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【シーバス】夏の鉄板バイブゲーム-攻略編-
【シーバス】夏の鉄板バイブゲーム-攻略編-
2021年08月20日 公開 魚種や釣り方

皆様こんにちは!釣りが好きなんですです! 今回は夏の鉄板バイブゲームの実戦攻略編です。前回は時間帯等紹介したので、今回はルアーアクション等の深掘りとオススメルアーを紹介していきたいと思います。 前回の記事をご覧になってない方は、そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。 経験上、8月から9月終わりくらいまでは通用しますので、興味を持っていただけたら、皆さまの戦略の1つになるかと思いますので、是非お試し下さい!! では、今回もよろしくお願いいたします!! 夏の日差しと暑さに負けない位に「熱い」鉄板バイブゲームを是非! もくじ おすすめアクション おすすめルアー さいごに おすすめアクション オススメアクションの紹介です。 こちらでは、経験上の状況に合わせて朝、日中、ナイトゲームでそれぞれ紹介していきます。 1: 朝、夕マズメの高速リトリーブ こちらは前回の記事でも紹介しました。 各マズメ高活性状態で早巻のフラッシング、波動でスイッチ入れさせて喰わせます。 暖かくなり、活性が上がっているシーバスはハイギアのリトリーブなんて余裕で追いつきます。見切られる前に喰わせましょう! 2:デイゲームの潮目狙いダート 日中あまり活性が高くない! しかし潮目にはベイトが着いていてそこを通すとシーバスの反応はあるが喰わせきれない! そんな時はダートに限ります。 潮目に入る直前まで早巻、潮目に入ったら小刻みなリフトアンドフォールでダートさせましょう。 ダートさせると、潮目にルアーを滞在させられる時間が増え、それだけシーバスにアピールできます。 これにより、喰い気が浅いシーバスを無理矢理スイッチ入れさせます。 更に、リフト中に喰えばそのままフルフッキングに持ち込め、フォール中に喰っても、動作的に次はリフトすると体が分かってるので、反射的にフッキングが決まりやすいです。 3:ナイトゲームの明暗ショアジギ戦法 これは、ナイトゲームで橋脚等ストラクチャーで明暗がある所でのシーバスはいるんだろうけど、喰わない、、、そんな時の最終手段であり最終奥義です(笑) 橋脚明暗部にメタルバイブを撃ち込み、ボトムに沈め、ショアジギングかのように高速ジャークをして、リアクションで喰わせる荒技です。 この方法はシーバスがいれば答えは早いです。 私は、釣れない時の最終手段でよく使いますが、夜中、周りが激シブな中、最高で15分で3キャッチしました。 この釣り方のメリットは釣れる時は上記の様に短時間で最高の結果を生みます! デメリットは、皆さんお分かりの通り、ナイトの静かな釣りでそんな事するもんだから、シーバスがスレるスピードが尋常じゃ無く早いです。 後、遠くからでもわかる、周りからの「不審者がいるよ!」的な視線です(笑) あくまで、今日は釣れない、他のアングラーが近くにいない、最後に試してみるか!的な、最終手段とお考えください。 こんな1級ポイントで釣れなかった場合の最終手段! おすすめルアー プライアル メタルバイブ 前回も紹介したこちらを再度紹介! 上州屋やキャスティングで激安で販売されているあのメタルバイブです! 他のルアーの半額、または高いものに比べれば三分の一です。 飛距離は他のお高いルアーと遜色なくかっ飛びます! 巻き抵抗は比較的軽めです。見た目がちょっとコアマンipに似てるので、近いものがあります。 魚も普通に釣れます!(去年周りの1500円台の有名鉄板バイブより大爆発しています!) 多少塗装剥げが激しいけどそれは値段相応期待してはいけない。 塗装とフック錆強度は、激安中華ルアー以上国内メーカー以下です。 高いルアーが買えないお小遣い制アングラーの強い味方!(はい、私の事ですね。) ロストを恐れずガンガン攻めよう! ダイワモアザン リアルスティール こちらも1000円程度で買える高コスパバイブ! ボトム着底が容易にわかるタングステン製高感度タッチダウンセンサー搭載! 