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【オフショア】オフショア釣行記-夢の魚に出会えるか?②-
【オフショア】オフショア釣行記-夢の魚に出会えるか?②-
2021年08月23日 公開 釣行記

どうもこんにちわ、t.onumaと申します。 東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしていますが、基本、ヘタクソです。 今回は釣行記、僕にとっての夢の魚、クエのジギングです。実釣編と今回の釣行で得た知見についてお伝えします。どうぞよろしくお願いします。 もくじ 出航、到着、開始 釣れるには釣れたけど ずっと間違えられていた釣り方 今回知り得たこと おわりに 出航、到着、開始 小雨がぱらつく中出航です。 今回、泳がせマンと同船のため、まずは餌となるムロアジやサバの調達をコマセサビキで実施します。同船、というか二人だけなのですが。。。w そして神子元島近辺に到着。相変わらず名前負けしておらず神々しいです。 「さぁ、ムロアジ釣ろっかな」と思ったら「とりあえずルアーの人待っててね」と。 「え?ルアーでも釣れなくない?」と思いましたが、この海域のルール上ルアーは6時から、らしいのですね。ならば仕方がない。 加えて出航時にぱらついてた雨がびっくりするくらい本降りになってきましたので、こりゃ幸いとばかりに屋根のある場所から、一人エサ釣りチームを応援します。 ついでに魚たちにも声援を送ります。「釣られるなよ!!釣られたら糸切ってやれ!!」と。とりあえずどっちも頑張れ!! しかしながら、応援も届かず、釣られていきます。可哀想に。。。いすずみ、ウメイロ、イサキに加え、この後マサバを10尾ほど捕獲。サバなのになぜかあまり釣れず、少々不安になります。群が小さいのでしょうか。 そして不安を抱えたまま、いよいよ戦闘開始です。 釣れるには釣れたけど 雨は魚たちの「泳がせのエサになりたくない(号泣)」という抗議の涙だったのでしょうか? この頃になると、雨もあがり虹がかかっています。 今回、なにぶん初めて来る釣りですので、少し様子見から始めます。とりあえず何か釣りたいし。 パイロットルアーはいつものやつですね。コーモラン製の1cmないくらいの極小コロラドブレードがついた、いつも以上に卑怯で姑息なアシストフックです。 ボトムをタッチしてジャークさせ気味に不規則に巻き上げてみます。ワンピッチジャークの7回目、ボトムから5m程度のところで何かがヒットします。 小さいバイトだったため、緩やかに巻き上げていましたが、途中から覚醒し、なかなか鋭く、底へ向かう走りを始め、必死の抵抗を試みます。 当初は軽いくせに、覚醒した後暴れ出す魚って大物が多い気がする経験上、少しドキッとしましたが無事にキャッチ。黒っぽい斑点が見えたので、また「オジサンか」。。。と思いました。前回のもき丸さんでも何匹か釣っておりましたし、水面付近まで果敢にファイトするのがオジサンの特徴で、それを具えていたためです。 これは以前釣り上げたオジサン。尾びれ付近に黒い斑点が見えますよね。個体差はありますが、これがオジサンの特徴です。個体によっては、第一背ビレと第二背ビレの中間も黒くなっているものもいます。が、なんか違う予感。 そしてあげてみましたら あれ?やっぱ違うね。全体の色、黒い斑点の二点ではオジサンですが違う種類ですね。調べてみたところ、キツネベラかな、と思いましたがキツネダイのようです。初めて釣りました。 画像の出自はいずれも:https://zukan.com/fish/ 紛らわしいというか色々いますねぇ。なんにしろ、どっちもフォックスなので、フォックスでいいんではないでしょうか よし、魚は間違いなくいてバイトしてくるのでクエに行こう、と思ったのですが、これが悲劇の幕で、釣り上げたことで切って落とされていたことに、すぐ気づかされることになりました。 ずっと間違えられていた釣り方 この釣り、たぶんなんですが、こういう釣りです。 図のように船が動くため、駆け上がっていくか下がっていくかは別として、自然とラインに角度がついて、リグは根に対し斜めに打ち込まれます。 ゆえに当然ながら根掛かりします。 ・ボーズレスヒデヨシ120g ・ディープライナースピンドル180g ・スミスウォブリンS180g ・ジグパラスローロング200g ・ボーズレスドロップK120g 今回の戦死者たちです。総額で乗船料くらいでしょうか。根掛かりロストって不遇すぎますね。。。 根掛かりが頻発し、しかも釣っている段階ではその理由を考える余裕がなく、途中で恐ろしくなり重たいジグは使いたくなくなりましたくらいに根掛かりロストです。 加えて、根掛かりを外す際に二回ほど本線から切れるラインブレイクが発生したのが気になります。PEは2.0、いずれもドラグは5kg程度で、一度などドラグが出る前に切れました。ジギングですので、ライン放出の際に傷が入る等は考えにくいので初期不良だったのでしょうか。。。 あるいは上記の図でいえば、ラインに角度が入っていたため根ズレだったのか。。。根ズレでしょうね。 ただ、ウォブリンSの時は、根掛かりとは違う感じで、ずっしりとした重みが乗っていました。「もしかしたら。。。」と思いつつ、やりとりを開始します。 竿を立てようとしても無理くさいので、ストレートポンピングで引き上げようとすると首を振るような挙動を感じました。 「おぉ、こ、これは。。」と俄かに心が色めき立ちましたが、ほどなくラインブレイク。 でも根掛かりだったとは思うのですが、もしかしたら。。。と思うとなんともやりきれません。 ラインに関して、次回以降、不安が残る展開なので、よりシビアに考えたほうが良さそうです。とりあえず4本縒りに変更しておこう。。。 この後、ひとり泳がせチームにビッグバイト発生、が、根に潜られてしまい、膠着戦が開始されます。結局、仕掛けを切るハメになるのですが、切るにもラインシステムがエグいくらいにゴツいので、繋留用の柱にラインを巻きつけて船を動かさないと切れないという恐ろしい世界でした。 そして結局クエは釣れず。 こちらもジギングでの根掛かりに限界を感じ、タイラバで小魚を少々追加する運びとなって納竿、でございました。 今回知り得たこと 今回初挑戦のクエジギングでした。 ベテランの方がご覧になれば「もっとちゃんと準備しろよ」とお叱りを受けそうですが、初挑戦だった、ということで一つご容赦願いたいものです。 以下、今回釣行のまとめです。 【つれた「もの」】 キツネダイx1、サクラダイx1、オジサンx2、アカハタx1、ベニウミトサカx1 ボトムを叩いてると毎度変なのがかかりますね。それにしてもフックでかすぎですね。 【今回わかったこと】 1.どんな釣りなのか ジギングならばロッドはそんなに重要ではない、的な話を聞きましたが、モロコにしろカンパチにしろ、ジギングロッドでどうこうできる魚ではないのでしょう。 つまりラインとドラグの釣りになると思います。瞬間的に切れない強さ、経験上で言えばPE2.5-4.0くらいで、10kgくらいドラグをかけれるリールがないとダメかもしれません。 いよいよアキュレートの配備を迫られているようです。 2.レンジについて 大切なジグたちを無為に失ってしまいましたが、どうやらボトムを叩く釣りではないみたいですね。。。 以前、何かで「マハタは根の上に浮いている」という話を聞きました。また、ダイバーから「クエはボトムから3mくらいのところでサスペンドしてることが多い」という話も聞いていました。 これを思い出せずにジグをロストしまくった自分の間抜けさ加減に涙が出ますし、許しがたいです。 3-5m、もう少し上までみて7mくらいまでのレンジを1/4ピッチくらいで刻み続ける釣りが良さそうです。 あるいはそのレンジをねっとりタイラバを通し続けるか。 3.次回に向けて 次回行くとしたら、リグは以下です。 ・今回用意したスパイコブラ ・350gのタイラバヘッドに、6.5インチのタコベイト+8インチ程度のワーム 準備完了です。 ・ひとり泳がせチームの方も仕掛けを5個くらいロストした、とのこと。一回バイトがあっただけマシですが、こちらも根掛かりだった模様です。 この釣りの仕掛け、針+ラインで2,000円くらい、重りが1,000円くらいとなかなか高額で、地球環境にも釣り人の経済環境にも優しくありません。 が、ここまで来たらやってやらねばなりません。また行きます。どうぞよろしくお願いします。 おわりに お疲れ様でした。 何事も初挑戦のことは勉強になって楽しいものですね。クエは様々な意味で難易度としてはキハダマグロなんかと同じ程度かと思います。 キハダは10回挑戦して10回目でようやくキャッチでした。キハダの難しさの多くは、魚を見つけること、にあります。大抵いないんですよね。。。 それに比べクエは居場所はほぼ特定できているわけですし、同船者が初回でそれっぽいのをかけていたため、少し難易度は下がるかもですね。 いずれにしろ今年中に勝負を決したいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】オフショア釣行記-夢の魚に出会えるか?①-
【オフショア】オフショア釣行記-夢の魚に出会えるか?①-
2021年08月26日 更新 釣行記

