東北宮城のサーフではあちらこちらでヒラメの釣果があがってくる時期となりました。いよいよ東北ではサーフ開幕の時期に入ってくる頃。
東北三浦イーグルスです。皆様お変わりなくお過ごしですか。
主に地元宮城のサーフで土日メインですが竿を振っております。
基本激混みなので場所に入れば同じ箇所に投げっぱなしの回遊待ち修行スタイル(笑)
自身の体験談を交え、読者の皆様が少しでも楽しんで頂けるような記事、少しでも怪我や事故防止に繋がる記事を書いていこうと思います。
今回はサーフゲームでオススメするルアー《メタルジグ編》についてです。
サーフでのメタルジグのメリット
まず、メタルジグについてざっくり説明します。
メタルジグとは金属のカタマリのルアー。
素材としては鉛、タングステン、亜鉛が一般的です。
同じ質量だと亜鉛〈鉛〈タングステンの順に重く、値段は鉛〈亜鉛〈タングステンの順に高くなります。
プラグやワームに比べて、小さくても比重が高いので特に遠投性に優れ、第2ブレイクの先や竿抜けポイントに向けて、100m以上飛ばす事も可能です。
着底スピードも早く、ただ巻きやストップ&ゴー、ワンピッチジャーク等で手返し良く広範囲を探る事ができ、少々の向かい風や横風、潮流が早い時でも使用てきる、サーフゲームでは必ず持っていくルアーです。
メタルジグ使用時の注意点
メタルジグメインの釣りでは、フルキャストして遠投するケースが多くなります。その際に体験したバッドシナリオをいくつかまずは紹介します。
【体験談〜キャスト時プチっ!編〜】
皆様も既に経験されてる方が多いと思いますが、いつものようにテイクバックから振り抜きキャスティングを行う再に、
「プチっ!!」。。。
この、「プチっ!!」パターンでは大体前方遥か彼方へルアーが消えていきます(笑)
最初は原因がわからず、気にせず釣りをしていましたが何回かの釣行時に1回はこのプチっ!!パターンが発生してゲンナリしてました。
サーフに限らず、竿に負荷をかけて遠投を行う釣りでも良くある現象かと思いますが、あるチェックをする事で解消できます。
むしろ、本来は毎回必ずチェックするべきなんですが。
最初は気にもしてなかった(笑)そのチェック箇所は、リーダーとPEの結束部分からキャスト時に指をかける付近までのPEライン部分に毛羽立ちがないかチェックをする事です。
この間の毛羽立ちは、底のブレイクを通過する際に擦れたり、キャスト時の指に糸を掛けてから離す際に擦れやすく摩耗が激しい部分です。この毛羽立ちがいわゆる【高切れ】に繋がり、魚を掛けた際やフッキング時にブレイクする最悪の結果になりかねません。
以前の記事でも紹介しましたが、フィンガーグローブ使用時でもこの現象はおきますので、毎回ではなくても何回に1回かは必ずラインチェックを行いましょう
【体験談〜キャスト時バキっ!編〜】
これは体験談では無いのですが隣で2回程見た事があるので書かせて頂きます(笑)
バキっ!!。。。
これは。。完全にアウトの音(笑)
フルキャストゲームでたまに見る、特に初心者の方に多いんですが、テイクバックの時点で第1ガイド〜第3ガイドぐらいのどこかにPEラインが絡んだまま竿を振り抜くと、運が悪ければ竿先が折れます。慣れないうちはしっかりと絡んでないか確認をしてからキャストしましょう。ナイトゲームでも要注意です。慣れると指に掛けた際のラインの感覚で分かるようになります。
メタルジグの種類とアクション
細かく分けると様々なタイプがあるのですが、サーフゲームではただ巻き系と、ジャーク&フォール系の2つに絞って紹介します。
【ただ巻き系メタルジグ】
竿で特にジャーク等をせずに巻くだけでユラユラと泳いでくれるタイプ。竿を一定の角度でキープしてただ巻きやストップ&ゴーをするだけでとても手返しが良いです。初心者にも使いやすく、腕も疲労しにくくオススメです。
リアバランス寄りで遠投しやすいタイプ。
【ジャーク・フォール系メタルジグ】
ジャークの際の逃げ惑い感、フォールの再にはユラユラと弱った小魚感、枯れ葉がヒラヒラと舞い落ちる感、変速的にギラッ、ギラッとフォールする感をロッドワークで演出するタイプ。センターバランスが多く、もちろんただ巻きでも使えますがジャークやフォールでの誘いがメイン。リフト&フォール→着底の繰り返しや、ワンピッチジャーク※1数回からのフォール→着底の繰り返し、ただ巻きからストップを入れてのフォール等で誘います。フォール中や着底からの初動でアタリが出る事が多いです。
ここで注意点について補足しておきます。
個人的オススメメタルジグ
【Buddy Works】ヘンチマン
小ぶりで後方重心でただ巻きでブリブリ泳ぎます。ある程度早めのただ巻きでたまにストップかけてあげると良いです。リアフックがついてないので追加で装着しましょう。
トレブルフック#6前後か、デコイショートパイク#1推奨。
表層や中層引きも対応し青物やダツにも高反応。ナブラが起きた際には超高速で巻きでOK(笑)
【Buddy Works】オフベイト
こちらもただ巻き系のメタルジグですがブリブリではなく弱り系のユラユラタイプ。
トレブルフック2個装着でフッキング性能も良し。ただ巻きやストップ&ゴーでゆっくりめに誘ってください。