基本的に一度ボトムに落とす釣りなので、根がかり回避に一役買います! 飛距離も申し分なく、フック絡みも比較的少ないです。 巻き抵抗は重めです。早巻で大きめにハイアピールかと思います。 アイが2種類あり、後方のアイにつければシャローも果敢に攻められます! こちらのバイブは、プラス300円くらいでフルタングステンも販売されています。 小さめでも重くて飛ぶバイブをお考えの方いましたらこちらも候補に! タングステンなら40gながらサイズは他の26g台と一緒! コアマンip デイゲームはコアマンだ!! コアマンのルアーは基本的にデイゲームで猛威を振るいます。 こちらのipは、飛距離、アクション、喰わせ能力、シングルフックによるバラし軽減とハイスペックルアーです。 トレブルフックと比べ、バイトが乗りづらい場面がありますが、コアマンからはシングルフックが販売されているので、状況に応じて増やしてみましょう 巻き抵抗は比較的軽めです。 値段も1400円と他のプラグと比べると安いです。 夏のコアマンの実力はピカイチ! さいごに さて、今回は鉄板バイブの使用方法や、オススメルアーを紹介してきました。皆様の引き出しの一つになれば幸いです。 鉄板は他のプラグ系に比べれば安めに手に入ります。 根掛かりを恐れず果敢に攻めましょう! しっかり攻めて鉄板バイブで夏の数釣りを楽しみましょう! 鉄板バイブでスカッと大遠投! #{snippet[14]}

【ライトゲーム】ライトゲームにおけるビッグワームの有効性について
【ライトゲーム】ライトゲームにおけるビッグワームの有効性について
2021年08月30日 更新 魚種や釣り方

こんにちは。ルアーでいろんな魚を釣るぞー!です。 先日、ある釣り場でカサゴの爆釣がありました。 その時「これはチャンス!」とばかり様々なルアーを試したのですがどれでも釣れる…。 そこで、ふと考えました。 「最近小さなワームばかり使ってるけど活性が高ければ大きなワームでも釣れるのでは…?」 ということで時合いの魚はワームのどのサイズまで食ってくるのか?」を試してみました。 ちなみに私はライトゲームなので大きいと言っても4インチ程度までですけどね…。(それ以上だとライトゲームではなくなりますので…(^_^;)) なお、釣り方はいずれも①キャスト②底を取る。③1〜2回糸を巻く。④テンションフォールさせ再び底を取る。この繰り返しです。試した結果は以下です。 もくじ 3インチワーム 4インチワーム まとめ 3インチワーム 使用したワーム:ハゼドンシャッドsw3inch(メガバス) カラー:クリアレッドゴーストシャッド 釣れた魚・サイズ:カサゴ15㎝〜25㎝(合計14匹) 使ってみて:この程度のサイズだと特に魚は選り好みしないで食ってくる印象でした。 極端に言えばワームとほぼ同じ大きさの魚もヒットするのです。そのことからフィネスなワームとの使用時の違いをあまり感じることができませんでした。 むしろ大きいため、アピールが高い、重さがあるのでキャストしやすいという利点の方が大きく感じられました。 3インチワームは魚の大きさに関係なくバイトしてくる! 大きめワームでやる気のある魚を素早く探そう 4インチワーム 使用したワーム:チビアダー(deps) カラー:ホワイト&クリア/シルバー 釣れた魚・サイズ:22〜23㎝(合計7匹) 使ってみて:残念ながら釣れた魚の最大サイズは小さくなってしまいました。 しかし最小が22㎝と大きくなっています。実釣場面ではキャスト後は3インチと変わらずゴンゴンと当たりはありますが、ヒットまでは至らないことが多くなりました。 多分ヒットしなかった当たりは小物なのだと思われます。その結果大きめの魚だけがヒットにつながったように思います。 またヒットに持ち込めなかったのはワームの大きさだけではなくジグヘッドの最近の傾向にもあるように思います。(このことについては次の機会に書きたいと思います。) 4インチワームでも当たりは頻発でした。 4インチワームは小さい魚はヒットまでなかなか至らない。 まとめ 最近のライトゲームのワームの主流は2インチ以下のものが多いように思います。 それにより小さな魚をヒットに繋げることができるようになりました。 