どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目のまだまだ駆け出しな釣りびとです。そしてだいぶへたくそだったりします。
現在は主にルアーで、東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインに、年に何回かは遠征に出かけたりする釣り人生を過ごしています。。
今回はオフショアの釣りについて、まずはオフショアとはなんぞや?ですとか、その魅力やハードルといった、始めたばかりの頃に自身が気になっていたことについて説明してみます。
どうぞよろしくお願いします。
オフショアゲームとは?
オフショアゲームとは、言葉通り、ショア(岸)から離れた釣りのことです。端的に言えば船釣りです。
特徴としては、船に乗り海の上でする釣りとなるため、おかっぱりでは得ることのできない移動の自由を得ることができます。ただ、そうは言っても、場所によっては水深が酷く浅かったり、空港や発電所のそばなどの立ち入り禁止区域があったりと、少々制限はあります。そうした例外を除けば、概ね思うままに、好きな場所で釣りをすることが出来ます。
また、フレッシュウォーター、ソルトウォーターのどちらでも、その水域あるいは海域に居る魚全てをターゲットにして釣りをすることが出来ます。
もちろん、上述の物理的な制限に加え、道具やルアー・エサの別によっても、多少の制限は発生しますが、ショアでは無理なことも、オフショアであれば実現できる可能性が出てきます。
海から見る景色は見慣れた場所でも新鮮に映ります。それほどコストをかけずに日常から離れた小旅行あるいは小冒険を楽しめるのがオフショアゲームの特徴だと思います。
オフショアゲームの魅力
オフショアゲームの最大の魅力は、新しい何かと数多く出会えることだと思います。
ただし、例えばブラックバスという一種類の魚や、特定のルアーとタックルのみで成立するような限定された釣法に惚れ込んでいる方には魅力とはならないかもしれません。
しかしながら、場所や釣り方といった種々の制約条件を取り払うことで、多くの可能性に巡り会うことが出来ると思います。その可能性の延長線上にある、これまでにない出会い、自然や魚との出会いもそうですし、それまで見たことのなかった景色といった自分を取り巻く世界とも、釣り方やその釣行で感じたことや気づいたことなど、自身の内なる世界にある感情とも新たに出会えること、これが最大の魅力であると思います。
一方で、もちろん困ったこともあります。次項ではよく聞くハードルについて考えてみます。
スルメイカ、だと思ったらカギイカという深海イカとの新しい出会い。正直、とても不味かったです
オフショアゲームのハードルその1船酔い
何事においても、新しいチャレンジには困難がつきものだと思います。しかし、その困難を乗り越えた先には、時として何事にも代え難い喜びを伴う未知の体験に巡り会えます。オフショアの釣りも同様かと個人的には思っています。
未体験ゾーンでの遊びとなるオフショアでの釣りの困難さはいくつかありますが、まずは初心者がぶつかりやすいハードルについて見てみます。
まず、船酔いかと思います。船、と聞いた時点で拒否感を感じる人もおられるのではないでしょうか。個人的な話ですが、船釣りをやったことがない人を10人誘うと、3人くらいからは「船酔いするのでダメ」という返事が来ます。
そうした方々の中には身体的な構造上、宿命的に酔ってしまう方もおられるでしょうから無理強いは出来ないのですが、対策次第で少しはマシになると思います。
そもそも船酔いとは、船の揺れによる身体からの情報や、不規則な加速・原則の反復から受ける耳と目からの情報などにより、脳が混乱することで発生するようです。他にも嗅覚からの不快感や、普段のストレスも発生のトリガーとなるようです。症状としては、めまいや吐き気などが発生します。以下、経験則ですが、船酔い回避のためのポイントを列挙します。
a)睡眠を十分にとる
脳の疲れが一番の船酔いの原因となるようです。その疲労は睡眠でしか解消できないようです。なので、しっかり寝て、脳を休ませることが重要だと思います。寝不足で船酔いになってしまうと、自身が辛いばかりでなく、同船者にも迷惑をかけることにもなりかねませんので、早めの就寝が肝要です。
b)きちんとした食事をとる
前日あるいは当日に、脂っこいものや匂いの強いものを食べると、嗅覚が過敏になり、船酔いのトリガーが引かれやすいように思えます。かといって空腹もよくないようで、さっぱりしたものをきちんと食べるのが一番のようです。また、深酒も船酔いトリガーの一つです。同じ「酔い」なので誘引しやすいようです。二日酔いで来られる方は、まぁまぁの確率で船酔いされていると思います。
c)酔い止めを飲む
アネロン等、市販の薬で良いと思いますが、出来れば前日の就寝前の食後に服用し、乗船前でも乗船後でも結構だと思いますが、食事の後にもう一度服用するのが万全の対策だと思います。また、発症してから服用することでも多少の効果はあるようです。
https://www.ssp.co.jp/product/all/annys/
僕自身、ほぼ船酔いはしたことがなく、説得力に欠ける気はします。ただ、年に何回かは少し具合が悪くなりそうになり、そうした時は大抵寝不足だったりします。上記対策で船酔いの症状は軽減されている方が多いようですので、参考にしてみてください。
オフショアゲームのハードルその2コスト
