こんにちわ、ANGLERS藤井です。
まずはじめに今回の【ライン】の話は1回で説明できないぐらいの容量を持っていますので全部で何回になるのかわかりません。
よって今回は触りだけ話します。そのぐらい奥が深くて、少しややこしい話です。
ちなみにラインの規格等はメーカーによっても変わる話なので、頭の片隅にでも置いてください。
ラインの表示方法
2020/5月現在、ラインには多くの種類があります。
一昔前は、ナイロンラインとフロロラインが主流でしたが、PEラインやエステルラインなどが開発されてから用途に合わせて使用できるようになりました。
ブラックバスをメインに釣っていたときは主にフロロラインとPEラインを使っていて、ナイロンはトップ系にしか使っていませんでした。
今は9割9分PEラインを使用しています。
渓流だろうがハタゲームだろうがGTだろうが、すべてPEです。
そのぐらいPEばかり使用していますが、そのラインには強度というものがあります。
その強さの表現の仕方が何種類かあるため、その話からします。
号(ごう)
PEラインの強さの表現では一般的に号で表現することが多いです。
0.5号とか0.6号、1号だったり2号だったり。
号とは実際は強さの表現ではなく、ラインの直径の表現方法です。
詳しくは下の図を御覧ください。
例えば、1号ならばラインの断面図における直径は0.165mm、6号なら0.405mmの太さになります。
号数が大きくなればもちろん太くなるわけで、結果として切れにくくなるためラインの強さの言い方を号数で表現することが多いです。
例えば、僕の渓流タックルは0.5号が基本です。GTは6号から8号。ショアジギは1.5号から2号なんかを使っています。
lb(ポンド)
フロロラインを使用していたときは、lb(ポンド)をメインに使用していました。
ベイトリールで巻くときは12lb、テキサス打つときは16か20lbという具合に。
ただね、このlb(ポンド)は号数と違いまして強度になります。
この強度は、指定の重さ、までは切れないのではなく、この重さに達すると必ず切れるらしいです。
らしいですというのは、すべてを検証したわけではありませんので、このような言い方しかできません。
そもそも表示が違う
号数とlb(ポンド)の表示でわかってもらったかと思いますが、そもそも考え方が違います。
号数表記に関しては、ラインの太さのことを言っているのに対して、lb表記に関しては耐えれない重さを表示しています。
つまりは、それぞれ基準にしていることが違うということ。
これは僕の主観にはなりますが、釣り人はPEラインは号数で話す傾向にあります。
フロロラインやナイロンラインについては、lb(ポンド)で話す傾向にあります。
実際は全然違う考え方の話ではありますが、それで通じてしまうのはlb(ポンド)には大体の標準直径が存在していて、おおよその目安になる太さがあるからです。
1号=4lb?
今回の話、ここが厄介なんですよ。
先程も話しましたが、号数とlb(ポンド)の表示は、全然考え方が違うと話しましたよね。
つまり、この2つを同じ土俵で話さないほうが良いと思うんです。
だがしかし、lb(ポンド)については標準の太さが指定されていると話しました。
つまり、ある程度の太さでイコールで結べるのではないかと。
これが、1号=4lbなんです。
僕は20年ほど前、この内容で覚えました。
1号=4lb、2号=8lb、5号=20lb、10号=40lbだと。
これは、20年前のほぼナイロンがメインのときの話。
そもそもPEなんてなかったですしね。
1号≠4lb?
1号って4lbではないの?
答えは『4lbのものもあれば、4lbではないものもある。』が正解になります。
まず大前提としてこの話は、ナイロンラインやフロロラインでの話です。
メーカーさんの努力のおかげで1号の太さで4lb以上の強度を持つものがたくさん出回るようになりました。
よって、『4lbのものもあれば、4lbではないものもある。』という言い方になりました。
最後になりますが、すべてのラインにおいて1号=4lbではありませんが、おおよその話で1号=4lbで覚えておいて問題ないと思います。
もし商品を購入する際に、1号で4lb以上であれば、そのラインは強いなと思えばいいし、1号で3lbしかない場合は他に素晴らしいメリットがあるはずです。(たぶん)
ラインを買う際に、少し知識を知っておくと自分の好きなラインに巡り合う可能性があがると思いますよ。
ちなみに、余談ですがPEラインに至っては全くイコールになりません。
もちろん製品によりますが6号で100lb近くあります。
1号4lb計算だと、6号は24lbのはずですよね。
PEラインの強度って本当にすごいと思います。