日頃からアングラーズをご利用いただきありがとうございます。
ANGLERSを運営しております藤井です。
2020年も残すところあと僅かになりました。
今年もご利用いただきありがとうございました。
マガジンの更新も年内はあと数回になりそうです。
そこで、本日は2020年に登録された魚種をランキング形式にして発表したいと思います。
思わぬ魚がランキングに入っていましたよ。
ランキングのルール
結果を言う前に、何点か注意があります。
釣り人のみなさんならご理解いただける内容かと思いますが、しっかりと読んでからランキングを御覧ください。
すべての別名を含んでいるわけではない
魚には多くの別名称がありますよね。
例えば、ブリが一番わかりやすいかな。
以前のマガジンでも話しましたが、出世魚のブリは大きさで名称が変わりますが、それ以外にも地方でも呼び方が変わります。
例えば、関東では大きさによって【ワカシ】【イナダ】【ワラサ】【ブリ】と名称が変化していきます。
場所によっては、イナダとワラサの間を【サンパク】とか言ったりもしますね。
この別称のうち有名なものをすべてブリとしてカウントしています。
ただし、出世名称や地方名のすべて含んでいるわけではありません。
例えば、ブリの稚魚をモジャコと呼ぶ地域がありますが、少なかったのでモジャコの釣果はカウントしておりません。
すべての釣果を確認したわけではない
人によっては魚の見分け方は簡単かもしれませんが、慣れていないと難しいもの。
例えば、クエとマハタ、マハタモドキの違いってみなさんわかりますか。
この3種に関しては、特に老成魚になったとき区別が難しくなります。
また、人によっては勘違いして覚えている方もいるかもしれませんよね。
ヤマメをアマゴと言ってたりね。
すべての釣果を、1つ1つ写真を見てチェックしたわけではありません。
そのため、このランキングはあくまでも申告ベースになることをご理解ください。
ほぼあり得ないとは思いますが、どう見てもブルーギルの釣果をブラックバスで登録されていても、それはブラックバスでカウントされています。
微々たるものだけどね。
名称が同じだけど違う魚がいる
2つ目と話が少しだけ被りますが、違う魚なのに同じ呼び名の魚がいます。
例えば、【モロコ】という魚がいます。
僕は長年琵琶湖で釣りをしていたので、モロコと言えば【ホンモロコ】を指します。
しかし、最近【クエ】を釣るようになってからは、クエのことをモロコと呼ぶ人がたくさんいることを知りました。
ホンモロコとクエ、全然違う魚なのにどちらもモロコで登録されているんです。
この場合は何も間違っていないのですが、2つの魚は同じカウントになっています。
ただし、これらは今回のランキングにはほぼ影響ないと思います。
サバのことをアジと呼んでいる人が30万人とかいれば別ですけど。
釣果投稿数であって、釣果数ではない
最後にすごくややこしい話をします。
カウントしている数字は1匹ではなく、1釣果になります。
例えば、アジを100匹釣ったとします。
その場合、1匹1匹登録するのは面倒ですよね。
本当は1匹1釣果で登録してほしいのですが、すべての魚種でそうも言ってられません。
そんなとき、1釣果に100匹と入力することができます。
ただ、そんな釣果があったとしても1でカウントしています。
多くの釣果が1釣果1匹なので、そこまで気にする話ではありませんが、中にはそういう釣果もあることをご理解ください。
つまり、今回のランキングにおける【釣果登録数】はあくまでも1釣果であって、実際はこの数値よりも釣れていると思ってください。
2020年登録釣果ランキング
では、発表します。
こんな結果になりました。(横にスクロールできます)
ランク | 魚種名 | 釣果登録数 | カウントした魚種名 |
---|---|---|---|
1 | ブラックバス | 119,386 | ブラックバス、ラージマウスバス、スモールマウスバス |
2 | シーバス | 57,910 | シーバス、マルスズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキ、スズキ、フッコ、セイゴ、マダカ、ハネ、セッパ、ハクラ |
3 | アジ | 19,791 | アジ、マアジ、マルアジ、アオアジ |
4 | アオリイカ | 18,407 | アオリイカ、ミズイカ |
5 | メバル | 16,065 | メバル、アカメバル、クロメバル、シロメバル |
6 | クロダイ | 14,315 | クロダイ、チヌ、チンチン |
7 | カサゴ | 12,666 | カサゴ、ガシラ、アラカブ |
8 | ブリ | 11,595 | ブリ、イナダ、ヤズ、ハマチ、ワカシ、ツバス、メジロ、ワラサ |
9 | ヒラメ | 10,880 | ヒラメ、ソゲ |
10 | マゴチ | 7,901 | マゴチ |
2020/01/01から2020/12/23までの釣果を10位まで発表しました。
ショア傾向がある
これらの10の魚には、共通点があります。
それはショア(オカッパリ、ウェーダー、渡船など)からも釣れるということ。
アングラーズの認識では釣り人をショアからの釣りか、オフショアからの釣りかを分けた時、95%はショアの釣りです。
ボートや船、フローター、もしくはSUPなどのオフショアの釣りは、5%いないと判断しています。
そのため、どうしても釣果の割合もショアに偏ります。
結果、ショアもオフショアもどっちも釣れる魚が上位に食い込むわけですね。
これが釣り業界の縮図かも
勝手に判断していますが、フィッシングショーにいくとブースの大きさに差があるのに気づくはず。
もちろん、人気のある魚を釣る道具が多く公開されているのはもちろんだと思いますが、今回公開したこの釣果こそが釣り業界のジャンル毎の大きさだと思っています。
例えば、ブラックバスやシーバスは人気のある魚種で、多くのメーカーがそれを釣るのに適した釣具を出しています。
また、4位のアオリイカについてもエギに特化したメーカーもたくさんありますよね。
同様に9〜10位のヒラメ、マゴチも同じ話。
この釣果の順位こそが釣り業界の縮図になるんじゃないかな。と思っています。
もし、今回のマガジンをメーカーさんが見ていたら、是非ともここで紹介した釣果の多い魚種を釣る釣具を販売してみてはいかがでしょうか。
一言で言えば、ここで紹介した魚種が人気のある魚種で、商売のチャンス?になるのかもしれません。
その他の順位
それでは惜しくも10位以内に入らなかった魚種を紹介します。
ランク | 魚種名 | 釣果登録数 | カウントした魚種名 |
---|---|---|---|
11 | ニジマス | 6,261 | ニジマス、レインボートラウト、スチールヘッド |
12 | タチウオ | 5,946 | タチウオ |
13 | ナマズ | 5,381 | ナマズ、マナマズ |
14 | サバ | 5,151 | サバ、マサバ、ゴマサバ |
15 | キス | 4,740 | キス、シロギス |
ニジマスの釣果はほぼ、エリアトラウトの釣果でした。
ここに入っている釣果もすべて、ショアからも釣れる魚ですよね。
やはりショア強い!
では、今回はこの辺で。この内容テストに出るかもよ。