どうもこんにちわ、t.onumaと申します。 東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしていますが、基本、ヘタクソです。 今回は釣行記、僕にとっての憧れの魚、クエのジギングです。準備編と実釣編の二回にわけてお送りします。どうぞよろしくお願いします。 もくじ クエ、とは? 釣行に至るまで 準備編 準備まとめ おわりに クエ、とは? オフショアキャスティングであればGTやクロマグロ、バス専門の方であれば70upといったように、釣りをする方であれば誰しも「いつかはこんなの釣ってみたい」という目標の一つや二つはあるのではないでしょうか? そこまで明確ではなくとも、茫洋とした憧憬、あるいは気づいていない願望もあるかと思います。ぼくにとって後者よりな憧れがクエでした。ぼくの夢の魚、です。なぜかチャレンジしようというスイッチはこれまで入っておりませんでしたが、いつかは釣ってみたい魚です。というかたらふく食べてみたい。 そしてクエですが、ご存知の通りマハタ属の大型魚です。 大きいもので体長は1mを、体重は50kgを超える魚です。 関東ではモロコ、九州ではアラと呼ばれ、漢字では九絵、垢穢と記されます。アカとヨゴレって結構ヒドい。。。w 玄界灘、五島列島あたりではそこそこ釣りやすいようですが、関東ではあまり聞きませんし、周囲で狙っている人も滅多に見ません。ヒラマサと並んで磯の王者、みたいな印象はあるんですけどね。 関東では盛んではないのが主な要因なのでしょうか、ぼくの釣り仲間は、ほぼルアーな皆様で、わざわざクエを狙う人は皆無です。 皆無です、というか皆無でした、今回までは。 釣行に至るまで 今年の目標として、「ホウキハタを釣る」というのがあります。もちろん、未達成ですので引き続き頑張ります。 出自:https://zukan.com/fish/internal208模様がスタイリッシュですよね。 そしてホウキハタなのですが、外房、相模湾の一部なんかでも釣れますが、やはり伊豆周辺がいいようで、5月に南伊豆の手石港から出船したことがありました。 もちろん、空振りでした。 ずっとリベンジしたいな、と思っておりましたが、夏になり船宿もキハダ狙いにシフトしているのか、ジギングでの出船は少ない模様。そのため、行くとなると乗り合いではなく仕立てになるので、企画するのに二の足を踏んでおりました。 そんな折、友人が「神子元島でモロコやりてーっす!!」と元気よくLINEしてきたのです。飛んで火にいる、的な要望ですね。フッキングしたらな!! なので5月にお世話になった、手石港のもき丸さんにGO、と相成りました。 いいふねですよ。綺麗だし、船長は優しいです。 が、その友人「え?泳がせですよね?そんなの当たり前ですよね?」と。。。前回はホウキハタ狙いでウキウキしていたら、同船者たちが「イワシ泳がせやりたい」と言い始め、結局ルアーなのか泳がせなのかよくわからないちゃんぽんな釣行になり不発。 今回も前回同様、若干嫌な予感もしますけれど、とりあえずジギングで行ってみます。 そうしたわけで、モロコ関係の皆様に失礼がなきよう、今回は準備をいつも以上に入念に行いました。 準備編 これまで見聞きしてきたウワサを元に準備を進めました。 まず、前回ロストしてしまったなまらスローの450gを配備です。まぁヒラメ用に配備したんですけどね。。。 で、これだけでやめとけばよかったのですが、ある日、釣りが中止になった影響で渓流に行かねばならなくなり、その帰りに寄った長谷川釣具店で「つい」スパイナローの500gを調達。針も買ったよ。でっかいやつね。 そんでここでやめとけばよかったのですが、「モロコなら強い竿無いと不安だな。。。」といつもの心配な気持ちが頭をもたげてきます。そしてつい。。。 46をヤフーショッピングにて注文。 で、ここから一悶着というか少々波乱がありました。 購入したお店、土日と火曜が休み、土日に注文したもので、月曜に発送されないと火曜か水曜に届かないのですね。そんで釣りは木曜、と。 https://fishing-growth.com/ フィッシング「サポート」という店名がいいですね。 そこで緊急架電です。電話嫌いだけど。そして聞いたところ、「メーカー取り寄せになる、水曜までに来るかは微妙」と。なんとも困った展開。 ないならないでいい、っていうかそもそも釣れるかどうかすら怪しいのだから、どっちかというとなくていいんですが、「水曜の時点であるかどうか教えてくれ、最悪取りにいく」と間違って伝えてしまい、とりあえず待つことに。 すると、発送間に合わなかったら逆に「最悪持ってくよ」とありがたい提案。ほんとに?なんていい人なんでしょう。世の中捨てたもんじゃないですね。 そして水曜まで忘れようとしていたら、すぐに再び電話があり「メーカーになかった、すまん。。。」と。 あら残念、と思ったら「中古ならあるよ」、「LINEで画像おくろっか?」と畳み掛けてご提案頂けましたし、せっかくなので見に行くことにしました。 入店し、まず驚いたのは大量のディープライナーのジグ。 若い店主さんで、「決算前なのでこれでも少ないんですよ」とのこと。もともとは大手の量販店で働いていたらしく、ジグを使った釣りはすべて経験されてそうな話ぶりで頼りになります。 マニアフェローズに至る経緯を説明すると、いろいろ教えてもらえました。ありがとうございます。 もともと注文していた46も、モロコには少し過剰な話の模様。実はマニアフェローズよりもモロコならロジカルの8とか9の方が、みたいな話もありましたが、結局は48を購入。 のみならず、ラインやフックのセッティングについて、ジグについてもスパイ、スパイファイブ、スパイナロー、スパイコブラの違いなんかもわかりやすく教えてくださり、ハタ系をやるならスパイファイブよりもコブラの方が良さげ。 グロースさん、店主の小山さんの人柄はもちろんのこと、品揃えが異常に充実してます、繰り返しちゃいますけれど。ディープライナー嫌いな人はあれですが、ディープジギングや大物ジギングやる人は一度行ってみるといいですよ。 そして新たに配備したもの一覧です。 ・なまらスローチューン450g グロー塗料の劣化でしょうか?色合いが結構バラツキある ・スパイナロー500g ・スパイコブラ500g なげーし。 ・長谷川釣具店オリジナルフック でけーし。 ・マニアフェローズ48 なぜここでセパレート?? マニアフェローズはこの先何回使うの?とか本当に釣れるの?とかは考えないようにしましょうね。了解です。 そして、未だにフックセッティングは諦めきれません。以前考えた「リアフックをとても長くするとフッキング範囲が広がるのでは?」仮説はよくよく考えると無意味。 リアフックが長くなればジグからそれだけ離れちゃうもんね。 ある程度の長さにしておけばきっといいのですが、それにしてもつけてるだけで間違いなく釣れる魔法のフックは欲しい。 なので試しにケイムラコーティングしてみることにしました。結果はどうなるか。 コーティングすると硬くなります。まぁそうだよね。 また、モロコですが、牙がすごいです。泳がせやっててよくハリスを切られてるみたい。 なのでどうするか、ワイヤー使ってみるか、となりましてワイヤーも配備。 他に牙がすごい魚といえばタチウオなのですが、乗り合いだと大抵ワイヤーリーダー禁止ですね。食いも落ちる、とか。 この点、なぜ禁止なのか、ですが、お祭りしてPEがワイヤーに絡むと解けなくなるから、ですね。ならばチューブ通せば問題なかろう、と。 勢いあまってワイヤーアシストフック(真ん中)も作ったものの、フックとの結節点がぷらぷらしてるので多分使えない。 左はがまのバーティカルヘビー7/0にシーハンター30号を強化チューブに入れてケイムラコーティングとなかなか強そうだけれど、多分空振りするやーつ。 それとリール。アキュレートの600を買おうか未だに悩んでいて踏み切れていないのですが、今回はラインキャパよりも巻き上げトルク。 つまり、ギア比がどうしたとかよりも、とても長い、圧倒的長さのハンドルが必要なのですね。なんとなくいろいろみてたらありました。 ゴメクサスの120mmハンドル。なげーっす。しかも安いです、2,990円。 アキュレートとかマーフィックスとかハンドルプレートだけで15,000とかしますので、それに比べると格安。 カーボンなので見た目重視だからぱきっと折れたりの可能性もありますが、折れたら手釣りで頑張る所存です。 準備まとめ まとめてみます。 【タックル】 ・ヘビー:マニアフェローズ48+カルコン401(PE2.0x300m、フロロリーダー40lb) ・メイン:ソルティガSJ-AGS3+カルコン301(PE2.0x200m、フロロリーダー40lb) ・ライト:ソルティガSJ-2+カルコン201DC(PE1.5x150m、フロロリーダー25lb) フルサイズというかガチなモロコからしたら赤子の手を捻るようなタックル構成なのかもしれません。まずはチャレンジし、何が悪いのかを発見したいと思います。 【リグ等】 ・450-500gジグ ・大型フック、ワイヤーリーダー等 いやぁ、それにしても遠いな、もき丸さん。 終わりに お疲れ様でした。考えうる限り、といっても断片的、かつ楽天的、希望的観測に基づいた準備は一通りしてみました。 これで釣れてしまったら拍子抜けしそうですね。次回、釣行の顛末についてお伝えします。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【サーフゲーム】アカエイで事故った話
【サーフゲーム】アカエイで事故った話
2021年08月18日 公開 釣行記

こんにちは。東北三浦イーグルスです。主に地元宮城のサーフで土日メインですが竿を振っております。 基本激混みなので場所に入れば同じ箇所に投げっぱなしの回遊待ち修行スタイル(笑) ところで、去る6月のとある日の釣行時に事件がおきました。今回の内容は、その際に同行者に命の危険が迫るまでに至った体験記になります。 もくじ 修羅場前の楽しい時間 修羅場 すぐ近くの病院のはずが。。 失神 おわりに 修羅場前の楽しい時間 とある6月の河口ナイトゲーム。 涼しい風が心地よく、一緒に来ていた友人と談笑しながら楽しい釣りの時間を過ごしていました。 表層付近にハクの群れも確認でき、シーバス狙いでフローティングミノーを投げるとすぐにフグが釣れ、平和な時間が流れていました。 そして何投目かで突然ドラグが出るアタリ。最初は良型のシーバスかと思いましたが、その引き方ですぐにアカエイとわかりました。 買ったばかりのルアーロストも嫌だったのでしばらくやり取りしてずり上げる手段を選択。見えたのは胴体部で60cm程のやはりアカエイでした。 リリース前提でしたので岸際から1mぐらいの所までズリ上げます。 「やっちゃいましたねー(笑)」なんて二人で笑いながら。。。今思えば完全にアカエイをナメてたと思います。。 修羅場 今年も何枚かエイを掛けており扱いに慣れているつもりだった私は、友人にエイの尻尾の付け根(毒針の生え際)と先端部をお願いし、自分は胴体部の3点間を足で抑え、暴れによる毒針突き刺しを回避しながら無事にルアーを外しました。 普段なら木の棒等を拾ってきてエイを移動していたのですが波打ち際はすぐそこ。 私はエイの3点間を足で抑えたまま数cmずつズリズリとエイを波打ち際まで引きずる事にし、友人と協力プレイで慎重に少しずつエイを移動させていました。 「毒針のとこフリーにすると針振り回すからそこは絶対抑えといて」 友人もそれなりに経験はあるだろうとは思いましたが念の為に注意を行い、波打ち際までもう少しの所での次の瞬間。。。 「ギャーーーー!!!」 突然友人が、持っていた竿をぶん投げると同時に恐ろしい悲鳴を上げました。 すぐに毒針に刺されたと察し足を見てみると、ウェーダーの足の内くるぶしの下に穴が空いており、そこから血が流れていました。 なんとか片足立ちは出来るようなので二人でどうするか話し、とりあえずは友人を抱きかかえながら車まで戻る事にしました。 車までは400m程でしたが砂の上の歩行、高い防潮堤の登り下りで相当長く感じました。 この時まだ友人の表情・顔色は多少しかめっ面でしたが大丈夫の様に見えました。 すぐ近くの病院のはずが。。。 車まで戻り私は二人分のタックルを片付け、友人は疲れと痛みからウェーダーを履いたまま地べたに腰を降ろしました。 「ウワッ!」という声と共にウェーダの中に溜まっていた大量の血がドバッと背中の袖口から溢れ出てきました。 「すぐ近くに◯◯病院があるのでそこまでたのむ!」 友人は過去にそこに世話になったことがあるようで、(私も少し安心して)ポリ袋を足に被せ彼を車に乗せて病院へ向かいました。 運転してすぐに、受け入れの確認電話を友人自身が横で行っていました。この時、顔色は少し白っぽくなっていました。 「23時以降は外科の受け入れやってないって。。」 「受け入れ可能な場所が分かるサービスの番号へかけろ言われたわー」 それは電話#7119救急安心センターなるもので、友人は呼吸が少し荒くなりながら、とりあえず電話をかけてみるも混んでいたのか、なかなかオペレーターに繋がらずまったくの役立たず。 車は走らせているもののどこへ向かえば良いかわからなくなっていました。 一旦車を止め二人でスマホ検索を行い、電話をかけ、やっとの事で受け入れ可能な病院を見つけましたが、この時友人の顔は青っぽくなり唇の血色も悪くなっており、正直ちょっとヤバイと感じました。 刺されてから40分は経過してました。 そこから10分程で病院へ到着する最中の会話。 「あの場で119すればよかったね。。」 「判断色々ミスりすぎましたね。。」 友人との間に重い空気が流れました。 失神 やっと病院につき友人はすぐに問診を受けていましたが、肩で呼吸をして顔はもう真っ青でした。 血圧が低下しすぎて測定不能に。測り直す最中、突然頭が前へ下がり痙攣をおこしそのまま失神するという最悪の事態が起こります。 お医者さんと4人がかりで急いでストレッチャーに乗せ、手術室へ運ばれていきました。 (このまま亡くなってしまったらどうしよう。。後遺症が残ったらどうしよう。。) 友人へ本当に申し訳ないことをしてしまったと後悔しました。 おわりに 友人は幸いにも2日で退院することができましたが、今回は私の誤った判断で友人を死の危険にさらしてしまいました。 読者様にこの経験から伝えたい事としては。。 1.エイと判り、エイを釣り上げる目的がなければラインブレイクさせる等して陸へ上げない 2.もしエイを釣り上げてしまったら手や足で触ったり抑えたりせず、毒針が当たらない範囲から針外しを行う(フックのスプリットリング外しや切断でもOK) 3.針外しが難しければ、魚体にある程度近い所でラインを切る 4.リリースの際はギャフや長い棒や木を使う 5.エイに刺されたら大小問わず119番する 大した事ないだろうと対処を怠るのは本当に危険です。 【おすすめのアカエイ対策ギャフ】 ラパラプロガイドフィッシングギャフ(Rapala PRO GUIDE FISHING GAFFS) ラパラから発売されているハンディータイプのギャフ。先端はステンレス&柄部分は超軽量のアルミ製で錆に強くMAX60㎝までの伸縮機能搭載。 ギャフの先端が尖りすぎていないのも安全性的にヨシ!アカエイをなるべく傷つけずにリリースする方法として、アカエイの鼻に掛けたり、ギャフの内側に胴体を引っ掛ける感じで少しずつ移動させリリースしましょう。 お値段は3,400円前後で購入できます。針先もヨシ!!(笑) いかがでしたでしょうか。今回の体験談で今一度アカエイの危険性について再認識頂けますと幸いです。(アカエイの詳しい生態についてさらに知りたい方はwikipediaで確認してみてください。) 読者様に素晴らしい釣果が訪れますように。 最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。 #{snippet[10]}

