こんにちは。東北三浦イーグルスです。
主に地元宮城のサーフで竿を振っております。最近念願の土日アングラー卒業となり、これからたくさん釣りに行けるよう身支度中です。
10月には少ない釣行ながらも小座布団ヒラメを、11月には念願の座布団ヒラメを上げる事ができました。
座布団ヒラメは今年初のキープで食しましたが、癖のない上品な味わいの白身、コリコリ濃厚なエンガワをそれぞれお刺身で美味しく頂きました。それでも柵で大量に余ってしまい近所にお裾分け。。(笑)
今回はそんなサーフゲームのメインフィッシュ、ヒラメの生態から考えるリリースサイズのお話です。
リリースサイズ規定の必要性
以前のマガジンで触れた事もあるリリースサイズについてですが、皆様の中でも、ヒラメ・マゴチならそれぞれ〜cm以下はリリースする、そういった決め事をしっかり立て釣りをしてらっしゃる方が多いとは思います。
それでも近年のサーフブームに伴う影響もあるのか、釣れる数が減った、サイズが出なくなった、というお話を先輩アングラーさんの方々から良く聞きます。
資源(魚)が減る要因としては、漁船による乱獲、釣り人の増加によっての乱獲、水質環境の悪化など様々考えられます。
その中で私達釣り人としてヒラメの資源保護という部分で考えてみると、リリースサイズを決め必要以上に持ち帰らない事が重要ではないでしょうか?
ソゲ=リリース認識は定着
ヒラメは40cm以下のサイズを一般的にソゲと呼び、【ソゲ=リリース】はある程度定着していると思います。
持ち帰る際のキープサイズについて、仲間からアンケートをとってみても、8割以上の方が40cm以上なら良いという結果でした。(ご協力ありがとうございました)
40cmを超えてるヒラメサイズだし持ち帰りたいからキープする。食べる為に魚をキープする。釣りをしている以上何の問題もありません。
ですが、、、
この記事を読んでくださる皆様、サーフゲームを愛する皆様にとある理由から一つご提案がございます。
50cm以上にしませんか?
キープサイズを50cm以上にしませんか?自分の釣果、友人、アングラーズで釣れてるヒラメサイズを見ても、当たり前な話なんですがソゲサイズが1番数多く釣れ、ヒラメが釣れたという話になれば40cm台が1番多くなるわけです。
では50cm以上のサイズのヒラメが釣れる機会を考えてみて下さい。
「いいサイズ上がったねー」
「ナイスサイズ」
「大きいヒラメだね」
このような感覚の方が多いのではないでしょうか。
日に何枚も上がる事は珍しく、50cm以上であれば良型ヒラメと言えるサイズだと思います。ただ、ヒラメを持ち帰るハードルとしてはかなり高くなってしまいますね。。。
「それじゃあ年間何枚持ち帰れんだよ!」
そんな声も聞こえてきます。実際に今年の私も50upのヒラメは2枚しか釣っていません(泣)。
持って帰る機会が必然的に減り、資源保護に繋がるかもしれないこの提案、でもこれはとある理由ではありません。真の理由はヒラメが性成熟する時期に関係するものです。
ヒラメの性成熟から考える
性成熟(せいせいじゅく、sexual maturity)とは動物が生殖可能な状態になること。
幼若状態を脱して成体となることと同義の場合もあるが、この二つは必ずしも同じではない。引用元:Wikipedia
各研究機関の調べによると、雄は1〜3歳(30cm台)、雌は2〜4歳(40cm台)で産卵行動に加わり、ヒラメの種苗生産においても親魚として3歳以上のものを雄雌比1対1で飼育するとされています。
ここから考えてみると、私達釣り人の多くは産卵可能になったばかりのサイズのヒラメをキープ対象として持ち帰っているという事になりますね。
キープするなら40cm以上という認識を、50cm以上にする事が資源保護に繋がるかは正直な所わかりません。
食べる為、食料確保として釣りを楽しむアングラーには納得できる話ではないかも知れません。
ですが、もし私達アングラーが50cm以上から持ち帰るような認識に変われば、、、
将来的には平均サイズは上がり、釣れる数がもっと増える可能性も十分にあるのではないでしょうか。
サーフゲームをこれからも末永く楽しむ為に他にも出来ることはまだまだあると思いますが、今回は一つリリースサイズについてのお話でした。
終わりに
近年のサーフゲームブームでアングラーは確実に増え、その日の1枚に出会う、釣れる過程を楽しむ、より大きなサイズを求める。
そんなゲームフィッシングとして定着しつつあるのも事実です。
釣れるヒラメのサイズは年々落ち、数は減り続けている現状の中、私達アングラーがこれからもサーフから狙うヒラメ釣りを楽しめるよう、キープサイズの認識を変える、正式にキープ・リリースの規定を設ける、そういう時期に入ってきたのではないかと思う今日この頃。。
今回は自分の好きなサーフゲームでのヒラメについて書きましたが、他の各ジャンルのアングラーの皆様も、各対象魚種の性成熟について今一度考えて頂く機会となれば幸いです。
今回も最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
読者様に素晴らしい釣果が訪れますように。
おしらせ
11.1.〜11.7.開催のDUO【BeachWalker】第3回 #リモートサーフ感謝祭に初参加してきました。
https://www.duo-inc.co.jp/topics/2021/11/topics-26897/
結果は念願の初座布団での優勝〜(号泣)
私の釣り人生で一生の思い出になりました。
ランディングをサポートしてくれた菅原君、開催・運営して頂いたDUO及び大会関係者の皆様、参加された全国のアングラーの皆様、ありがとうございました。
父・おじに釣りを教わり小学生5年生の頃からバス釣りに熱中しました。高校受験前に父に竿を全て折られ早々に引退。。。
30代に突入しロック、SLJ等に挑戦も高所恐怖症・巨像恐怖症がつきまといます。今は食べて美味しいサーフゲームに目覚め、安心安全を第1にヒラメ・マゴチ等を求めて地元サーフで竿を降っています!