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今回はロッドのティップ(穂先)の種類の話。
そう、メバリングやアジングをやられている方は馴染みのある言葉かもしれません。
チューブラーとソリッドの話です。
自分にとって使いやすい方を選んでもらえばと思いますが、僕はソリッドのロッドを1つも持っていません。
何度か使ったのですが合いませんでした。
詰まっているか、詰まっていないか
ソリッドとチューブラーを簡単に説明すると、ティップ(穂先)にカーボンないし、グラスなどの素材が詰まっているのかどうか。
ロッド全体でみるとチューブラーのロッドの方が圧倒的に多いです。
チューブラーのロッドの方が多いということは、ソリッドを触ったことがない人も多いハズ。
実際に初めてソリッドを触るときに、少し戸惑うこともあるかもしれませんね。
メバリングや、タイラバのロッドには比較的多くのソリッドロッドがありますが、オフショアキャスティングなどにはソリッドはありません。
また、ブラックバスのロッドも大半はチューブラーですね。
僕が初めてソリッドに触ったのはメバリングを初めて2年目のときですが、慣れるまでに時間がかかり最終的に手放した記憶があります。
それは、当たり方がヌメッとしていてティップが当たりを吸収してしまい、面白くなかったことが要因です。
それぞれの利点
それぞれに、特性がありそれに応じて利点があります。
ここではその特性についてまとめてみました。
チューブラー
僕が思う特性はこんな感じです。
- 軽く作れる
- 感度が良い
- 釣り人主動であわせれる
- 基本こちらからアワセる必要がある
基本的に自分から掛けにいく釣りに向いています。
ソリッド
僕が思う特性はこんな感じです。
- トルクがある
- 向こう合わせになりチューブラーではとれない魚をとれる
- 食い込みが良い
- ロッド自体が重くなりがち
トルクとは、ロッドのしなってからの反発になります。
ティップ(穂先)が重いため、曲がったら戻ろうとする力が働きます。
結果、反発力が強いためチューブラーよりロッドの力で魚を寄せることができます。
つまり、それぞれに良いところ、悪いところがあります。
とここまでは一般的な話。
次からは完全な主観で話します。
自分から掛けてこそ、釣ったといえる
すごい偏見ですが、僕は釣れた魚と釣った魚についてかなり違う価値を持っています。
自分のちからで釣った魚こそ感動するものの、手助けを受けた場合は半減するどころか釣らなければよかったと思うこともあるぐらい。
できればランディングすらも自分で行いたいぐらいです。
例えば、50kgオーバーのマグロを自分で掛けたが体力不足で途中で交代した場合。
これに関しては、釣り上げても嬉しくないです。
できる限り自分の力で釣りたい。
それは、タックルについても同じでレンタルタックルや人から借りたルアーですら、それで釣れてもあまり嬉しくないのです。
琵琶湖での釣りが、すべての釣り人生の始まりだったせいか、ポイントすら自分で探したい。
潮、月の満ち欠け、水の濁り、水温変化、ベイト、すべての要素から釣り場を判断しその場所に行った理由があっての魚を釣りたい。
そこまで判断して、自分で釣ったと言いたいんですよね。
ですので、今ですらプレジャーボートに乗って自分のポイントを探してます。
乗合に乗ることはあまりありません。
それを踏まえてのソリッドの話です。
ソリッドには説明したように向こう合わせがあります。
これが大変厄介で、自分は魚の当たりに気づけなかった。
でも釣れていた。
これがあり得るのです。
そう、釣れていたんです。
僕はその当たりに気づいてもいなかったのです。
自分では気づけなかった当たりにロッドが反応してくれて釣れてた。
これって嬉しいでしょうか。
人によっては嬉しいでしょう。
釣れたんですから。
でも僕は釣りの魅力が半減、いや0になったと思ってしまうのです。
釣りは相手との駆け引きで、相手が口を使ったがこちらが気づいていなければそれはまだ掛かっていない、勝負ははじまっていないのです。
人の手を借りて釣りしている感じがどうしてもソリッドにはあるため、僕はソリッドロッドを持っていません。
すみません、これはたった5本程度のソリッドロッドを使った、素人の意見だと思って聞いていただけますと助かります。
最近のソリッドはもっとなんかすごいのかもしれませんので。
フルソリッドもある
ちなみにココまで話した内容は、ロッドのティップ(穂先)がソリッドの話です。
ロッドの中にはフルソリッドと言ってティップ(穂先)からバットエンド(竿尻)まですべて詰まっているものもあります。
僕は使ったことも、ましてや触ったことすらありません。
すごい気になるのが、なんか重そうってことだけです。
あとロッドのトルクが凄そう。
何もしなくてもロッドが魚を寄せてくれそうですね。
使ってみて自身で判断してください
最終的にはこうなりますよね。
好き嫌いなので自分の釣りに合うのか合わないのか。
ソリッドの擁護ではないですがね、世の中にはソリッドでないと獲れない魚はいると思っています。
感度ではどうにもならない当たり方があって、その当たりはソリッドでないと気づきもしないような。
そんな魚はたくさんいて、チューブラーではその魚は釣れないと思います。
あとはティップが重いことでルアー操作に関しても影響が出ますよね。
やっぱりそうなると、結局は好き嫌いになるんですよね。
ソリッドに慣れたルアー操作とチューブラーに慣れたルアー操作は違いますし。
ちなみにこれだけ区別して話しましたが、ソリッドっぽいチューブラーや、その逆もあります。
結局、メーカーさんがソリッドで作ってもチューブラーっぽいロッドなんてたくさんあるので、結局はそのロッドを使ってみて自分で使いやすいかを判断してもらうしかないんですよ。
でも僕はソリッドは嫌いです。