【オフショア】オフショア釣行記-タチウオジギング編
【オフショア】オフショア釣行記-タチウオジギング編
2021年08月12日 更新 釣行記

どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。 東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。 今回は新しい試みとして釣行記録を記してみたいと思います。 釣行記録第一回の今回は、以前「はじめてのオフショアゲーム」でも取り上げたタチウオです。どうぞよろしくお願いします。 もくじ はじめに 準備編 実釣編 まとめ 船宿紹介 はじめに はじめに、なのですが、オフショアの釣行記録って、いやオフショアに限らず公開の仕方は難しいですね。 一番の問題としては「公開することにより場が荒らされてしまう」という懸念とどう向き合うか、でしょうか。とりわけおかっぱりのポイントなんかには当てはまると思います。 また、オフショアでは「この釣り船がメジャーになったら自分がいきたい時に行けなくなる」等の意見を聞く時があります。気持ちはわからなくもないですが、操業するのに燃料費がかかったりする釣り船であれば、連日満員の方がありがたいわけですよね。それならば声を大にして応援してあげた方がいいのではないでしょうか。 情報を積極的に公開することにより、むしろ釣り人間で情報の非対称性がなくなり、該当する釣りの知見が増えたり、いい方向に向かうケースもあると思います。いずれにしろ情報は多い方が釣り人も増えるきっかけにもなるだろうし、釣り業界が活発になると思います。活発になることで競争が生まれ、新陳代謝も促され、新しい会社が勃興したりと、釣り環境にはいいのではないでしょうか。 一方、人が増えることで弊害もあります。それは目に見える形で場が荒れること、例えばゴミを放置していったりする心なき人々の存在です。あるいはトラブルを起こしてその場所での釣りが禁止されたり、乱獲とも言える過剰な採捕等もあるかと思います。この点は完全に同意でして、こうした事態を引き起こす可能性は排除したい、ゆえに釣果情報は公開したくない、という意見は至極真っ当だと思います。 これに関しては、発信者次第だと思います。例えば、原則釣りはしていい場所や、注目されていないだけで実は腕がよい釣り船であれば、その情報の受け手がどう考えるかを熟慮した上で適切な手法で公開するのがよろしいかと思います。 個人的にできることは、情報を出す際には注意喚起をしつつ自分のマナーを磨き、一緒に釣りをする人に感じてもらうということをこれからも心がけ、情報を発信していこうと思います。 本稿をご覧になった方々が「やってみたい」気持ちになり、少しでも多くの船宿が潤うことを、そしてコロナ禍が沈静化したのちに地域の活性化につながることに微力ながら貢献できることを期待しております。 では、前口上が大変長くなりましたが釣りの話に進みます。 ※本釣行では、コロナウイルス対策として、手指の消毒、マスク、ソーシャルディスタンスを徹底し、万全の体制で臨んでおります。 準備編 オフショアでの釣りを初めた当初、東京湾のタチウオは何回か行きましたが、昨年はコロナの騒動もあってか1回のみ。1年ぶりの釣行です。 前回は新山下の渡辺釣り船さんから出船しまして、まさかのボウズ。 その時のタチウオのベイトがマイクロサイズで、TGベイトの40gや60gに好反応だったものの、そういう時に限ってタングステンジグのケースを持参し忘れるという展開でした。持ってれば釣れていた、はず。 残念でしたが、次回以降の反省材料としてとっておいたものを1年越しでようやく使うこととなりました。 タングステンジグ、フック、タックルは問題なしとして、前回気になったのが80-150gのジグのバリエーション。タングステンでしか釣れない、というわけでは当然ありません。 アクションがダメだったりもしたでしょうし、あと一歩を埋める何かがかけていたのは明白。なので準備万端にします。 80g4本、320g 100g2本、200g、合計520g 120g7本、840g、合計1,360g 130g10本、1,300g、合計2,660g 150g6本、マサムネは155gなので950g、合計3,610g ジギングの際、これだけ持っていっても使うのはわずかなのに。。。と毎度思う物量ですが、タチウオの場合は結構使うのでこれでも足りないかも、と思います。 多分、問題なのは外れカラーを多く持っていること。これを排除できる経験値を積めば物量は少なくなる、はず。 まぁ、これの他にもタングステンジグが1.2kgくらいあるんですけどね。 ですので、都合5kgを超える、ビッグすぎる新生児なみの重さのジグを抱えてGOです。 タックルはシマノの炎月リミテッドとソルティガSJ-2との二本体制で行きます。炎月は20m前後の浅場でのタングステンおよびスモールジグ用、ソルティガは130gがメインとなる主戦場用です。 リールはそれぞれカルコン101にPE1.2のフロロ20lb、201DCにPE1.5号のフロロ25lbです。リーダー切れがくれぐれも発生しないことを祈ります。 実釣編 最近のトレンドとして、東京湾を南下→10m前後の浅場→60mくらいの水深という撃ち方みたいですね。 船宿から一路南下、ポイントを目指します。一時間ほどで走水近辺に到着。まずは浅場からです。水深は13mとのこと。 捲土重来を期して放り込みます。TGベイト60gです。 しーん。。。 同行した友人は数匹キャッチです。水深13mで100gのジグぶっこんで「着底わかんなくないですか」とか文句言いつつもキャッチ。 ジグはダイワの鏡牙ベーシック、ムラピンゼブラだったようです。 しばらく試して全体的に成果があがらないようですので、移動となりました。爆釣を期待したタングステンスモールジグ作戦は見事に不発です。仕方ないですね。。。 以降は60m程度のポイントを転々とします。走水のあたりですね。深くなったのでジグは130g前後ですね。色はセオリー重視の上、実績のある順から試していきます。 ジグのアクションは考えられる材料を全て組み合わせて試します。 ・ワンピッチ、2ピッチ、ハーフピッチ:異常ありません ・超高速巻き:異常ありません ・デジ巻き:異常ありません どうしたことでしょう。これらを組み合わせながら2時間ほどありとあらゆる手段を試しましたがウンともすんともいいません。 周りでもほぼ釣れておりません。10:40底なので仕方ないのでしょうか? ごく稀にかかるのはピンクにゼブラとかグローが少し入ったジグのようです。浅場での成果が引き継がれているようです。 その後も釣れません。なので半ば諦め気味にゆるゆるとただ巻きしてたらバイト発生。ここまでたどり着くのになんと4時間です。 新品でしたのでバイトだったのは明らかですね。 ようやくヒントを得ることができました。この後はバイトがあった50-40m台をゆるゆるリーリング&フォールで、断っても断っても来る営業マンのように往復させていたところ、一瞬ミスってボトムまで落としてしまったら大きめのバイト発生です。 釣れたのはちっちゃかった。 -- ロッド:ソルティガSJ-B2 リール:19カルコンDC201 ライン:DUELハードコアX4-1.5号xフロロ25lb ルアー:ダイワ鏡牙RFMGレッドヘッドピンクグローベリー -- この後も30分ほどは沈黙でしたが、ぼちぼち昼ごはんタイムのようで、昼過ぎあたりからタチウオな皆さんも活動開始のようです。 前半戦を終え、後半を迎えた時点でわかっていたことは以下です。 ・派手なジャークやアクションは多分無視される。周りで釣っている人々は「それジグ動いてませんよね?」くらいのアクション。時計で言えば7時から9時までしかロッドを動かさないようなぷるぷるジャーク ・ピンクはよさそうだけど小さいのしかバイトしてこない ・グローはあった方がよさそう くらい?何もわかってないも同然な気も。。。w なのでヤマをはります。ぷるぷるジャーク≒ぷるぷるアクションということと、動かした時のバイトは垂直方向にあがるものへのバイトだったことを考えると、これです。 使いたくなかったが。。。TGベイト120gです。 振り返って冷静に考えると、左右非対称の鏡牙でよかったんちゃうん?とも思いますが、こちらでスローリトリープを開始しますと即座にヒット。しかも連発です。 一発目:40mでバイト発生→20mほど巻き上げるもフックアウト。ドラグが緩かったので途中で締め直したら脱走。いやいや、ごめんね 二発目:ほぼ同じ水深でバイト発生→強めのファイトでフックアウト。ポンピングしないほうがいいんじゃない 三発目:またもバイト発生→2度あることは3度あってフックアウト。 懲りもせずあと3回かな、4回か?バイトが発生するも全てフックアウト。 中乗りさんなんて5回目あたりからはタモアピールを無視するようになってくれました。その瞳には「どうせバレるんだろ?」という嘲りというか蔑みのような色すら浮かんでいたように思えます。 加えて8回目のチャレンジでルアーロスト。着底の瞬間ぶっちぎられる最悪の展開です。人間関係の構築に失敗した挙句、財産まで奪われる悲しみを皆さん味わったことはございますか?そんな気分です。 やぁ、こまったな。何よりここまでバラしが連続するのは人生史上初の快挙です、勿論、悪い意味で。さすがに怪しいのはフックです。 こうバイトしてきてるだろうから、食い上げられたらそりゃ抜けやすいですよね。 しかもトレブルなので、おそらく一本しかフッキングしていない、はず。ロストもしたことだしルアーチェンジです。 ほら釣れた。 「あれ?ルアー変えてなくない?」そう思われるでしょう。これは180gでフックは4本針なのです。 テールが口に刺さっていないので、ルアーの姿勢が一瞬変わった際のバイトなのでしょうね。 フォールあるいは、やや横向きになった際のバイトであれば二箇所でフッキングできるのでバラシも減りますね。 さぁ、連発、と思いましたが、ここで打ち止め。あとはユムシ釣れたりで終了。お疲れ様でした。 2キャッチ、1外道、しかも魚以外、8?9バラシとなかなか散々な結果でした。本当にお疲れ様です。 この日のトップの方は15本と、あまり振るわなかった様子。バラシも全てキャッチしていたら11本だったな。。。と意味の無い慰めを施してみましたが、貧果は貧果。 うまくなれるように、と欲張る前に、まずはド下手なのを脱出できるよう頑張っていこうと思います。 まとめ ・前々回はマイクロベイト、前回は泳層というカギを攻略できれば楽勝だったくさいのですが、今回はなんだったのでしょうか ・それほど泳がない個体を狙う共食いパターンだとすると、ロングジグの低速巻きが一番効いたんじゃなかろうか、と今になると思います ・個人的見解ですが、タチウオジギングって管理釣り場のトラウトに似てる気がします。ある程度は連発するけどスレるし、ルアーがセレテクティブなあたり、いつも「似てるな」と思います。成果を出すには万全の準備と、経験を積んで自分の中の引き出しを多く備えることが必要なのでしょうね。まだまだ頑張ろうと思います。 船宿紹介 今回は深川の吉野屋さんから出船です。久しぶりに来ましたがいいですね。列挙しますと、受付が綺麗、装備充実です。 レンタルタックル・ライフジャケットは相当充実しています。 氷もある程度は用意してくれております。ただ、自前でも用意したほうが夏場は無難かと思います。 桟橋と船が近く、非常に乗船しやすいです。慣れて無い方にはありがたいですね。 また、駐車場も近くて広いため運転下手な人でも安心、ファミマも近いというか受付の店舗の目の前だしとても便利です。加えて、船中でのゴミも、船宿で回収してくれます。 2年有効のポイントカードもあって、6回分たまると7回目は半額になります。タチウオで言えば60,000円で5,000円キャッシュバック同等なので還元率は8.3%。いいんじゃないですかね。 気になった方は行ってみてください。ではまた。 #{snippet[19]}