でももしかしたらそれは大小の区別なく乱獲している状況なのでは? 大きめのやる気のある魚を短時間で見つけるためにはアピールが強くキャスタビリティーに優れる大きなワームを投げた方が良いのでは(その場所のベイトの大きさも関係すると思いますが…)?ということです。 初めから小さなワームでコンタクトするのではなくサーチベイトとしてビッグワームをまず投げる。 そして反応が得られなければワームのサイズを下げるという流れの方が良いと思います。 流れは①ビッグワーム➡️②ダート系➡️③ストレート系という感じです。ぜひお試しください。 ではまた。 #{snippet[12]}

【伝統釣法】グレ釣りの奥深さ
【伝統釣法】グレ釣りの奥深さ
2021年08月08日 公開 魚種や釣り方

どうも、アマチュアエギンガーです! このところエギングマガジンをいくつかあげさせてもらいました^^ 名前はエギンガーの癖に、エギングちゃうんかい!って心の中で思っているあなた^^ そうなんです。エギングじゃないんです。 今回はグレのフカセ釣りについて書かせて頂きます。 もくじ はじめに 餌釣り(フカセ)に対するイメージ フカセ釣りの奥深さに魅了されて おわりに はじめに フカセ。グレ釣り。メジナ。尾長。高知県沖ノ島! フカセ釣りとは簡単に言うと道糸にウキをつけ、その先のハリスに針を。そしてオキアミを刺し、撒き餌を撒いて針のオキアミと同調させて魚を釣るというものです。 よくみなさん耳にするのは、尾長グレっていうワードでしょうか? フカセ釣りは非常に初心者にとっては敷居が高く、お金もかかるイメージだと思います。 今でこそ若手プロの方がトーナメントで活躍されてますが、松田稔氏や国見孝則氏などベテランプロアングラーで自分のウキを作っておられる方などが多く、フカセ釣りアングラーの平均年齢は結構高めな気がします。 THEオッさんの釣り!っていう印象をお持ちの方が多数おられるのではないでしょうか。 アングラーズアプリでは、ルアーフィッシングの釣果が圧倒的に多いですが、たまにちらほら、グレ!チヌ!といった、フカセ釣果を見受けます。 そこでアングラーズでは希少種である、フカセ釣りについて今日はお話させてもらいます。 餌釣り(フカセ)に対するイメージ 餌釣りでまず初めにぶつかるweak pointは、餌が臭いこと。手が汚れること。 多くの方はこれを理由にルアーフィッシングしかしないと言われます。 僕も最初は抵抗ありましたが、今は慣れてしまい全然問題ないです。でも釣行後はたしかに餌臭くなります! もう一つみなさんが敬遠するpointとしては、おそらくエサの準備、小道具の多さかな!?と予想してます。 ルアーマンならわかると思いますが、車にルアーロッドを積んで、タックルBOXあるいはタックルバッグの中にエギやルアーを入れておけば、ちょっと行ってみよう! って感じでルアーであればすぐ出来ちゃいます。 一方、餌釣り(グレ)に関しては、 まずエサを買って〜 集魚材混ぜて〜 バッカンやら小道具準備して〜。。。 ご存知の通り思い付きですぐ釣行!という訳には行かないんですね〜。 じゃあなんでこんな面倒くさい釣りしてるの!?ショアジギでええやん!!そう思いますよね? 違うんです。 前の日から準備して餌臭くなっても、それ以上の素晴らしさ、それを忘れるくらいの楽しさがフカセ釣りにはあります。 フカセ釣りの奥深さに魅了されて 上は先日の尾長グレ爆釣写真です。 まぁ、アベレージが35〜38cmくらいですが。 この日は潮が良く、餌取りの小魚たちも雨上がりで少なく釣りしやすい状況ということもあって、いい釣りが出来ました。 ただ!どれだけいい場所、どれだけいい潮、どれだけいい道具だとしても、フカセ釣りは釣り人次第で、釣れる状況も釣れなくなってしまうし、逆に、釣れない状況から魚を引き出すことも出来てしまうんです!! そりゃあ〜海の状況が極端に悪ければ厳しいですけども、、、 フカセ釣りはそれくらい釣り人次第で海の魚をコントロールできちゃうんですよ。 ルアーなら、その日の当たりの色とか重さは多少ありますが、まず魚が居るところに投げれば大体バイトしてくれます。 しかし、フカセ釣りはそう簡単にはいきません。 