みなさんこんにちは、アングラーズマガジン運営事務局です。
前回の記事で、我々が実施したリサーチについてと、なぜ実施したのか、そしてどういう結果が出たのか、これについて触りをご報告しました。
結果としては、日本に釣り人は9,724,631人いて、それら釣り人が一年間で釣り道具に支払う金額の合計が8,175億6,300万円である、というものです。
そしてこの釣り人口は、我々が考えるところの、三つのレイヤーから構成されていると仮定して調査を行いました。その三つとは「ガチ勢」「ミドル勢」「ライト勢」です。
今回はこの三つのレイヤーのうちの「ガチ勢」にフォーカスします。「ガチ勢」について考察してみようと思います。
ガチ勢の朝は早いものです
このマガジンが気になった方、時間つぶしのお供をお探しであればご笑覧くださると幸いです。どうぞよろしくお願いします。
ガチ勢とは?
改めて定義を確認します。
これが我々の考えるガチ勢です。
287万人というのはカリブ海のバルバトス国の人口と同じくらいのようです。
首都はブリッジタウンです。参照:Google
かなり巨大な潜在マーケットの存在を感じますね。。。
とはいえ、これはあくまでも定義の必要上設定した数値であり、ガチ勢内でも偏差は大きく存在しているはずです!
また、「ガチ勢」と一言でいっても、オフショアのガチ勢、ショアのみのガチ勢、ハイブリッド型、等々に分けられるでしょうし、居住地域によってその形態や動向は様々かと思います。
一般化はしづらいとは思いますが、ガチ勢について少々見ていこうと思います。
ガチ勢「あるある」について
まず、ガチ勢というのはこういう人だと思います。
まだまだあると思いますが、内容によっては承服し難い、例えば「ステラじゃないぜ、ソルティガとイグジストだぜ」と言った向きもあることでしょう。
ガチ勢の独自通貨単位である「ステラSW」。1ステラは日本円で10万円くらいです。
しかしながら、上記項目に5つ以上当てはまる方は、間違いなくガチ勢ではないでしょうか。
また、現状ミドル・ライト勢でもこれら項目に違和感を感じなければガチ勢への扉は開かれていると思います。
あらためて冷静に見るとなかなかな狂気の世界のようですね。。。
ガチ勢の経済的側面
ワーカホリックと似た症状が「釣り」に対して発症している気もする「ガチ勢」の皆様ですが、その経済状況はどうなっているのでしょう。
所得や資産のアロケーションは人それぞれかと思いますので、出費についてもう少し詳しく見ていこうと思います。
年間の釣り道具購入費用の中央値が約35万円とありますが、釣り道具を買って終わりなわけがありません。当然釣行費用が発生します。
オフショアの釣りであれば、乗船料に加え、移動交通費および食事等の雑費の合計が、概ね乗船料と同額で発生するかと思います。
ですので、仮に乗船料を10,000円とすると、一回の釣行費用は20,000円程度となります。
そうなってくるとオフショアであれば、年間で釣り具購入費用に近い金額の釣行費用が発生していると考えられます。
つまり、調査結果で言えば、ガチ勢の中でのミドル勢は年間70万円程度は釣りに費やしていると考えるのが妥当かと考えます。
中間ゾーンでこれですので、ガチ勢中のガチ勢はどうなっているのでしょう??
筆者の知人の中には「つい船を買ってしまった」「月の半分は自宅に居ない≒遠征している」といった方が数名おります。
もっと探せば「島を買った」くらいの人もいるかもしれません。
参照:トラベルスター
ハワイのラナイ島はオラクル創業者であるラリーエリソン氏の所有らしいです。島を求めるガチ勢の皆様の心中お察しするしかありませんね。
以上を踏まえ、その出費を単純に算出できる計算式にすると、以下となるかと思います。
傾向として、釣り具1:乗船料:1:その他1が一回あたりの釣行費用になっていそうです。
ちなみに筆者は2021年、71回の釣行を実施しておりますので、釣行費用で150万円程度はかかっているようです。
これに釣り道具の購入費用を考えると。。。家族にこの記事を見られないことを願うばかりです。
ガチ勢にしかわからない違いがあります
一方、ショアのガチ勢は乗船料がない分、多少、出費は減るとしても、釣行回数x(都度の釣り具購入費用+交通費)であり、一回の釣行あたり20,000円前後の出費になっているのではないでしょうか?
アングラーズとガチ勢
アングラーズとして、釣り業界の一つの課題と考えているのが、「釣りの魅力をもっと多くの人に知ってもらうこと」です。
いざ釣りを始めるにあたって、初心者には様々な障害があります。たとえば、
「船酔いするから」「船だとトイレがないから」「えさがつけれないから。。。」といったあたりでしょうか、
筆者が回答するとすれば、
と答えますが、こうした疑問や不安を解消できて、さらに「釣り」そのものの魅力を発信すべく昨年11月から「アングラーズマイスタープロジェクト」を展開しております。
まずはガチ勢にフォーカスし、その人となりや技術などをもっと広く世間に拡散し、釣りの魅力をより多くの人に感じてもらう作戦です。
現在20名のマイスターたちに活躍してもらっております。どこかで見かけることがあったら、お気軽に話しかけてみてください。
きっと喜んで釣りの素晴らしさについて話してくれると思います。
次回はミドル勢について見ていこうと思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。