【ブラックバス】ビッグベイト/ジャイアントベイト釣行記
【ブラックバス】ビッグベイト/ジャイアントベイト釣行記
2020年12月17日 公開 釣行記

前回、ビッグベイトやジャイアントベイトの必要性について自分なりに話しました波呂魁人(はろかいと)です。 今回は、実践編として釣行時のことを話そうと思います。 釣りに行った場所は弥栄ダム、三川ダム、八田原ダムの3つのダム湖。もちろん、釣果もあるのでこの順で話を進めていこうと思います。 ビッグベイトやジャイアントベイトに興味のあるバサーの方は、是非読んでください。 もくじ 弥栄ダム編 三川ダム編 八田原ダム編 1番使用率の高いルアー 弥栄ダム編 広島県と山口県に跨るこのダムは、流域面積約300K㎡の大きなダム湖になります。 ちなみに、弥栄ダムと書いて【やさかダム】と呼びます。 釣行日の当日は春の低気圧で小雨が降っていて、普段よりも気温が低くなっていた状態でした。 ただ、表水温は気温に比べて意外と高めで、魚の位置が普段よりも上(表層)を意識している状態だと思いました。そもそも釣りを初めたのが、夕まずめあたりだったので、時間もあまり無かったので初めからビッグベイトを使用していきました。 今回使用したビッグベイトは移動距離を抑えてアピールすることができるDRTのタイニークラッシュ。水温は暖かくなっているとはいえ、まだまだ魚の活性は低いと判断した上でのルアーチョイスです。 また水自体は少し濁り気味だったので、動かしていることがバスからも人間からも見易いカラーをチョイスしました。 釣行をしていると、とある場所でシャローに上がってきていたバスを発見したので、少し遠目に着水音を気にしながらキャストします。バスの近くまでゆっくりリトリーブし、ルアーとバスの距離が約30cmぐらいになってからデッドウォークをし始めた途端に猛烈バイト! しっかりとフッキングしてあがってきたのは、いい感じの50upでした! このバスは恐らく、1回目のスポーンが終わったメスのバスだったと思います。 三川ダム編 芦田川の上流部にあるダムになります。 芦田川は今年の陸王ダービーやオープンの釣り場にも選ばれたぐらい有名河川です。読み方は三川ダム(みかわダム)です。 釣行日当日は夏の低気圧で時々晴れ間がみえるものの、雲が全体を覆っている天気で気温も高く、少々暑苦しかったのを覚えています。 途中まではOSPのHPバグ1.5inやドライブssギル2inのライトキャロなどで釣っていたのですが、大きさは35cmくらいまでのが7、8本。これは違うなと感じたので移動してインレットを撃つことにしました。 インレットにてバスを探していると、数匹のバスが差しているのを発見! まずはOSPのオリカネムシの吊るしで誘うも無反応。次にHPバグ1.5inネイルシンカー0.9gを入れたネイルリグで、吊るした状態からのドリフトをさせる、かすかに反応があります。しかし、バイトまでは至りません。 釣り方を変えてみようと思い、バスの目線にかなりの時間漂わせることのできるサスペンドチューンのガンクラフトのジョインテッドクロー178を投入すると、リアフックだけを咥えるようなバイト!上がったのは【どアフターのギリ50cmのバス】でした。 (頬のガーゼはお気になさらず、、、。) かなり元気はあったものの、痩せ気味だったので少し悪いことしたなと思いました。 八田原ダム編 このダムも芦田川の上流部にあるダムになります。 先程説明した三川ダムの下流に当たります。ちなみに読み方は八田原ダム(はったばらダム)です。 釣行日の当日は、初めのうちは秋の高気圧で晴れていましたが、途中から風がかなり吹いてきて少し肌寒いような状況でした。 釣り場では特にボイルも起きず、見えバスも1匹もいないという状況。そんなことから季節の変化を感じ、恐らく大半のバスは本湖の方に下って行ったのではないかと推測していました。 ただ、バックウォーターだけは少し違う。水位が多少あることから足元のブッシュが冠水していたので、やる気のあるバスはその付近についていると判断し、バックウォーターを重点的にマドネスのバラム300で探っていきました。 探る方法は、私自身やる気のあるバスだけを狙っていたので、「エイトトラップ」を主軸にしていました。そして釣り開始30分後、 エイトトラップ中の3週目にブッシュからの飛び出しバイトでした! この釣り方で最も意識していたのは、まずは狙うポイント(今回はブッシュ)の少し上流側にキャストすること。そして、そこからゆっくり巻いてきてからエイトトラップをするようにすること。 魚は必ず、そこにいると想定し行動することが大事です。そのためには自分の存在を知られてはいけません。 今回も、キャストするまでは音を立てないようにし、少し話してキャストしたルアーがブッシュに近づくに連れて、自分もブッシュ近くに近づきエイトトラップをするようにしていました。 この魚は、私にとって初めてのバラム300での釣果のため、めちゃくちゃ嬉しかったです! 1番使用率の高いルアー 私が全てのフィールドで1番使用していたビッグベイト/ジャイアントベイトのルアーはタイニークラッシュでした! その大きな理由は、チューニング次第で色々と対応が可能なこと。つまりは、シチュエーションや動かし方のバリエーションが豊富だということです! あとは、特別感が凄いからですかね。笑 皆さんもぜひタイニークラッシュをGETされたら使ってみてください! 今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。 #{snippet[8]}

ライト太郎の釣行記〜漁港のライトゲームで高級魚『チャイロマルハタ』が釣れました〜
ライト太郎の釣行記〜漁港のライトゲームで高級魚『チャイロマルハタ』が釣れました〜
2020年10月24日 公開 釣行記

みなさんこんにちわ、ライト太郎です。今回のマガジンは、先日いった宮崎県の県北にある某漁港の釣行記です。 もちろん、使用タックルはライトタックル!!今回釣れた高級魚『チャイロマルハタ』はすごく良いファイトでした!! もくじ 使用したライトタックル まず釣れたのは堤防でサバ 高級魚『チャイロマルハタ』登場! 釣り方はリフトアンドフォール 使用したライトタックル 今回使用したのは、このライトタックルです。 ロッド リール ライン リーダー スナップ パームス:ピンウィール PFSS-77L シマノ:19ヴァンキッシュ2500s シマノ:ピッドブル×4 0.4号 バリバス:ライトゲームショックリーダー1.2号 デコイ:Vスナップ0 使用タックルは、ほぼ前回紹介したものと同じです。 また、各タックル名を押すとアングラーズのタックルDBにある製品ページに飛びますので是非チェックしてみてください。 まず釣れたのは堤防でサバ 釣行日は10/5です。 スタート時間は6時半から。まずは河口に向かってフラットフィッシュを狙いに行きますが、ここは不発。何時間か釣りをしましたが、生命感もなかったので堤防に移動することにしました。 この堤防近くでは、最近までサバが回っていたのでとりあえずサバ狙いです。最初に選んだルアーは、パームスのミニチュアダックス10gです。このミニチュアダックスを沖の潮目を目掛けてキャストして、ボトムから巻き上げて誘ってくるも何も反応なし。 『こんなときは手前だ!』と思い、10mぐらいキャストしてボトムから巻き上げてフォール…ボトムから巻き上げてフォールを繰り返していると巻き上げの最中に『グググッ』と何かしらがヒット!巻き上げて上がってきたのは、想定通りのサバでした。そのときの釣果はこちらに。 嬉しい、一匹です!!サバは結構走るからライトタックルだと楽しいんです!!!ボトムをとってからのトゥイッチしながらの巻き上げでヒットしましたよ。 高級魚『チャイロマルハタ』登場! 先程の堤防もその後反応がなく、場所を移動して漁港へ来ました。 ここの漁港のとあるポイントが、手前から沖に大きな根が続いているので、根魚などの格好のポイントなんです!! まぁ実際のところは、このとき魚の活性が高そうではないと判断して、ただボトムをメタルバイブでネチネチ攻めようと思っただけなんですけど。 使用ルアーはパームスのViZの7g!ルアーをキャストして、ボトム近くを狙ったリフト&フォールで攻めていきます。そうしているとルアーのフォール中に『ゴゴンッ!』とアタリが!! なかなか強い引きでドラグを2回ほど出されながら上がってきたのが‥こちら! 高級魚チャイロマルハタ このくらいのサイズから本当に良いファイトをします!! ライトタックルでも、こんな魚が釣れるんです。またライトタックルだからこそ、引きを楽しめるからより面白い!! いやー、本当に良いファイトだった! アングラーズのみんなの釣果にもこの釣果載せておきました。 釣り方はリフトアンドフォール 今回の釣果は、サバ1匹、チャイロマルハタ1匹でした!! 特に前半は魚からの反応がなかなか得られずに苦戦しましたが、反応がないときはボトムから誘うと釣果が得られることがあるかもしれません。 僕は釣れなくて困ったときは、ボトム付近を『リフト&フォール』で狙って乗り切ります。皆さんも困ったときはボトム付近をネチネチと『リフト&フォール』で試してみてください。 その際は、根がかり注意やで。(唐突な関西弁) #{snippet[6]}

2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【考察編】
2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【考察編】
2020年10月15日 公開 釣行記

今回の考察が一番読んでほしい。前回の釣行編や準備編なんてものは誰でも書ける内容だから。 釣りが楽しいのは自分でいろんな情報から仮説と検証を繰り返して、そのときに一番最適なパターンは何だったのか。を考察していくことだと思っています。今回の釣りは回数が少なすぎるのですべて検証することができませんでしたが、それでも色々なことを考えることはできました。 ちなみに『人から、このポイントでこういう釣りしたら釣れるよ』って言われてその通りやって釣れても(楽しいときもあるけど)、それが釣りの醍醐味ではありません。 また考察は考察であって、正解でも不正解でもありません。それを踏まえて読んでください。あくまでも僕はこう思った。だけです。 もくじ そもそも何をしているのか ①産卵する場所を探している ②場所をほぼ見つけて産卵する ③産卵を終えて卵を守る パターンをイラストにする そもそも何をしているのか 今回の釣行では、小さい群れでしたが何度かヒメマスには遭遇することができました。 十和田湖に毎年釣りに来ている人達は、『どんどん群れが小さくなっている』と嘆いていらっしゃいましたが、初めての僕にはその光景は新鮮そのものでした。 このヒメマスの群れを観察していて、行動パターンにはある理由がありそうだなと思いました。どんな行動があったのかと言うと、 岸を回遊し、産卵場所を探しているように見える インレットが気になっている インレットの近くの平地で回遊している個体がいる 産卵床を守る個体がいる 産卵床はオスメスで守っていた 事前に【何度も】いっておきますが、僕はヒメマスのプロでも何でもなくただの釣り人Aです。 ここに書いた内容は僕が思ったことで、ヒメマスにとっての正解ではありませんからね。それだけ理解してください。 ヒメマスの群れを見たのは合計11回。そのうち、回遊してきてすぐに去ったのが7回。同じインレットにずっといた群れが3回。インレット近くで2匹でグルグルしていたのが1回です。 回遊してくる群れは水深3m以上あるブレイクに沿って、泳いできます。途中でインレットを見つけるとそのインレットの方に泳いできて、少し居たら去っていきました。同じインレットにずっといる群れは、人がいても関係なしにずっといました。また、産卵床を守る個体はそのインレットの近くをずっとグルグルしていました。 ヒメマスが何をしているのか、何のためにそこにいるのか。これを考えてみるとザックリ3パターンにわけることができます。 ちなみにこれは産卵を意識したヒメマスのパターンです。今回僕が釣ったヒメマスはパターン0になると思います。パターン0は沖で産卵するための準備をしている個体ということになります。準備段階だから、捕食をしっかりとして蓄える感じなのでしょうか。 ①産卵する場所を探している 僕が遭遇した8回の【回遊してきてすぐに去った群れ】がこれに当たると思います。この群れは、だいたい僕が回遊個体に気づいてから去るまでにおよそ20秒ほどで、ルアーを落とすと興味を持って近づく個体が数匹いました。 またこの群れは、明らかに何かを探していて岸際を何度も回遊してきます。同じ群れだと判断したのは、背中に独特の傷がある個体が2匹いてその個体の群れが何度も目の前を通過したから。 この群れを釣るには、タイミングがすべてだと思います。うまく群れの前にルアーを入れれば口を使うと思う。ただの経験からの判断ですが、釣れそうでした。(釣れなかったけど) ②場所をほぼ見つけて産卵する この群れが一番厄介で、目の前にたくさんいるのですが全く口を使いません。 しかも僕が見た群れはすべて水深が50cmもない場所で、インレットをずっと見ています。つまりすべての魚が上流を向いているのです。ただ、産卵すると思いきやすぐにはしそうにない。 人が来ようがルアーを落とそうが、ちょっと逃げる素振りをしてもすぐに同じ場所に戻ってくる。 30分ほどでルアーでこの個体を釣るのは無理だと僕は判断しました。ただ、餌釣りをしている人達がこの群れから釣果をあげていたので、完全に釣れないわけではなさそうです。 まあ、これは後から聞いた話なんですけどね、もしかしたら餌釣りの人達も釣ってはいなかったのかもしれません。十和田湖で出会ったいろんな釣り人と話をしましたが、中には逃げないのをいいことに引っ掛けて釣る人もいるそうで。 僕は遠くから見ていたので、真偽はわかりませんがもしかしたら引っ掛けていたのかもしれません。推測ですけどね。 まぁ僕の技術では、この状態に入ったヒメマスを釣るのは無理だと判断しました。それより近くにいる③のペアリングの方が釣れそうでした。 ③産卵を終えて卵を守る 実際に卵をみたわけではありませんので推測です。 インレットから2mぐらい離れた場所でオスメスのペアリングが同じ場所をグルグル回っていました。もしかしたら、卵を生む前なのかもしれませんがその個体は同じ場所をグルグルグルグル、グールグル。 ルアーを投げても基本無視でしたが、近くのウィード(藻)にルアーが引っかかった時だけ口を使いました。 その場所がたまたまペアリングのテリトリー内だったからか、そのエリアに引っかかってとどまっているルアーにオスが口を使って噛みつこうとしたんです。それは素振りだけだったのか、フッキングまではいきませんでしたが、明らかに口を使いました。 食性ではなく、明らかな威嚇。もっと焦らしてやれば、釣れたのかもしれません。ただ、基本シンキングミノーしかない状態だったので同じ場所で焦らすことが難しく1時間ほどやりましたが釣ることはできませんでした。あのときサスペンドミノーがあれば。。 パターンをイラストにする (パターン0もあるが)パターン1〜3までをイラストにするとこんな感じです。 まてまて!これ、しっかり伝わっていますか。イラストが下手すぎてヤバい! ①の行動は【産卵場所を探している個体】で3mのブレイク沿いにずっと回遊しています。 ②の行動は【インレットにずっといる個体】でルアーを入れると少し離れたりしますが、すぐに戻ってきます。 ③の行動は【インレット近くの1mぐらいの水深の場所でグルグル回っている個体】でルアーに威嚇で攻撃してきます。 おそらく準備編で多くの方から聞いていた事前情報は、③の状態のヒメマスだったのではないでしょうか。 今回の釣行では、③の状態は1個体しか遭遇せず(ペアリングしてるから正確には2個体)、その釣りは成立しませんでした。②の状態は、口を使う素振りもないので、そもそも釣りではない。①の個体は1時間に1回あるかないかの回遊で、且つ20秒ほどで去るのでそんな釣りやってられるか!!! 結局は、成立する釣りはパターン0の個体を釣る方法。つまり沖にジグを投げてボトムを叩く釣りしか釣りにならないわけです。なのでみなさん、渓流タックルを使ったシンキングミノーではなく、8ft前後のウルトラライトショアジギングのつもりで十和田湖に行きましょう。 僕が十和田湖に初めて行く方にアドバイスするとしたら、そういう感じになります。ちなみにもっと具体的にポイント探すとしたら、【インレットを探す】【インレットのすぐ近くに3m以上のブレイクがある】そんな場所を探した方がいいかと。 遠浅のエリアも結構ありましたが、明らかにブレイク絡みのインレットが魚影が濃いです。圧倒的です。 以上が僕の考察から考えた仮説です。検証はしていません。検証できるほどの事象がないからです。 もっと大量のヒメマスが回遊、接岸してくれば、①や③の釣りが成立したんでしょうが、僕の時は全然でしたね。むしろ検証できるのはこれからの時期ではないでしょうか。これを読んでから十和田湖に行かれる方は、渓流用ロッドもいるかも知れません。 僕は簡単に行ける距離ではないので、難しいですが誰か検証してきてくださいね!そして、釣れたらアングラーズで報告してください! #{snippet[3]}