打った撒き餌が潮に乗って今どこに流れているのか、魚が食ってくるタナは深いのか浅いのか?手前より沖に遠投したほうがサイズが大きくなるのか? 僕も当初はエギングメインでたまにショアジギングやってました。 そんな中、たまたま始めたのがフカセ釣りです。 でも最初はフカセ釣りなんて面白くないんですよはっきり言って! だって下手くそには釣れませんから笑 ルアーみたいに投げて魚が居たら食うなんて事ないんだもん。w でもだんだんフカセ釣りの奥深さに魅力され、どうしても大型グレを釣りたくて、沢山通いました。沢山勉強しました。 まだまだ下手っぴですがww 釣り人次第でフィールドは変わる これを初めて実感したのはフカセ釣りでした。 ルアーしかしたことない。エギングしかしたことない。こんな皆さんにも一度はして欲しいのがフカセ(グレ)釣りです。 本当にフカセ釣りは奥深いです。 必ず魅力されます。 僕が保証します!ww おわりに 今回はアングラーズでは希少種でもある、フカセ(グレ釣り)について書きました。 なかなかハードルも高いかもしれませんが、物凄く奥深く、物凄く楽しい釣りです。 皆さんも一度はやってみては?以上アマチュアエギンガーでした。 #{snippet[18]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回④-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回④-
2021年08月07日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回はディープジギングについての四回目です。今回はルアーについてのなぜ?と、フックについて解説します。例のごとく、過去分のリンクを設定しておきます。ではどうぞよろしくお願いします。 -- 第一回:ディープジギング概観 第二回:タックルについて 第三回:ルアー概観 -- もくじ 魚は何をバイトしているのか? フックについて ディープジギングの魅力 おわりに フックについて 前回後半で、ルアーをショート、セミロング、ロングに分類してみました。 この三つですね わざわざ類型化して考えてみましたが、正直言って、ジグの形状で釣果が変わるとは思えない時もそこそこあります。 これを言うと身も蓋もないのですが、なぜ釣れたかというと、たまたまそこにいた魚の目の前にジグが落ちてきた。魚は食べやすい餌だと錯覚してバイトした、というケースが大半な気がします。 というのが、ジグを横から見た場合とアイ側から見た場合では形状がだいぶ違います。 こういうイメージですね 点で見えるものを食べたい時はジグは細長い物が望ましく、長さは関係ないと思いますし、リーフとロングあるいはセミロングでは見え方が違うと思いますので、考えれば考えるほどわけがわかなくなります。 ポイントは多分、食べやすい餌だという錯覚、でして、その要素はジグの形状も多少は関係しているのでしょうが、視覚で言うならばグローであったり色の要素、側線で感知する水流も関係していると思います。 もちろん、これらの要素を複合して、そのタイミングに合っているルアーが釣れるルアーなのですが、バチ抜け時のシーバスのような鉄板ルアーというものはディープジギングには存在していないような気がします。 そして、ここで、本当に深海魚たちはルアーをバイトしているのか?という疑惑が生じてきます。 状況証拠としては、口以外へのフッキングが多い、ルアーに傷が付いていることは稀、この二つ。 単にぼくが下手でバイトさせられていない、という話だったり、深海魚のバイトの仕方が齧る系ではなく飲み込むあるいは吸い込む系のである可能性も多分にあるとは思いますが、結構な頻度で「きみたち、本当にルアーをバイトしてる?」と思います。アタリがない時も多いですし。 現状、間違いなく発生していると考えられる釣れ方の一つに、「餌だと思って寄ってきたところにフッキングされてしまった」というものがあります。フォール中、「おや?」と思い何かがかかりまして、引き上げてみたら口ではなく目とかエラのあたりにフッキングしているパターンです。 こういうケース。