これもハードルの一つかと思います。普段、おかっぱりがメインの方であれば船代は釈然としないかと思います。僕自身、バス釣りに関しては「なんで陸から釣れるのにわざわざ船に乗るの?」そう思いますw
とは言うものの、オフショアならではの利点もありますので、コストパフォーマンスを考え納得が行くのであれば、オフショアにチャレンジするのが良いと思います。かけたコスト以上のリターンがあると思います。
そして本論のオフショアの釣りでのコストですが、大きく道具と旅費の二つに分かれるかと思います。イニシャルコストとランニングコストと言ってもいいかもしれません。それぞれ見ていきます。
a)道具
道具ですが、ロッド、リール、ライン、仕掛け(ルアー、エサ、その他)あたりは当然として、ライフジャケットが船ならではの装備として必要になります。ただ、これらは全てレンタルすることも出来ると思います。かかるコストとしては一回あたりロッド等の釣り道具で1,000-2,000円程度、ライフジャケットは無料だったり有料だったりとバラツキがあります。
実際に買うとなると、それこそ千差万別ですが、近海で普段食べ慣れているような魚を釣る場合、それほどこだわらなければロッド、リール、ラインなどは10,000円前後で全て揃えることが出来ると思います。もちろん、既に持っている道具の流用も可能です。既存の持ち物を使う場合は塩によるサビに注意が必要になります。
使用後は水洗いして潮を落としたいものです
また、波を被ったり、船上は水が流れっぱなしだったりもするので、かっぱ、長靴等の防水衣料や、あるいは濡れても大丈夫なサンダルや水着に近いような濡れるための装備、着替えなども必需品かと思います。加えて最近であれば電子機器もあるでしょうから、それらの防水対策も念頭においたほうがいいと思います。スマートフォンのケーブルの端子なんかはちょっと潮を被っただけで使用不能になることもあります。
道具そのもの、ルアーのような高価な消耗品もどうにかならないものでしょうかね
b)旅費
次に旅費です。乗船料と移動費用ですね。乗船料は、釣りものに関わらず1日で15,000円前後のところが多いと思います。乗船者が多く、オペレーションや仕入れ(エサ、燃料費等)が効率化されているところであれば10,000円前後まで乗船料は下がると思います。また、半日船(午前船・午後船)で時間が短い分安くなったり、女性・子供料金があったりとバリエーションがあります。
これに加えて電車や高速料金などの移動費用がかかります。レンタルではなく、自前の道具で行くのであればどうしても車を利用することになるかと思います。その場合、自由に使える車がないのであれば、カーシェアの料金などが追加されるので、一回の釣行で概ね10,000円程度は追加となる算段かと思います。船と合わせて、20,000円前後、というところでしょうか。おかっぱり釣行に船代がチャージされてしまう予算設定ですね。
主要高速道路が未整備な地域のローカルな有料道路の計算は難しい
オフショアゲームのハードルその3同船者とのトラブル
そのほか、いくつかハードルはあると思いますが、割と対処のしようがないことが多い気もしますw
例えば、よく聞くのが、集合時間が早い(←早起き頑張れよ)、拘束時間が長い(←しかたないじゃんw頑張れよ)、乗り合い船だと船長含め同船者とのトラブルが多い(←これも仕方ないけど頑張れよ、それかチャーターにしよう)、あたりでしょうか。
この中で、乗り合い船のトラブル、これだけは本当に運というか、仕方がないかもしれません。特に他の乗船者とのトラブルです。そもそも、人間としてのマナーがなってない人がなぜか乗合船では目立つ気がします。例えば平気で海にゴミを捨てたり、おまつりの際に無断でこちらの仕掛けを切ったりと、周囲の迷惑を考えないような人間性を疑わざるを得ない行動であったり、コミュニケーションの仕方であったりと、危険は多いものです。
また、船長の問題もあるかと思います。ソリが合わなかったり、客商売である以前に社会人としてコミュニケーションが成立しないような方もいる、という悪評もたまに耳にします。
これらに関してですが、乗船者と船長のタイプは似てくるような気がします。穏やかな船長の船には穏やかな人が多いように思え、人間関係を築くのが上手な船長の船には常連客が多いように思えます。一方、問題なのが、船長・乗船者ともに不良で、不良同士で仲良くしているような船w
こういう船に一見さんが乗っちゃうとなかなかしんどいと思います。ですので、トラブルを避け、船のチョイスでしくじらないようにするには、事前にきちんと船長とコミュニケーションをとるのが肝要です。ヤバい人だと電話の時点でヤバいことが多いです。行くと決めても、初めてであれば一つの船に決めずに複数候補から選ぶことが得策かと思います。
釣割:https://classic.chowari.jp/ranking/ranking_east.php#title_monthly_appoint
この辺で比較検討するのもよろしいのではないでしょうか??ただ、事故を起こした船なんかがランキング入りしていたりする場合もあるので、その辺は少し気になります。
おわりに
と、まぁまぁ長くなりましたので、より具体的な話、例えば何が釣れるか、どう釣るか、等の各論について次回以降説明して行こうと思います。引き続きよろしくお願いします。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。