2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【釣行編】
2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【釣行編】
2020年10月14日 更新 釣行記

用意したものやどの辺りに行ったのかなどは準備編を御覧ください。このマガジンは、当日の十和田湖釣行について書いています。結論から言ってしまうと素晴らしい魚を目の前でバラしました。そしてそのときの景色は今でも夢の中に出てきます。あー悔しい。 もくじ 足元にヒメマスなんていない ウルトラライトショアジギング 全く当たりがない セッパリのオスをバラす あの魚には二度と出会わない 足元にヒメマスなんていない 当日は、飛行機の関係で十和田湖に着いたのは昼過ぎの13時ごろでした。 青森空港からレンタカーを借りて、そのまま十和田湖に直行しました。10/2は平日だったのですがそれでもたくさんの人がヒメマスを狙っていましたね。 初めに入った場所はこんなエリアでした。(場所の特定は良いことではありませんので、イメージで表現します) 絵心なくて申し訳ない。読んでいる人はこれでイメージつくのでしょうか。 当初聞いていた、【足元にヒメマスはたくさんいる】なんてことは全くありません。そもそも、初めのうちはヒメマスを見つけることすらできませんでした。 水はとてもキレイで水深5mなら余裕で底が見れる感じ。ただ、水温は18.2度。僕が普段行く渓流よりも圧倒的に水温が高い!!そのとき、釣り場で水中動画を撮影したので御覧ください。 今回、この場所で釣果をあげることになりましたが、その方法はジグを使った遠投でした。 ウルトラライトショアジギング サイトフィッシングでは釣れない(釣れないというかそもそもいない)ため、沖を打つしかない。メインはスピニング。ベイトでもできなくはないですが、圧倒的に飛ぶのはスピニングだったので、この釣りではベイトはほぼ使いませんでした。ちなみに、持っていったタックルについては準備編を見てくてださいね。 とりあえず、一番遠くに飛ばせる場所(●の位置)に行き、そこからポイント(★の位置)を狙っていました。 釣り方は主に、『ボトムバンプ』か『ボトムをゆっくりただ巻き』の2パターン。どちらにせよやっているのはブラインドの釣り。聞いていた釣りとは全く違う。 そもそも聞いていたのは、『サイトでの釣りが大半ですが、サイトの魚はスレている場合が多いです。』『もしサイトで釣れなかったら、沖にあるブレイクにいる魚を狙いましょう。』と、沖の魚は最終手段的な話でした。まさか、はるばる遠くから釣りにきたのに数分で最終手段を使うとは、考えてもいませんでした。 ボトムを打っていて思うのは、その水深です。スピニングリールに巻いたPEラインは70mでした。★の位置まで狙うと、PEラインがすべて出て下糸まで使っていました。経験から飛距離は50mぐらいだと思ったので、水深20m前後と判断しました。もしかしたら水深はもっとあったかも。だいたい、ボトムまでのカウントは25秒ほどでしたね。 全く当たりがない 沖に投げたからと言って簡単に釣れるわけもなく、釣れるのはウィードと倒木のみ。 それでもたまに当たりらしき魚のお触り?があるから、適度に集中して釣りをすることができます。 そんな釣りを1時間ぐらいやっていたとき、普通に明確な当たりが。そこから合計3本、数分間にトントンとキャッチ! うーん。。。。聞いていたのと違う。ただ、それでも釣れたから良かった。 ちなみに釣れたルアーはすべて、ダイワのシルバークリークジグ秋姫12gのアカキンヤマメです。この後、殉職されましたけども。 セッパリのオスをバラす 3本釣れたときに頭の中で考えていたのは、釣れた当たり以外の変なお触りは何なのかということ。 ラインに何かが触れたのとは違う。生命感のあるなにかがルアーを触る。ただ針がかりはしない。 そこで考えたのは、放置したら釣れるのではないかということ。元々聞いていた話では、威嚇で口を使うことの多いヒメマス。ルアーが離れてしまうことで、途中で追わなくなる。ならば、その場所で放置していたら口を使わざると得ないのでは?と仮説を立てました。 その時は十和田湖にヒメマスを釣りに来てるのに、頭の中では琵琶湖でバスを釣っている気分になっていました。 ジグでは放置できない。放置するにはサスペンドミノーしかない。ただ、サスペンドミノーだとそこまで飛ばないし、もし飛んでも沈まない。 『飛んで、沈んで、水中では浮いている。』どうすればいいか。考えた結果、変なリグを作っていました。 ヘビダン仕様フローティングミノー イメージはこんな感じです。 ヘビダンかヘビキャロがベストだと思ったわけです。シンカーは10g前後しかないのでヘビーではありませんが、もう投げて放置しておこうと。 かなりわかりにくい画像ですが、そのときのリグがこちらです。 このリグで釣りをはじめて10分後に魚が釣れるわけですが、なんと手元でバラすという失態。そのときの様子がわかるのがTwitterにありました。 その時の魚は、ヒメマスのオスで紅色のセッパリ。推定水深20mから上がってくるときに、精子を出しながら上がってきました。そのときの光景は、未だに頭から離れません。 なによりも、隣りにいた仲良くなった釣り人が、『おおおおおおーーーセッパリ!!凄い魚!』と上がってきたときに言っていて、ランディングでバラしたときに叫んでいたのが今でも印象的。 僕より興奮していて、僕がバラしたことに後悔していました。釣ったの僕なのに。 あの魚には二度と出会わない バラした時は全く後悔なんてしてなく、また釣ればいいやと気楽に考えていましたが、次の日(2020/10/3)は土曜のために人が多く、自分の思ったポイントには入れませんでした。 そのためにとりあえず足で稼ごうと思い、かなりの距離を移動しましたがあたりすら全くなく。2日目はまったくのノーバイト。まさに完全試合をされた気分。 実は3日目は予想外の天候で釣りにならず。また、昼過ぎの飛行機の便だったので釣りすらしていません。結果、初日の魚のみで終わってしまった十和田湖釣行なのですが、僕の中である程度確立したことがあります。たった1回(3日)だけの釣りで何がわかるんやと自分でも思いますが、それでも釣り人なのである程度の仮説を考えてしまう。次回は、釣り終わった後だからこそわかる十和田湖のヒメマスについての考察を書きたいと思います。今年もしくは来年、十和田湖にいってみたいと思った方に少しでも参考になればと思います。では、また!! #{snippet[3]}

2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【準備編】
2020年度、十和田湖にヒメマスを狙いに行ってきた!【準備編】
2020年10月14日 更新 釣行記