これは脳天締め。 受け口の魚は上から落ちてくる物を食べるためにそうした進化をしているのでしょう。でもそうでない魚が自分のサイズより大きなものにアタックしてくるってどうなっているのでしょう。 こうなってくると、「ジグとは?」という思いがどんどん強くなります。そして、ジグはバイトさせるためのツールではなく、集魚ツールであり、実際にバイトさせるのはフックなのではないか?と思い始めてしまいます。 フックについて この釣りは実際に魚がバイトしているところを見ることができません。 水族館で餌を食べているところを観察する、という手段もあるかとは思いますが、他のゲームフィッシュのようにネット上の情報が少ない感じです。 -- オニカサゴの捕食シーン https://www.youtube.com/watch?v=Jo-rfO4InqE&t=4s -- これは結構参考になります。 -- アカムツの捕食行動を観察した話 https://kimamanitsuri.blogspot.com/2017/12/blog-post_79.html -- この方のブログはいつ見ても示唆に富む情報ばかりです。 以上の動画、ブログの情報とジグについての自身の経験をまとめると、なぜジグのグローはゼブラやスポットが多いのかは、エビなどの小動物の群れに似せるためであり、それに寄ってきた魚を効率的にフッキングするのがベターなのでは、という仮説が生じます。 スポットグローは一体ではなく、小動物の群れをイメージしてるのか? そうなるとですよ、通常のジギングのように、フロントとリアにのみフックを付ける、というのはそれほど合理的でない気がします。というのは下図が想定されるからです。 青物などは1のゾーンをバイトします。根魚などは3が多い気がします。1と3は、魚がジグを魚だと思っている場合は納得感がありますが、深海魚がジグを魚ではなく小動物の群れだと思っているのであれば、2へのバイトも発生するのではないか?と思うわけです。 この対策として1と3のフックの長さを調整して、2もカバーできるようにはしていますが、じつは2の位置にもフックが合った方が合理的なのではないか?と最近思っています。あるいはフックにしもり玉や蛍光ビーズをつけてしまい、フックそのものをベイトに偽装する工作。 特にアカムツジギングですが、通常のアシストフックではなく、3本針を使っている方を時折見かけます。 カルティバのフック例。 これは身切れや口切れ防止、らしいのですが、針をバイトしてる可能性もあるのであれば、バイトポイントが増えていい結果に結びつく可能性が増えると思うわけです。 あるいはこういう小細工をしてみたり。。。 なんにしろ、それほど質量が高くなく、浮力もあるくらいのフックがいい、と言われています。具体的な銘柄は以下でしょうか。 https://seafloor-control.com/ja/myitems/jam_detail4/ ディープジギングの魅力 自分で書いておきながら「うーん、魅力かぁ。。。」といった感もあります。 GTみたいにいつ出るかわからないし、多分出ないけど投げ続けるしかない、的なドM要素はふんだんに盛り込まれていますが、方向性が違います。 なんたってわかりにくいですから。 目隠ししてミネラルウォーターの銘柄選別するとか、真冬にコートの上から何かで触られて、触ったものは手なのか手袋なのかを当てるとか、そういった極限のわかりにくさの違いを楽しむ釣り、といえばいいのでしょうか。 まぁこれは大きいのをかけたらまた変わってくる感想だとは思います。 わかりやすいところでは、普段釣れない魚が釣れる、それも何が釣れるかわからない、そして普段買い難いような魚が多い傾向にある、という点が魅力であると思います。 知恵比べや力くらべというよりも極めて繊細な手仕事の領域の楽しさだと思います。 ジグより小さい魚をつる技術向上が楽しさ? 数釣りにも、マグロやGTなどのパワーゲームというかスポーツフィッシングにもピンと来ない方は試してみるのがいいと思います。 おわりに 一旦終わりますが、終わってみて感じるのは「本当にこの釣りに魅力はあるのか?」ですw なんか色々とややこしい事情があって、おおっぴらにできない人間関係みたいな、そういうフクザツな何かを感じてしまいますが、もうやめようとも思わないですし、今度はうまいこと釣れるんじゃないか?今度こそ釣れるよね?と思い続けております。 地味に楽しいですよ!! #{snippet[19]}