ゆっくりの意識が強すぎて間違った使い方(底ずる引き)すると色々なものが釣れます(笑)底を叩く事が多くなりがちなので針先は定期的に確認してください。
【DUO】ビーチウォーカー フリッパーz
ただ巻き系のジグでこちらは亜鉛タイプで重さの割に浮き上がりが早いので底を切らせてゆっくり引けます。
ただ巻き、ストップ&ゴーでOKです。
自分はあまり気にしませんがスナップを使わないほうが泳ぎが良いとの事。こちらもトレブルフック2個装着で使い方を間違うと色々なものが釣れます(笑)
【SHIMANO】スピンビーム
こちらはサーフを始めた年に大型ヒラメを波打ち際でばらしたジグ(笑)ただ巻き系のジグで、強めの離岸流や潮が効いて激流の際にもしっかりと底を取れて泳ぎます。
ただ巻き、ストップ&ゴーでOKです。ルアー回収時に超高速巻きをすると場合によってはダツがアタックしてくるので注意(笑)
【DAIWA】ヒラメタルZ
ただ巻き系のメタルジグでミドキンカラーが特に宮城では強い印象です。ティンセル付きフックがバイトマーカーとなり安定したフッキングに繋がります。
注意点は、ウレタンドブ付けコーティングを行うと塗装が溶け出します(笑)もちろんズル引きは色々なものが釣れてしまいます(笑)
【DAIWA】ソルティガ TGベイト ミウラ式w
魚の反応がなくなり諦めて帰る前にヤケクソ気味に超遠投すると釣れるジグ(笑)タングステンでお値段も高いですが小さいボディで45g。
追い風で超フルキャストすれば130m前後飛ぶと思われます。フックがついてないのでフロント側にアシストフック2個装着&ケイムラコーティングがミウラ式です(笑)。
アクションは遠投先で着底したら糸ふけを取り、ワンセット2〜3巻きのストップ&ゴー。
遠投の為、ラインの浮力があるのでこの程度でしっかり底を切ってアクションします。遠投ポイント専用なのである程度探ったら回収しましょう。
【PALMS】エフリードメタル
フラットフィッシュに特化したスプーンの様な形状にトレブルフック2個+ティンセル装着のジグ。
ただ巻き、ストップ&ゴーでOKです。リフト&フォールするとエビ(フックに糸が絡む)が起きやすいのでテンションは抜かずに使用してください。ずる引きはやばいです(笑)
【JACKSON】ギャロップアシスト フォールエディション
こちらはジャークやフォール系のジグで、ただ巻き系で反応が得られない時に使います。
着底後にワンピッチジャーク数回から、フォールさせて使うのが良いです。それでも反応がなければゆっくり少し大き目のアクションでワンピッチジャーク数回+竿を倒しながらのテンションを抜いたフォールでのパターンを試しましょう。
【XESTA】アフターバーナー スローチェーン
ギャロップアシストと同じ使用方法でどうぞ。店頭にあまり並んでないのが難点ですが、ジャーク時の切れの良さとフォール時のヒラヒラ感がとても良いジグです。食い渋り時にゆっくり、大き目のワンピッチジャーク、リフト&フォールでOKです。
メタルジグ恐怖の体験談
【体験談〜間一髪!顔面高速ショット編〜】
とあるサーフ釣行の際に体験した一歩間違えば病院送りになった話。その日自分が入ったポイントは沖にテトラがありキャスティングに自信(自意識過剰w)があってテトラギリギリへキャスト。横風の計算をミスり見事テトラ帯へのウルトラキャストが決まり当然のごとく、ヘンチマンがテトラでフィッシュオン!(笑)
とりあえずロッドをあおって取れなくてロストを覚悟。しかたなくドラグを抑えながら竿を寝かせて自分ごと下がるパワープレイを決行する。プチン!と切れてくれると思っていると次の瞬間。
ツァッ!フォーーーーーーーーーー!!
切れずに外れたヘンチマンが顔面めがけて超高速で飛んできました。反応でギリギリ間一髪でヘンチマンを避け事なきを得ました。
空中での根がかり対応には気をつけましょう。
終わりに
メタルジグ。サーフのヒラメ釣りにはなくてはならないルアーで、コツさえつかめば釣果はきっちり出ます。
私が紹介したルアーは私の中で実績が高く、ただ巻きだけでも釣れ初心者にも扱いやすいルアーを中心にピックアップしました。優秀なルアーは他にもたくさんありますし、各メーカーから毎年様々なメタルジグが多数出てます。
ですがあれもこれもと試すよりも、ある程度種類を決めて使い続けるほうが、そのルアーの泳ぐ感覚や釣れる感覚(パターン)を見つける事ができ良い釣果に繋がるはずです。
私のようにあれもこれも、新作が出たから、友人がそれで釣れたからと次々と購入していくと使わないルアー在庫が山になり悲惨な事になります。そろそろフリマサイトに出して整理しないと。。(笑)
次回はオススメルアーシンペン編。ぶっ飛び君と飛びキング、ウェッジがメインの記事です(笑)
読者の皆様に素晴らしい釣果が訪れますように。今回も最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
父・おじに釣りを教わり小学生5年生の頃からバス釣りに熱中しました。高校受験前に父に竿を全て折られ早々に引退。。。
30代に突入しロック、SLJ等に挑戦も高所恐怖症・巨像恐怖症がつきまといます。今は食べて美味しいサーフゲームに目覚め、安心安全を第1にヒラメ・マゴチ等を求めて地元サーフで竿を降っています!