2020年の10月2日(金)から10月4日(日)に初めての十和田湖にヒメマス釣行に行きました。 ここに示す内容は、僕自身の備忘録として釣行結果で何を考え、どんな釣りをしたのかを思い返すために残すものです。まぁなんとも悔しい思いをしましたが、なんだかんだ十和田湖に行ってよかったです。 ただ来年行くかは、、、、、悩ましいところ。しっかりヒメマスが接岸したタイミングで呼んでほしいわ。 もくじ 推測と結果が入り交じる内容 十和田湖のルールなど 十和田湖釣りマップ 当日持っていったタックル ヒメマスの釣り方(事前情報) 推測と結果が入り交じる内容 僕の書く内容は、僕自身の推測が多々含まれるため参考にならない可能性があります。 もちろん嘘や偽りのある内容は書いていないつもりですが、ほぼバイアスがかかっています。むしろバイアスだらけの文章となりました。つまりどういうことかと言うと、読む人は【こんな考えもあるんだな】程度に受け取ってください。僕の中では不確かな要素だらけの中での仮説検証だったんです。どれだけ考えても推測の範疇から出ませんでした。 なんか固く話しましたが、そりゃ1回十和田湖に行っただけじゃ何もわからんよね。十和田湖難しすぎ! 十和田湖のルールなど 十和田湖をざっくりとwikipediaを使って説明すると 十和田湖は、青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがる湖。日本の湖沼としては、最大水深は326.8mで第3位、面積では12番目。東岸には、十和田湖の水が唯一流れ出る奥入瀬川があり、北東に約14kmにわたり奥入瀬渓流が延びる。約20km北には八甲田山が位置する。 ※wikipediaより参照 読んでいる人の中には十和田湖の歴史とか興味ある人いるかもしれませんが、それは割愛しますので各々で調べてください。また、年中釣りしていいかというとそうではなく禁漁期間があります。 その他にも、ヒメマスを釣るには遊漁券の購入などがあります。 これは、僕がショアからヒメマスを釣るのを目的として、まとめたものです。より詳細な情報はしっかりと[十和田湖増殖漁業協同組合]のホームページを読んでから釣りに行ってください。 十和田湖釣りマップ ただのマップだと意味ないので、個人的にまとめたマップがこれです。 僕の狙ったポイントはすべて西岸に集中してます。その理由は2つ。 誰に聞いても和井内方面を推す マップ上4番が和井内です。今回釣りに行く前に、身近な有識者や経験者合計3名に事前に情報を聞きまくりました。その結果、みなさん声を揃えて和井内にある[孵化場]近辺を推します。 絶対に和井内を外すんじゃないと。スレていようが、その近くにヒメマスは集まるからその近辺を外すんじゃないと。 まぁ僕のマップを見てもらうとわかるんですが、当日和井内方面は釣り禁止だったんですけどねw外したくなくても外さざるを得なかったんですけどねーーーー。 釣り禁止エリアが多い 事前に釣り禁止エリアが公開されていました。 ※フィッシュパスより参照 結構釣り禁止エリアが細かく設定されていて、そもそも釣りができるエリアが限られていました。 当日持っていったタックル みなさんは湖の釣りをイメージしたときに、何フィートのロッドを持っていきますか?もちろん狙う魚にもよりますが、僕は8から9ftをイメージします。中禅寺湖とかもそのクラスで行ってますし、琵琶湖のウェーディングもそのクラス。。。 いろんな人やネットからの情報を元に、準備していて一番理解できなかったのが渓流用タックルクラスで充分ということ。僕が普段から使用しているのは【渓流のすゝめ】を呼んでもらえればわかりますが、ツララのクプアス48とイトウクラフトのエキスパートカスタム510ULXです。 どちらも短いですけど。これ本当に大丈夫? 強さ的には問題ないとは思いますが、全く飛びません。重いルアーを使って、せいぜい頑張って40mほど。 これを書いているときは既にコトが終わっていますから言ってしまうと、僕は次回同じ条件の場所に行くなら8ft前後のLぐらいのロッドを持っていきます。正直、5ft前後ではキツかった。もっと効率的に釣るためには長いほうがいい。(詳細は釣行編で話します) 一応、持っていったタックルの詳細を書きますね。 ロッド リール ライン リーダー エキスパートカスタム510ULX(イトウクラフト) 19ヴァンキッシュC2000S(シマノ) ラピノヴァX 0.6号(ラパラ) R18フロロリミテッド6lb(シーガー) クプアス48(ツララ) カルカッタコンクエストBFS HG(シマノ) ラピノヴァX 0.6号(ラパラ) R18フロロリミテッド6lb(シーガー) 事前に聞いていたのが、目の前にいるヒメマスより沖にいるヒメマスを狙うためにメタルジグを持っていった方が良いということ。 そのために使い分けとして、ピンスポットでサイトで釣るにはベイトを、沖を狙うときはスピニングを持っていきました。 実際は、ベイトはほぼ使用しませんでした。釣行の9割はスピニングを使用していましたね。 ヒメマスの釣り方(事前情報) 先程話しましたが、サイトで使用するために持っていったベイトタックルはほぼ使用しなかった。 原因は事前に聞いていた釣りが成立しなかったから。一箇所を除いて、ヒメマスの接岸はなかったので僕はずっと沖を狙っていました。 そもそも事前情報とはなんぞや?ここから話しますね。事前に聞いていた釣り方は2種類ありました。 ネスト?を守る魚に口を使わせる 水深1mもない同じところをグルグル回っている個体が結構いる。そのヒメマスをサイトで狙うこの釣り方。 十和田湖は恐ろしくキレイな湖なので、ヒメマスがいれば簡単にわかるとのこと。産卵を意識した個体は同じ場所にいるので、ルアーを近づければ追い出そうと口を使う(らしい)。これは捕食ではなく、威嚇で釣る方法。 使用ルアーは5cm程度のヘビーシンキングミノー。持参したものを具体的に言うと、【ボウイ】【蝦夷Ⅱ 1st】【バルサ蝦夷】【Dコンタクト】【ドラス】【リューキ】などです。 カラーはよくヒメマスカラーが売られていますが、事前情報では自分が見やすいカラーなら何でもいいとのこと。何度も焦らせば、必ず釣れる?とのことだったので、そのためにベイトを持っていきました。行く前はこの釣り方がメインだと思っていた。 産卵前の沖にいる個体を釣る 接岸している個体は、産卵本番の状態で食性は低い。 沖のブレイクには、産卵前のヒメマスがたくさん回遊している状況(らしい)。その個体を狙って食性を利用して釣る方法。 沖に投げてボトムを打てば、産卵前の魚が釣れるよと言われたので、メタルジグを多数持っていきました。 準備編は終わり ここで準備編は終わりです。みなさん十和田湖の釣りのイメージはできました? それでは次回は、釣行編を書きます。釣行編を読む前に、ここまでの準備編のイメージはすべて排除していただきたい。そう、忘れてください。 事前情報なんて何も役に立ちません。行ったらそもそもヒメマスが接岸していなかったのだから。 そんな中でもラッキーが重なり、しっかりと釣果を残すことができましたけどね。ただ、1本のヒメマスに今でも後悔しております。では釣行編へGO! #{snippet[3]}

日本3大怪魚に挑戦 アカメ釣行②〜実釣編〜
日本3大怪魚に挑戦 アカメ釣行②〜実釣編〜
2020年08月27日 公開 釣行記

前回のアカメ準備編に続き、今回は実釣編です。 今回の釣行は3泊4日で行いました。アカメは夜釣りが基本となるので、実際の釣り時間は20時間ほどです。 釣れたか釣れなかったのか、、、、、まぁ結果は釣れなかったんですけどね。衝撃的な音を聞いたり、衝撃的なサイズのアカメを見たりと興奮しっぱなしの釣行でした。 もくじ 夜釣りが基本になる 昼間はボラ探しの旅 初日は釣れず、次の日は豪雨 ボイルが起きたのは潮止まり 最終日にアカメを見た 今回の釣行で学んだこと 夜釣りが基本になる アカメを狙うにはウェーディングで行うと準備編で説明しました。また釣る時間は夕方から夜明けまでが基本になります。 もちろん昼間でも全然釣れる魚だとは思いますが、夜行性の魚のため夜釣りの方が確率が高いのでしょう。僕たちは昼に下見をして、夕方から竿を出すことを3日間行いました。 3泊4日と長いと思いきや実際に釣りができるのが、初日の夜、2日目の夜、3日目の夜と3回の夜しかありません。しかも今回の釣りは2日目が大雨予報だったので実質2日間のみ。ちなみに前回アカメに来たときも台風と重なって満足な釣りができなかったような。僕は、高知と相性悪いのかもしれない(;・∀・) 昼間はボラ探しの旅 夜釣りが基本と言っても夕方まで寝ているわけではありません。昼過ぎから、どのポイントにベイトがいるのかを探します。 今回の釣行でわかったことは、ベイトとなるボラが結構たまるポイントがあること。またそのポイントが日によって違うことです。 昼間はどこにボラがいるのかを探すことに注力し、どこでロッドを振るかポイントの目星をつけます。前日にボラがたくさんいた場所でも、次の日にいったら生命感が全くないとかそんなこともありました。また、有名な場所では至るところに泳がせ釣りをされている方がいます。そういった方と情報交換をするのもいいかと思います。 もしかしたら有名なポイントには常にベイトがいるようなところもあるのかもしれません。ただ結局はその日にならないとわからないので、昼間のベイト探しが結構重要になります。 初日は釣れず、次の日は豪雨 先程説明したようにこの釣行はかなり天気に翻弄されました。時間雨量20mmが4時間続くような大洪水の予報だったので満足できる釣りができませんでした。 ただ、チャンスは何度か訪れていて時々ボラが跳ねる音ぐらいしか音がない、本当に無音の世界で明らかに異質な音が鳴り響くときが何度かありました。 恥ずかしいのですが仲良くなった釣り人から教えてもらうまで、その音がアカメのボイルの音だと全くわかりませんでした。例えるなら、船の上からポリバケツに入れた水を海に捨てる音とでも言いましょうか。(いや、これマジやねん!!)初めは、真っ暗な場所で誰かが船から水を捨ててるんだなと呑気に考えていたぐらいです。 おそらく無音だから音が響いていたせいだと思いますが、今でもあの音がボイルやナブラの音だとは言われなければわからないんじゃないかな。その音を1回聞いてから、3分起きに合計3回のボイルを聞くことができました。 ボイルが起きたのは潮止まり その日のチャンスはボイルが起きたタイミングだけで、釣果としてはボラのスレがかりのみ。 ボラがたくさんいて実際にボイルもあったということは、狙っている場所に間違いはないのでしょう。ただ8時間近く投げたのですが、チャンスはたったの3回だけ。しかも1回目と2回目は呑気に『誰かが船から水でも捨ててんのかな』なんて思っている始末。ただ、3回目にボイルの音だと認識して聞いた音は今でも耳に残るぐらいの衝撃的な音でした。 『あぁ、アカメのボイルはこんな音がするんだ。アカメマジ怖ぇ!!!』って思ったのは覚えています。ちなみにそこにいた姫路から来ている釣り人は、【昨日はこの場所であの3倍の大きさはあるボイルに遭遇したよ】とおっしゃっていました。今回の音と全然違った音だったらしいです。 今までにマグロやGT、ブリやカツオなどたくさんの大型魚のボイル(というかナブラ)を見てきましたが、そのどれとも違う音にその日は興奮しっぱなしでしたね(その後ホテルで爆睡しましたけどもね) まぁそのポイントでボイルもありましたし、その日の狙う場所は間違ってなかったと思います。その証拠にメガドッグに掛かったボラが全く同じサイズでしたからね。 最終日にアカメを見た 最後の最後までルアーを投げ続けましたが、何も釣れず。びっくりするぐらい本当に何も釣れなかったんですよ。ただ、色んな場所を回ってるときに知り合った釣り人から衝撃的な魚を見せてもらいました。 128cm/29kg 写真ではわかりにくいかもしれませんが、このアカメ恐ろしく大きかった。思わず、隣に居た全然知らない人に『アカメってこんなにデカイん?』とタメ口で聞いてしまったほど。 ストリンガーでつなげてあったのですが、そのロープを引っ張るときにもってかれそうになりました。(マジでパワーエグい!!) その魚を釣ったタックルがPE8号だそうで。PE3号だった僕は『あ、これじゃあ釣れないかも』って思いました。てか、そもそもベイトリールだとトランクス一択にならん?とか、スピニング14000か20000番かーとか思っていました。ただ、さすがにそんなタックルをショアから1日10時間振ることは難しい。 結局、タックルの正解は見つからないまま、今でもPE何号にすべきなのか答えは出ていません。 今回の釣行で学んだこと 前回のビワコオオナマズ同様に釣果がなくてすみません。次回は写真をお見せできるよう頑張りたいと思います。 ただ、収穫がなかったわけでもないんです。以下の内容がわかりました。 昼間のベイト調査が大事 チャンスは潮止まりの10分間 水を流す音はアカメのボイル PEは3号から8号のいずれか ルアーはデッドスローで泳ぐもの ちゃっかりと最後の一行付け加えてますが、アカメってかなり捕食が下手らしいです。もちろん高速で巻いても釣れることもあるんでしょうけど、ゆっくり巻いた方がいいらしい。 マガジンを読んでいる方はご存知可と思いますが少し前から、僕はタックルハウスの『BKF140』推しになっています。これはすべて今回のアカメ釣行とビワコオオナマズの釣行が原因なんです。 かなりの時間遠投してるとどのルアーが釣れそうだなとか思えてくるわけです。BKF140はデッドスローでもマジでしっかりと泳ぎます。釣れなかったけど次回もこのルアーは投げ続けるでしょう。信用しているから投げ続けれます。 アカメに興味がない人でも今回のマガジンを読んで少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。また、もともと興味のあった方は全然参考にならないかもしれませんが少しでも参考になれば!では今度イトウを釣りに行ったら、三大怪魚の話を書きたいと思います。 #{snippet[3]}