【伝統釣法】「かぶせ釣り」で堤防の巨影に迫る
【伝統釣法】「かぶせ釣り」で堤防の巨影に迫る
2021年08月06日 公開 魚種や釣り方

どうも、皆さんこんにちは!そして、はじめまして! 北は北海道から南は沖縄まで、釣り旅(現在自粛中)&釣りキャンプをしながら釣り歩く【夕凪(ゆうなぎ)】と申します。 さて、皆さんはこんな経験がありませんか? のんびり釣りをしていた時、不意に堤防下に現れた巨大な魚影。 『60㎝?いや80㎝オーバーか?もっとあるかも、、、』 と興奮している間に姿は消え、 『いつかあの巨大な魚とファイトしてみたい!』 『ANGLERSに投稿してみたい!』 と感じたことはありませんか? そんな夢を叶える近道といっても過言ではない釣法、それが広島県伝統の釣法「かぶせ釣り」です。 今回は、「かぶせ釣り」の簡単な紹介と狙える魚種についてお話したいと思います。 もくじ 「かぶせ釣り」とは? 巨影の招待と狙える魚種 かぶせ釣りのシーズン おわりに 「かぶせ釣り」とは? 今から20年程前、まさしく私も堤防の巨影に心躍った小学生の一人でした。 当時無知な私は、数千円のエギングタックルでエギを投げつけて一生懸命アプローチしたものです(笑) さて、「かぶせ釣り」は広島県発祥の伝統釣法です。 広島県で生産が盛んな【牡蠣】を撒き餌や付け餌に使い、筏用タックルに釣り針のみという非常にシンプルな仕掛けで様々な魚種を狙うことができます。魚種については次項ご紹介いたします! かぶせ釣りで使用する餌は牡蠣がスタンダードです。シジミのように小さすぎる物は難しいですが、2枚貝であれば成立し、イガイなどもよく使われています。 巨影の正体と狙える魚種 いよいよ本題。巨影の正体は、、、もうお分かりの方も多いのではないでしょうか?正体はコチラ! そう、巨影の正体はコブダイです! 堤防の重戦車、なんて呼び方もされるコブダイは最大1m近くまで成長し、15㎏を超える個体も存在します。 私は、かぶせ釣りではコブダイをメインに狙っていますが、その他にも、狙って釣るには、難易度の高い魚をキャッチできる可能性もあります。 イシガキダイ イシダイ 残念ながら、私の通っているフィールドでは大型は出ませんが、こうした高級魚もキャッチ出来ています。 さらに、かぶせ釣りは、カワハギやクロダイを狙う人も多い釣りです。 私は過去に、イラ、ウマヅラ、ベラ、カサゴ、アイナメ、真鯛、フグ、フグ、フグ、、、などを釣り上げてきました。 狙える魚種が多く、高級魚から大物まで出会えることは、かぶせ釣りの魅力の一つですね。 かぶせ釣りのシーズン かぶせ釣りのシーズンは牡蠣のシーズンともいえます。 そのため、地域によって多少異なるかとも思います。やはり、牡蠣を餌として使うため、身が大きく育つ冬の時期、大体ですが10月下旬頃~5月頃までがハイシーズンであると私は考えています。 理由としては、スーパーにふんだんに牡蠣が陳列されている、あるいは牡蠣小屋がオープンしているといった、市場に良い牡蠣が多く出回っている時期であることも重要であると思います。 ただ、これは牡蠣を餌として使う場合のシーズンです。例えばイガイやハマグリなどの2枚貝を餌として代用することでオールシーズン楽しむこともできます。実際に私がもっと若い頃は、様々な餌を使うことで一年中かぶせ釣りを楽しんでいました。 しかし1点問題があります。それは夏場です。夏場はエサ取りとなるフグ、スズメダイ、ベラなどの活性が最高潮となります。重りを付けずにゆっくりと貝類を沈めていくかぶせ釣りがもっとも苦戦する時期が夏場の高水温期といっても過言ではないでしょう。 おわりに 堤防からシンプルな仕掛けで大物、高級魚が狙える【かぶせ釣り】。興味を持っていただけましたか? 次回は【タックルや仕掛け】についてお話させていただきます! 最後まで読んでいただきありがとうございました。また、お会いできましたら幸いです☆ #{snippet[21]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回③-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回③-
