どうもこんにちわ、t.onumaです。オフショアゲームを本格的に始めて4年目のまだまだ駆け出しな釣りびとです。なかなかうまくなりません!
現在は主にルアーで、東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインに、年に何回かは遠征に出かけたりする釣り人生を過ごしています。
今回も、初心者が、とりわけ船に乗るのすら初めてというくらいウブな方がわかりやすいよう、オフショアでの釣りについて説明していきます。
前回は「そもそも船釣りってどんななの?」の入り口の入り口というか、家で言えば玄関の前の門、くらいの編でした。今回は、実際に船に乗って釣りをするにあたり注意すべき点についてお話しして行こうと思います。
乗船について
大抵の船は、乗船時には水の上に浮かんでいます。桟橋から乗ったり、ハシゴを降りて乗船したりと、船に至る道は様々ですが、水の上に浮かんでいます。ですので、乗り込む際に揺れます。当たり前ですが。
桟橋の先に係留されています。
ゆえに、乗り込む際は慎重に、月への第一歩を踏み出すように、そっと行くのが得策です。その際、効き足で乗り込んだほうがいいと思います。当たり前の話かもですが、乗り込む際に軸足で蹴ったほうが勢いをつけて乗り込みやすいと思うからです。
また、その時のお履物がサンダルだったりすると危ういので、効き足にしっかりと体重をかけ、滑ったり踏み外したりしないよう、目視しながら、近くに掴まるものがあればそれを掴んで乗るのがよろしいかと思います。
また、多分、荷物があるでしょうから、無理のない範囲で持ち、持ちきれない重さのものは同船者の協力を仰いだりして、数回に分けて積み込むのがベターです。その際、器物の破損にはくれぐれもご注意ください。ロッドとか、手荷物の何かがぶっ壊れる事故は、結構な割合で乗下船の際に発生していると思います。
おろされる船。揺れない、足場のいいところで事前に荷物を積み込める場合もあるにはある
移動中の船上での過ごし方
釣りものや港にもよりますが、大抵15分〜程度は移動します。場所によっては3時間とか、俄かに信じ難い長時間の移動もあります。
移動中、まず気をつけたほうがいいのが、波を被らないことでしょうか。そこそこ波風があると、左右どちらかの弦にはしぶきが襲いかかります。一浴びしてから被らないほうに行けばいい話でもあるとは思いますが、どうしても濡れたくなければ事前に船長に聞いておくのがベターです。
風向きと船の進行方向で、どちら側が被るかは、大抵予測できるものです。
また、移動中は原則動かない方がいいです。船の前側(みよし)後ろ側(とも)で、また左右で重量配分がなされた上での移動が大半かと思います。小さい船ほど人の動きの影響を受けやすいですし、揺れて危ないので、なるべくじっとしておきましょう。まぁ、大した距離でないのならいいかもしれませんけど。
移動中は、座っていることが多いと思います。場所によっては硬質な面に座らざるを得なかったりします。穏やかであれば少しの我慢かもしれませんが、ガッタンガッタン揺れるような場合は尾骶骨を負傷したりするかもしれないですよね。なので、クッションを持ち込んでおくと不快ではないものの快適でもない、程度に堪えることが出来ると思います。貸してくれるところもありますけどね。
また、持ち込む荷物ですが、なるべく少ないのが得策。クーラーボックス、道具箱、お財布や衣類等の身の回り品のカバン、と大抵三つにはなると思いますが、工夫を凝らしてコンパクトにまとめたいものです。
事情が許すのであれば、クーラーボックスに全部まとめるか、クーラーボックスは陸に置いておいて、釣れたら陸上でクーラーボックスに詰める、とかすると船上のスペース確保はしやすいかと思います。
通路は空けておきましょう。複数人で乗ることでしょうから、船上の移動経路の妨害はしないように心がけるのが肝要かと思います。
船上での種々の注意点および技術論
少々揺られて目的地に着いたとします。そして到着はしたものの、たどり着いたら天気晴朗なれども波高し、みたいな状況だったとします。
この場合、初心者だろうと熟練者だろうと、大変です。何が大変かというと、波で船が揺れるわけですので、揺れながら何かをするのが大変なのです。
ここで、慣れている人とそうでない人で違いが出てくると思います。違いが出てくるポイントについて、いくつか見てみたいと思います。
大前提:危険なことはしない
まだ見たことはないですが、海に転落する人もいるみたいですね。知人で転落経験を持つ人は、船べりに腰掛けていたら揺れて転落したらしいです。危ないし迂闊極まりないですねw
破線の部分が俗に言う「船べり」。海を背にするのは危険ですね。
なので、危なそうなことはしない、危ないと思ったらすぐ避難、です。常に海を視界に入れておいて、海況の変化を見ていないと危ないと思います。上記の人、完全に海に背を向けていたので、そりゃ落ちてもしゃーなしやね、と思ってしまいます。
中前提:無理はしない
不意の揺れは仕方ないのですが、そうした揺れに対して、踏ん張って堪えようとしても疲れるだけです。大きな揺れが来たら、何かに掴まる、座る等でしのぐのがベターです。
座るのは簡単ですが、何かに掴まるとかなんらかの方法で身体を支えるのはいくつか注意点があると思います。まず、何かに掴まる際に、これまた当たり前なのですが、それが掴まっていいものかどうかを判断しなければなりません。
あり得るケースとして、胴の間(船の真ん中)付近にいたら急な揺れが発生、何かにつかまりたい、目に入ってきたのが以下。
a.ロッドケースやそこに立てかけられているロッドあるいはタモ網
b.船室のドア
c.船べりやレール
さて、どれに掴まりましょうか。
a.でロッドに掴まっちゃったら折れるかもしれませんね。タモも同様。ロッドケースはありかもしれませんが、たまに壊れている時もあるので要注意です。
b.はきちんとしまっているドアであれば安心だと思います。
c.について、船べりは結構論外というか、目線の方向に船が傾いたらそのまま転落しそうです。レールはたまに壊れている時がある、例えばパイプ同士を連結している部分が外れているような場合、そんなこともあるかもなので要注意です。
なので、掴まるのであれば、なるべく頑丈そうで、船の中心にあるもの、です。船の中心にあるもの、が難しそうであれば、頑丈そうなものを探すのが得策です。
小技について
事故なく帰って来ることが出来れば、それはめでたきことではあるものの、釣れてないと辛そして釣るにあたって、座りっぱなしであれば楽でしょうけれど、立ってやらないといけないような場合もあったりします。その場合の小技について見てみます。
a.支える・預ける
揺れと同調しているとそれほど力はいらないのですが、海方面に傾く場合、揺れに同調したままだと転落しかねません。それを防ぐためには居場所が一番重要なのですが、例えば膝を船べりに当てる、靴をどこかにひっかけて身体を軽く固定する、背中を船体に預けてしまった上でバランスをとる、等々小技を効かせると楽になります。
こういう感じで、船べりに膝を当てて船の動きに合わせると快適
基本、揺れに対しては同調する方向で、揺れの逆方向に急に強い力をかけないように動きの出力を調整するのがよろしいかと思います。
b.掴まる・固定する
これまた場所が重要ですが、レールやパイプ、その他船体の近くであれば掴まるポイントが多くやりやすいと思います。
また、これはやったことがないのですが、近くの重たいクーラーボックスや、船体にロープの一方をもう一方を自身にくくりつけておけば転落の危機からはだいぶ解放されそうです。やってる人は見たことありませんけれど!
おわりに
またまた長くなりました。そしてまたまた総論的なぼんやりした話ですね。次こそは具体的な話にしようと思います。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。