日本3大怪魚に挑戦 アカメ釣行①〜準備編〜
日本3大怪魚に挑戦 アカメ釣行①〜準備編〜
2020年08月26日 更新 釣行記

結構前にはなりますが、高知県に人生2回目のアカメを狙いに行ってきました。アカメに少しでも興味のある方に、少しでも参考になればと思い備忘録を付けたいと思います。 結果は釣れなかったんですけどね、かなり良い経験にはなりました。実際に釣った人のアカメを生でみたときに『あ、今のタックルでは無理かも』って思ったんですよね。こんな魚がショアから普通に釣れる衝撃足るや、この歳になっても新鮮な気持ちになりましたね。 今回のマガジンが少しでも誰かの参考になれば幸いです。僕の日本三大怪魚への道のりは遠い! もくじ 日本三大怪魚 アカメという魚 準備したタックル ウェーディングで狙う では実釣編へ 日本三大怪魚 誰が決めたのかわかりませんが、日本には三大怪魚と呼ばれている魚がいます。それは、北海道にいるイトウ、琵琶湖にいるビワコオオナマズ、高知県にいるアカメ。 ビワコオオナマズ釣行に関しては、こちらを見ていただくとして割愛します。また、イトウに関しても釣りに行ったことすらないので何も書けません。で、今回は釣りに行ったのでアカメについて書きたいと思います。 この三大怪魚のすべてに言えることは、 釣れる地域が限定している。 かなり大きく成長する。 ショアからルアーで釣れる。 個体数がそこまで多くない。 でしょうか。高知県ではアカメの個体数が一定の数を超えたらしいですがそれでも個体数は他の魚種に比べ圧倒的に少ないです。 ちなみに、アングラーズでこれらの釣果を検索してみると結構な数が出てきます。怪魚といえど、伝説級のものではなくしっかりと対策をすれば釣れる魚なのだと思います。準備だけしっかりすれば、後は運になるのかな。 アカメという魚 アカメについては、wikipediaを参考にしました。 成魚は全長1mを超える大型魚である。成魚の体は一様に銀白色で、背中側はやや灰褐色がかっている。一方、幼魚は黒褐色で額に黄白色の縦線、体側にも黄白色の横しまや斑点があり、成魚とは外見が異なる。顔つきはスズキに似るが、背中が大きく盛り上がっていて体高が高い。目は通常は他の魚と同様に黒いが、暗い場所で光を反射すると角度によっては赤く光り、「赤目」の和名もここに由来する。 wikipediaより参照 ご存知のとおり、アカメという名前の由来は『目が赤く光る』から。これらの写真は、高知にある桂浜水族館で撮った写真です。 目が赤くなる角度がありますので、光っているものと光っていないものがいますが本人も光らせたいという認識はないでしょう。角度によってそう見えているだけらしいです。 また、アカメは高知県ではなくても釣れる魚で、知り合いが鹿児島や愛媛でも釣っていますし、もちろん宮崎にもいます。また不確かな記録ですが、横浜でも釣れた記録があるそうです。 ただ、地域によっては個体差が恐ろしく少ないでしょうし、ある程度定着している宮崎ではアカメを指定希少野生動植物としてしているので、2020年8月現在では釣りで狙うのを禁止しているようです。結局は、高知県内で釣りをするのが一番効率的であり狙う人もたくさんいるので情報も多いということになります。 準備したタックル 今回、釣りに行く前に多くの有識者の方にたくさんの話を聞きました。ただね、みんな意見が違うんですよねぇ。PE2号がメインの方もいれば、最大で8号という人もいましたね。狙っているサイズが違うから仕方ないのでしょうが、これだけ幅があると何を持っていけば流石にわからない。 とりあえず、自分が使いたいルアーを軸に『飛ぶ』ことを優先してメインはPE4号、サブに3号を持っていきました。結局PEから考え、用意したタックルはこちらです。 ロッド リール ライン ルアー TULALA:エルホリゾンテ78 DAIWA:RYOGA1520HL PE4号+フロロ80lb TACKLE HOUSE:BKF140 TULALA:エルホリゾンテ80 SHIMANO:カルカッタコンクエスト401 PE3号+フロロ60lb オフショアルアー多数 前回のビワコオオナマズのときより強めです。どちらが大きいのかなんて考えてもわからないけど、単にアカメの方がパワーがありそうだなと思った結果でこうなりました。 ちなみにショアから狙うのでロッドは長めです。またリーダーはフロロとナイロンのどちらも持っていきました。フロロは40-80lbまで、ナイロンは60-100lbまでを持参。また下の写真にはロッドが複数ありますが、渓流も行こうとしていたので関係ないのも紛れています。 ウェーディングで狙う 今回の釣行は、本当に多くの方に意見を聞きました。教えていただきまして本当にありがとうございます。 数多くのアカメを釣られたみなさんの貴重な意見をここで公開することは絶対にできませんが、問題のない範囲で説明したいと思います。以下説明していることは、ほぼ当たり前のことなんですが実際に忘れそうになることなので書きたいと思います。 潮止まりはチャンス よく潮止まりは釣れないと言われているかと思いますが、完全に潮が止まったタイミングはアカメにも特に良いわけではないようです。潮止まりからの逆の方向に潮が動き始める瞬間の10分がチャンスだそう。実際に多くの方がそのタイミングで釣れているそうです。そもそもそのタイミングがボイルが起きやすいそうです。(後編で話しますが、僕も体験しました) 雨が降ると良くない 雨が降ると一時的に表水温が下がり、活性が下がるそう。特に水面での釣りが多いアカメは、すぐに活性が下がるそうでウェーディングで表層近くを狙うときは良くないらしいです。でも、バイブレーションなどで沖のブレイクやボトムを狙う場合はどうなんだろうか。検証してません。 スクールで入るタイミングがある 今回、合計7回の衝撃的なボイルを体験しました。このボイルはなかなか凄まじく、たくさんのアカメが一斉にベイトを襲っていました。たまたまなのかはわかりませんが、単独でのボイルももちろんあるとおもいます。ただ、一定以上の群れを狙ったほうが良さそうですね。 メインベイトを意識する どんな釣りでも当たり前ですが、メインベイトを意識した方が釣りやすいです。今回の時期のアカメのメインベイトはボラ。そのボラのサイズは20から40cmでした。そもそも40cmのルアーなんて持っていないので、その当たりは完全に無視!基本15cm程度のルアーでやってましたね。 そもそも、40cmのルアーってあるん?あったとしても投げませんけどね。 地形を考える 今回遭遇したボイルは、大体同じ場所でした。実際にアカメのスクールは大きく回遊しているわけではなく、同じ場所にジッとしていてその場所にベイトが差し込んでくるタイミングでボイルしているように感じました。 その場所は、地形的にも沖に向かって10mぐらいのブレイクになっていて深場(沖)から浅場(手前)に向かう場所でボイルしていました。ブレイクを狙うってのはやはり大事だと痛感しましたね。 では実釣編へ 今回出てくる写真は、高知県の浦戸湾が多いです。ただ、アカメのポイントの写真は1つも載せていませんのでご了承ください。 ポイントは重要なので、さすがに載せることができないんですよね。実は上の写真も、昼間にお弁当を食べた場所で撮影しただけです。 お弁当はもちろん『くいしんぼ如月のチキン南蛮』です。実は如月ってルアーともコラボしているの知ってました?興味ある人は是非、フィッシングハヤシさんへ! 最後になりますが、真夜中のウェーディングは大変危険です。必ず、点滅させた赤色灯を身につけましょう。特に浦戸湾はたくさんの船が往来します。真夜中だと、船からこちらは全く見えません。船が近づいてきてもその場所に人がいるかなんて、船側は全く気づいていません。赤色灯で知らせるしかありません。 あとは、できれば複数人で釣行してください。なにかあったときに助けを呼べますから。それでは次回は実釣編です。お楽しみに。 #{snippet[3]}

とある河川に行ったら、いてはいけない魚がいた。
とある河川に行ったら、いてはいけない魚がいた。
2020年07月10日 公開 釣行記

また渓流の話で申し訳ないと初めから謝っておけば大丈夫!とたかをくくっている藤井です。 この前、とある有名河川の支流の支流の支流の支流(もう完全な山の中)ぐらいに釣りに行きました。そしたらそこにはいてはいけない魚がいたのです。魚に罪はありませんが、どうしてもそんな現実を知ってもらいたくて書くことにしました。 もくじ 今年はいつもの時期ではない それは突然に ここの支流ではありえない コロナの影響で 絶対に放流しちゃいかん 今年はいつもの時期ではない 僕は年に数回、長野県まで足を運んで友人と一緒に渓流釣りに行っています。その友人はANGLERSのアプリで知り合い、かれこれ6年ほどの付き合いになります。僕の渓流経験はその人から教わったものが多く、かなり影響を受けています。 毎年4月と9月は必ず行っているのですが、今年はコロナの影響でいつもの時期からはズレて6月の釣行になりました。今回入った場所については伏せますが、あまり人が入っておらず蜘蛛の巣が多かったり藪こぎするときに自分が開拓者になる状態から、あまり人が入っていないような状況でした。そんな状態ですから、僕のホームである神奈川県ではあり得ない場所でした。 それは突然に その釣行の途中で、僕の友人がとある魚を掛けました。なかなかネットインしないので近寄ってみると、本人曰くニジマスらしく『なんでここにニジマスがいるんだよ』と彼は話していました。ただ、その魚はネットインする寸前に逃げてしまいました。 問題はネットインする寸前に見えた個体が、『ブラウントラウト』のように見えたこと。ネットインできていないのでまじまじと見たわけではありません。しかし、僕も友人もその逃げる瞬間をみていてニジマスに見えなかった。もちろんアマゴでもイワナでもなかったと共通で認識しています。 すみません、これだけ話しても魚の写真がないのでなんとも確証がないのですが、あれは絶対にブラウントラウトだった。 ブラウントラウトは一般にヨーロッパとアジアに生息していると思われているが、実際には極付近まで周遊する。またギリシャやエストニアには海から遠く淡水のみで生活するものもある。絶滅危惧種とはされていないが、いくつかの地域では、生息域の破壊や乱獲などによって数が減っている。fario 型は比較的冷たく、酸素の豊富な陸水を好み、特に山地の大きな水流に多いが、他のサケ科の魚の最適温度よりは温かい摂氏15.5-18.3度程度である。 ブラウントラウトは標準的なサイズの魚で、ある地域では20kg以上になり、また小さな川では1kg程度以下のものもある。国際ゲームフィッシュ協会 (IGFA) の公認記録では、18.25kgのものが1992年5月にアーカンソー州のリトルレッド川で釣られた記録が残っている。 ※wikipediaより ここの支流ではありえない 長野県の犀川や梓川なんかにはブラウントラウトが普通にいて、長野で外来魚といえばブラックバスよりブラウントラウトの方が有名だということを聞いたことがあります。同じ長野県ですので居てもおかしくないと思う方もいるかも知れない。しかし、今回ぼくらが入った河川は有名河川の支流の支流の支流の支流ぐらい支流です。(どんだけ支流やねん) しかも大きな堰堤があり、下からは登ってこれません。となると上から逃した人がいる。それは間違いない! コロナの影響で 友人はもう何年もその渓に通っているが、ブラウントラウトが釣れたのは初めてだそう。またその場所の近くにはないが、少し行ったところに管理釣り場があるとのこと。コロナの影響でお客さんが来なくなった管理釣り場、もしくは養殖場がブラウントラウトを逃したのではないかとのこと。 もちろん、管理釣り場にお客さんが来ないからといって直接逃がすことはないと思います。ただ、その河川の漁協が放流事業をしていて放流魚を近くの養殖業者に委託しているとします。本来なら管理釣り場側が買い取ってくれるはずだったブラウントラウトがお客さんが来ないことで買い取られなかった。結果、養殖業者はブラウントラウトや他の魚が余ってしまった。管理釣り場は買わないので、普段から漁協が買い取る分にブラウントラウトを入れたのではないか。(すべてただの予想) 写真はないが、あの時見たのは明らかにブラウントラウト。その事実は譲れない。しかも大きな堰堤があるので、登ることはない。上流から入れないといるわけない。このことから以上のことが推測されました。 絶対に放流しちゃいかん だめ!絶対!闇放流禁止!今回の場合が闇放流なのか不明で、推測の域を出ませんが業者が外来トラウトを小規模河川にいれるなんて闇放流より悪質です。 外来魚といえばブラックバスが一番目立っていますが、それ以外にもたくさんの外来魚がいます。魚には罪はありません。ただ、そこにその魚は居てはいけません。そこにその魚がいるということは、誰かが逃さないとありえません。ほぼ誰か人間の仕業です。そのようなことは絶対にしないように! #{snippet[3]}

