間の意志(違和感)が伝わります。
そうなると魚は口を使うのを躊躇います。
違和感なければ躊躇うこともなく口を使います。
では、それに比べて間接的な動きはどうでしょうか。
多少は人間の意志も伝わるかもしれませんが、本人の意志とは違う動きになっていると思います。
そもそも意思のとおりに動かすことができませんから。
では本題に戻りましょう。
このキリカケ部分はその関節的な動きを誘発させる効果があります。
本体を動かして1テンポ遅れてキリカケのキリカケテールが動きます。
動きのイメージは、裂け目が閉じたり開いたりでしょう。
これを繰り返します。
使ってる本人の意思とは無関係に。
この動きこそ、魚に違和感を与えにくい動きであり、より自然な動きに近いと言えます。
(※説明が下手すぎて伝わっているのかが不安ですが、要するに殺気を伝えないことができるということです)
イチオシはネコ
動画にもあるように、キリカケテールの可動域が大きい動かし方の方がよりアピールができます。
しっかりとテール部分が水を受け可動すれば、ナチュラルに広範囲に影響を与えます。
となると、やはり一番効果を発揮するのはネコリグかなと思いますね。
また、一般的なストレートワームより、より放置プレイが効くのかなと思います。
水流等でテールが勝手に動きますから。
このマガジンを読んでいる時点でもう発売されていると思います、気になる方は是非チェックしてみてください。