どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目のまだまだ駆け出しな釣りびとです。そしてだいぶへたくそだったりします。
現在は主にルアーで、東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインに、年に何回かは遠征に出かけたりする釣り人生を過ごしています。。
今回はオフショアの釣り、シイラのキャスティングゲームについて、2回に分けてお伝えしていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
シイラについて
関東近郊で、というか主に相模湾ですが、シイラが釣れ始めると本格的な梅雨入りと、その後の夏の気配を感じるものです。夏の魚ですね。
シイラですが、体の特徴としては、大きいもので体長2m、体重40kgにもなる模様です。スーパー細身なバスケ選手くらいでしょうか。が、近海で釣れるのは大きくても1mと少し、重量も5kg程度といったところかと思います。
肉食魚であるシイラは、猛スピードで泳ぎ回り、次から次に群れをなしてルアーにアタックしてくる、波状攻撃を繰り出してくる様は壮観でもあり、手頃なゲームフィッシュ。。。と、ここまで書いて気になりました「猛スピード」とは果たしてどのくらいの猛スピードなのか?と。
船上で見ている限りは速めのラジコンカーくらいの速度で泳いでいるように見えるので、結構速いのかな?と思いましたら。。。
え?マジで?結構ふつうなのかな?とびきり速い気はしないですね。。。
他に記載されている魚たちが、比較できるようで実はそうでもないのが香ばしい面々なのでそう思うのでしょうか。学術的なものと実際の肌感覚ではそこそこ齟齬というかギャップがある好例でしょうかね。並べるとよくわかりませんが、シイラのフックアップしてからのスピードや引きの力強さは、「万力」あるいは「ダンプカー」と形容している人がいるように、なかなかのものだと思います。
時速37km/hで泳ぐシイラたちは、夏が近づくと海流に乗って、県道の最高速度に近い時速37km/の制限速度の範囲内で日本近海までやってくるようです。曖昧に言っているのは、冬に近海で釣れた、という話を聞いたことがないからです。寿命は4-7年ほどらしいので、夏場は避暑に日本近海にきて、冬場は暖かいところに戻っていくのでしょうか。
ざっくりその生態のアウトラインを見ましたが、まぁ、よっぽどのこと、つまり天中殺とか星の巡りが悪いといった人智を凌駕するような不可抗力がなければ、きっと(だいたいの方がいいかな)(いや、たぶんかな)釣れる魚です。
釣り方
以降、主に相模湾でのシイラゲームについて説明します。多少、土地柄といった特殊状況があるかもしれませんが、釣る、という本質ではそれほど差は無いとは思っています。
シイラが乗ってやってくる海流ですが、流れている間にゴミが集積されるのでしょうか、夏場になると木片とか流れ藻などのゴミがちょっとした小島のようになって潮目のあたりによく浮いています。その周りには小魚が寄ってきて、その小魚を狙ってシイラも寄ってきます。同様に沖合のブイやパヤオといった安定的に小魚がいる場所の周辺に、暖かくなるとシイラは寄ってくるのです。ですので、そうした場所を狙って釣ることになります。
流れ藻です。
こうした場所の付近にルアーを撃ち込んで釣るゲームです。その際使うルアーは、オフショアの青物用の10cm程度のプラグがメインでいいと思います。正直、ワームでも釣れますので、なんでもいいと言えばなんでもいいのですが、手返しよく広範囲に探るルアーが適しているので、0.5-1oz(14-28g)程度のプラグが良いと思います。
種類としてはシンキングペンシル、ジャークベイト(ミノー)、ポッパー、等々、です。種類によって著しく釣果が分かれる、つまりさっぱり釣れない、ということは少ないと思います。逆に、ハマりまくって一人勝ちする、といった状況はルアーによって発生するかもしれません。ただし、そんな状況も見たことはありません。
シイラたちはそこ居れば大抵アタックしてきます。そしてよっぽどスレてなければ概ね釣れます。時期がよく、すでにその海域で釣れているという情報があるのにアタックがないようであれば、そこには居ないケースの方が多いように思えます。ですので移動した方ベターとなります。
ルアーの動かし方ですが、小細工は一旦抜きにして、まずは全力で全速力で巻きます。動き回っていることが多い魚のようで、自分より遅いものに対しては興味を惹かれないようです。
例えば、新幹線に乗っている時に外を見ると、景色は止まって見え、木や建造物等、その様子は克明に見ることが出来ると思います。一方、外から走っている新幹線を見るとものすごく速く見え、中の乗客などの様子はあまりわかりません。
出自:https://www.jr-odekake.net/shinkansen/
この、自分より遅く動くものは見えやすく、速く動くものは見えにくいという視覚作用のせいなのか、ゆっくり巻くと「あ、これはルアーですね。先週見たので知ってますよ。マヒジャークですよね?色は攻撃ピンク/腹グローですね。マングローブスタジオのルアーはマヒボックスも見たことがあります。」とでも言わんばかりに見切られてしまいます。
マングローブスタジオのマヒボックスというルアーです。
ですので、まずは音速を目指す超高速巻きで試してみてください。速すぎる、遅すぎるはその時点の様子で判断します。高速通常巻きでバイトが出ないのであれば、時にジャークを織り交ぜたりして、ややテクニカルに進める釣りとなります。
また、シイラゲームでは他に、サバ、イナダ、(居れば)カツオなんかが釣れたりします。
終わりに
夏の風物詩であるシイラゲームのアウトラインについて見てきました。釣り方は非常に簡単で、真夏の盛りでなければ気候もちょうどよく、ある意味でオフショア初心者にうってつけのターゲットだと思います。
すでに始まりつつあるシイラゲーム、道具を揃えてチャレンジしてみてください。タックルやルアーについては次回お伝えさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
t.onumaと申します。
オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。
オフショアを始めてみたい方のために、初心者が気になるところをお伝えしていこうと思います。