ビワコオオナマズを求めて【釣行編】
ビワコオオナマズを求めて【釣行編】
2020年07月22日 更新 釣行記

このマガジンは、そもそも数の少ないビワコオオナマズについて、今後狙ってみたいと思った方が少しでも役に立つように残しています。 また全く興味のなかった方でも、少しでも興味を持ってもらえると助かります。準備編を読んでない方は先にそちらを読んでみてください。 まぁ結論としてはビワコオオナマズは釣れなかったんですけどね。ただ、なかなかの魚が釣れたのでお楽しみに。 もくじ 当日のスケジュール 狙ったエリア 2日目のとある場所で そもそもペアリングは1:1なのか ビワコオオナマズは釣れなかったけど 来年も挑戦します 当日のスケジュール 僕たちは関東から2泊3日で琵琶湖に向かいました。だいたいのスケジュールはこんな感じです。 昼間は寝て、夕方起きて朝まで釣りをする。ビワコオオナマズが夜行性だということで少しでも確率をあげたかった。とりあえず姿を見たかった。 琵琶湖で10年以上釣りをしてきて、釣ったことも野生で見たこともない魚。神秘の対象でしかなく、行く前から神様のようなイメージを浮かべていました。 狙ったエリア 琵琶湖北湖のみです。そもそもエリアがデカすぎる。ただ、情報がないため、琵琶湖北湖全域を対象に移動して探すことを前提に釣りをしました。前回話しましたが、ブレイクに回遊してくる個体を釣るのではなく、接岸してきた産卵を意識した個体を狙うことをメインに考えていました。よって、釣りをする時間よりも移動する時間と懐中電灯で照らす時間の方が長かったです。 移動しては、懐中電灯で照らし、いなければまた移動。車から降りたらタックルを持たず懐中電灯を持って照らしにいく。この繰り返しでした。 初日は特に何もなく。と言いますか、本当に何もなく。移動してはエビを捕まえたり、鹿の大群にあったり、猪をみたりと飽きない程度に楽しめました。ビワコオオナマズなんて神話上の生物だと思っていました。 2日目のとある場所で 2日目も同じように、移動しては懐中電灯で湖面を照らすことの繰り返し。1日目と同じ場所から探すことにしました。昨日はいなくても今日はいるかも知れないしね。 とある場所は車から降りて広範囲に探ることが出来たので、メンバー分かれてそれぞれ歩いて探すことに。僕は車から離れて、懐中電灯で湖面を照らしながら歩いていたときのこと。それは普通にいました。 念願のビワコオオナマズ 本当に普通にいました。推定1mぐらいの黒っぽいシルエットの魚、どう見てもナマズでした。ずっと照らすと逃げると思ったので、すぐに照らすのをやめて暗闇の中で目を慣らすことに集中しました。5分ぐらい経ったでしょうか、少しずつ見れるようになってきて明らかにナマズだと認識できたので釣り具を取りに帰ります。 車に戻りタックルを用意 車の置いてある場所まで5分以上かかるため、走って向かいました。車にいたメンバーに見つけたことを伝えてタックルを持ってまた向かいます。 この時点で、見つけてから15分以上が経っています。ルアーの付いたタックルを1つだけ持って、見つけた場所に向かいます。 見つけた場所にまだいる 着いたときに、少し照らしてみるとまだいました。同じ場所をぐるぐる回っている?そんな感じでした。すかさず電気を消して、BKF115を真上に通します。食いません。通します。食いません。合計30投ぐらい投げても食いません。 照らしてみると 暗い中、30投以上投げても何も反応がない。ただ、暗いながらにうっすらと魚がいることはわかります。少し照らしてみました。そしたら、なんと複数匹いました。そうです。ペアリングしていました。でもおかしい、ペアリングって1:1で行うと言われているのに、僕がみたのは3匹でした。 いつの間にかいなくなる 釣り人の性でしょうか、釣れないとわかっていましたが、その後も同じ場所に30投以上投げました。水深30cmもないところだったのですが、フローティングミノーをずっとスローリトリーブしていました。その時の僕にはそれしかすることがなかった。50回以上投げてまた照らしてみたら、その場所には魚はいませんでした。 そもそもペアリングは1:1なのか 今思えば、ビワコオオナマズはあそこで何をしていたのか。去った後に琵琶湖に入って、ぐるぐる回っていた場所を見ましたが、卵はありませんでした。そもそも卵を付ける水草もないところです。岩につけようとしていたのか。何をしていたのだろう。 ペアリング個体なら、食わないと言われているので釣れなくて当たり前ですが、3匹いましたからペアリングではないのか。わからないことばかりでしたが、・人生で初めてビワコオオナマズとの距離が縮まったこと。・産卵(ではないかもしれないけど)未遂の現場に居合わせたことに僕はかなり興奮していました。 ただ、写真は撮れなかった。フラッシュで逃げるかもしれないと思ったので、使えなかったのでオフで撮影はしたのですが明かりなしだと魚を写すことはできませんでした。 ビワコオオナマズは釣れなかったけど 2020年の初めてのビワコオオナマズ釣行は、これ以外何もなく。外道で釣れると言われているイワトコナマズすら拝むことはできませんでした。 僕の中では、2m〜3m先にビワコオオナマズが3匹以上いたことに興奮して終わったんですが、実は友人に大きい魚が釣れています。外道ですけどね。 7lbオーバー それがこれ、58.5cmの7lbオーバーです。騒いでいたので近寄ったら、すでに釣り上げていてファイトを見ていないのですが、かなりの良型!久々にこのサイズのバスをみました。外道ですけどね。 しかも、1000番のリール4lbで獲ったと聞いたので、これまた驚き。そもそも友人は何を狙っていたのだろうか。ビワコオオナマズが釣れないから諦めてブルーギルでも狙っていたのだろうか。外道ですけどね。 来年も挑戦します 今回挑戦してみて釣りというかは、【神秘的な対象を追うというワクワク、ドキドキが止まらない釣行】でした。 日本3大怪魚って釣れてしまったら対象が変わるじゃないですか。追うまでの過程や考察が面白くないですか?だからまだ僕は楽しめる。(言い訳) 経験してみて思ったことはこれだけあります。 難易度が恐ろしく高い釣り 釣りというか探す旅 ペアリングしたら絶対に釣れない 見つけたときのドキドキがヤバい そもそも大潮で産卵するなら、釣れるのは中潮では 懐中電灯の差で見つけれるかどうかが決まる イコール釣れるかどうかも決まる タックルより懐中電灯を良いもの持っていったほうが良い とあるメーカーのスタッフさんの懐中電灯はマジで明るい ブユみたいな虫やムカデがたくさんいる 最後の方が重要です。このマガジンを見て少しでも興味湧いたら、ビワコオオナマズを釣りに行ってみてください。今年もまだチャンスがありますよ。釣れたら教えて下さいー! #{snippet[3]}

ビワコオオナマズを求めて【準備編】
ビワコオオナマズを求めて【準備編】
2020年07月07日 更新 釣行記

日本3大怪魚である1つ、ビワコオオナマズ。今回は前半(準備)と後半(釣行)に分けてマガジンを書こうと思います。 まず、僕が公開しているこの情報は間違っている可能性がありますので充分注意してください。この釣りは情報量が少なく、釣果の実績もそこまで多くないため情報の信憑性が低い可能性があります。これからビワコオオナマズを釣ってみたいと思っている方はこのマガジンは参考程度に考えてください。 それでは琵琶湖に行く前に僕が何をしたのかをまとめてみたいと思います。 もくじ そもそもビワコオオナマズとは ビワコオオナマズの情報まとめ 北湖ビワコオオナマズの難易度 持ち込んだタックルは 基本は岸際を照らすだけ そもそもビワコオオナマズとは 一般的に日本3大怪魚の1つと言われている魚です。というかデカイナマズです。最大で120cm、20kgを超えると言われています。名前の由来通り、琵琶湖及び淀川水系にしか棲んでおらず、琵琶湖における食物連鎖の頂点に立つ生物です。強い夜行性を示しますが、日中も活発に活動することが確認されています。魚食性が強く、アユ・ビワマス・フナ類をはじめ、外来種であるブルーギルなどを主な餌にしています。また、成魚のブラックバスを捕食できる数少ない在来魚でもあります。 ※wikipediaより抜粋 とりあえず言えることは大きいこと。そして、数が少ないこと。ただ、滋賀県は希少種には入れていますが、絶滅危惧種に指定してないんですよね。絶滅危惧種に指定するほどの数ではないということでしょうか。 ビワコオオナマズの情報まとめ 僕の出身大学は滋賀県にあり、なんだかんだ6年以上滋賀県に住んでいました。当時はビワコオオナマズに全く興味がありませんでしたし、一度もビワコオオナマズを釣ったこともありません。周りに釣った友人もいませんでした。というかバスにしか興味ありませんでした。しかし、琵琶湖から離れてバス以外の釣りを初めると不思議と興味が変わり、【琵琶湖にしかいないこと】【最大で1m超えること】など、なんてかっこいい魚なんだと釣りたくなってきました。 そこでまずはビワコオオナマズについて片っ端から調べることにしました。その際こちらの2名の方のブログは本当に、大変参考になりました。極めて情報が少ないこの釣りにおいては、必読かと思います。 20キロをこえる国産巨大魚「ビワコオオナマズ」を“わずか3日間”で追い求めた釣行記:山根さん 本湖のビワコオオナマズ釣行まとめ:乃村さん どちらもタイトルを押すとブログに飛ぶことができます。 調べてわかったこと 調べてわかったこと、もしくは有力な仮説をまとめました。 梅雨時期の大潮に産卵する 産卵するタイミングで浅瀬に接岸する ペアリングしたら絶対に釣れない 1匹のオスが1匹のメスに巻き付いて産卵する 産んでから50時間ほどで孵化する 甲殻類より魚類を捕食する (大雨などが降って)水位があがった後は尚良し 必要なタックル 最低PE3号以上とリーダー60lb以上(5号ぐらいがベスト ?) サイトで釣るならフローティングミノー ブレイクで釣るならバイブレーション すべてが合っているのかどうかはわかりません。ただ、これらの情報を元に僕らは3日間、釣りをしました。3日間もあるかと思えば、この釣りは夜釣りが基本のため時間がありません。そのためブレイクに回遊してくるかどうかわからない魚を狙うより、サイトで釣る方が効率的かなと思いましたので、ひたすら岸際を懐中電灯で照らしました。 この梅雨時期のビワコオオナマズの特性としては下の画像を参考に。狙うのは③のときになります。それ以外は釣れないと思ってください。 北湖ビワコオオナマズの難易度 今回の釣行は日本3大怪魚をすべて釣ったことのあるメーカーの方にも参加してもらいました。その際にこんな興味深い内容を聞きました。 イトウ、ビワコオオナマズ、アカメのすべてを釣ったことあるがビワコオオナマズに関しては2種類あります。それは、琵琶湖北湖で釣るか北湖以外で釣るか。北湖のビワコオオナマズは相当難易度が高いらしく、その方も実は北湖では釣ったことがないという。ちなみに、アカメは1日に14本釣ったことがあるし、イトウも行ければ比較的簡単に釣れるとのこと。日本3大怪魚の中では『北湖のビワコオオナマズが圧倒的に難易度高い』と。 何をもって難易度とするかの問題がありますが、北湖のビワコオオナマズは難しいことがわかります。釣りに行く前に、僕はすでに体感しています。そう、情報が全然出てこないんです!この時点で難易度は高そうだなとは思っていたのですが、実際にすべて釣ったことのある人にこうやって言われると釣りに行く前に心が折れそうになります。また、北湖でなければ難易度が下がるということも、言われて初めて知りました。 持ち込んだタックルは 以上のことを踏まえて、用意したタックルは以下の通り。 ロッド リール ライン ルアー TULALA:エルホリゾンテ78 DAIWA:RYOGA1520HL PE3号+フロロ60lb TACKLE HOUSE:BKF140 SHIMANO:フルスロットルS74ML SHIMANO:TP XD C5000HG PE3号+フロロ60lb オフショアルアー多数 タックルハウスのBKF115か140は絶対に持っていった方がいいとのこと。また、僕は普段使っているオフショア用のルアーを大量に持参しました。もちろん、バーブレスにして。一般的な淡水用のルアーより、見慣れていないオフショアの方が反応が良いかも知れないと思ったのが理由です。具体的にパンプキンとか別注平政、γとか持っていきましたね。 沖のブレイクを攻める場合は、レンジバイブや鉄板系が効くとのことですが今回は使いませんでした。そもそも時間が限られていたので、回遊してくるのかどうかも怪しい魚を狙うより浅瀬にいる魚を見つけるほうが早いと思ったのと、釣れないとしてもとりあえず目で見てみたかった。 ということで今回は沖はあまり狙いませんでした。 基本は岸際を照らすだけ ビワコオオナマズは昼間でも行動する魚とはいえ、基本的に夜釣りになります。僕らは梅雨時期の大潮に琵琶湖に出向き、北湖の岸際を懐中電灯で照らすという行動を合計16時間ほど繰り返しました。 タックルを持たずに、めぼしいところを照らすだけ。いるかどうかわからない魚をずっと照らすだけ。車で移動して照らし、移動して照らしを繰り返す。本当にいるのかさえ、不安になってくるこの釣り。これこそビワコオオナマズの難易度が恐ろしく高い理由だと実感しました。それでは釣行編をどうぞ。ビワコオオナマズに少しでも近づけるように、祈っております。 #{snippet[3]}