2021年08月05日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回はディープジギングについての三回目です。今回はルアーについて解説します。例のごとく、前回、前々回のリンクを設定しておきます。ではどうぞよろしくお願いします。 -- 第一回:ディープジギング概観 第二回:タックルについて -- もくじ ルアーについて 個別銘柄について ルアーの類型について おわりに ルアーについて ルアーですが、300g超のジグという存在自体がそもそも少ない気がします。 ディープジギングでメジャーなメーカーは、ディープライナー、シーフロアコントロール、この二社が二巨頭です。 この二社は個別銘柄のバリエーションが豊富な上に、同一銘柄内でのウェイトの範囲が広いです。 例えばディープライナーのスピンドルNは60-1,500gと、30種類以上のウェイトバリエーションがあります。 出自:https://www.deepliner.com/jig12.htm多いな。とても多い。多すぎるくらいです。 他、シマノ、ダイワでも銘柄数は少ないですが900gくらいまでのものもあります。 エゾハチさんやメジャークラフトさん等、上記以外のメーカーさんでも300g以上のジグを作っているところはありますが、ディープジギング用、というよりはマグロやカンパチ用の大きなジグが多いイメージです。 個別銘柄について ディープジギングのトップランナーであるディープライナーさんとシーフロアコントロールさんの2メーカーの製品について、深場で釣ったことがあるジグをいくつか紹介します。 【ディープライナー】 ・スピンドルN ジャーク、フォール共に釣れるイメージです。イカ、クロムツ、ユメカサゴ等々、いろいろ釣れます。 ディープライナーのジグは理由はわからないのですが、ウェイトの表記がありません。下のジグに「25」と書いてあるのは自筆です。スパイコブラ以降の製品はウェイト表記があるらしいですが、全部に表記してほしいものです。 スパイナローで釣れたカギイカ、らしいのですが、試しに食べてみたところ今まで食べた物の中で群を抜いた美味しくなさを誇っておられました。 ・スパイナロー スピンドルN同様、遊泳力のあるターゲット向け。たしかに釣れたのはサバだったな。 【シーフロアコントロール】 ・シークレットレクター レクターよりもジャークのキレがいい、みたいな書き方ですが、これもフォール中心で釣っていくのがいいのではないでしょうか。 ・アーク これはジャークで小刻みに動かして何度か釣った覚えがあります。なくしちゃいましたけど。。。 他、よく使うのが、というか無心で使えると思うのが、ボーズレスの太閤です。 これ、何がすごいかというと、値段がすごいです。300gは税込で8,580円します。しかも一回サメに切られてロストしたことがあります。 でも釣れるんだよなぁ。。。まだ釣れてないけれど、ここでロストすることは絶対に無い、と確信を持てる時のみに使用してます。 ルアーの類型について 各論と総論が前後してしまいますが、こうして見てくると、ロングジグは無いというか、アークが比較的長いくらいでだいたいセミロングです。 よりスローに動くリーフ型を好んで使う方もおられると思いますし。ここでディープジギングのジグの類型について少し考えてみます。 ・ショート(リーフ含む) →水の抵抗が大きく、フォールスピードがゆっくり、つまり沈みが遅いというかホバリングしやすいタイプ。ジャークは水の抵抗が大きい。一番上のタイプ。なまらスローチューンです。 ・セミロング(スピンドルNくらいのシルエット) →ショートよりもフォール・沈みは早く、ジャークは水の抵抗が少ない。ショートとロングの間。真ん中のタイプ。これはメサイアセミロング。 ・ロング(重量が500gを超えるあたりから必然的に長くなるため範囲特定が難しい) →ショートの真逆の特徴。といいつつすげースライドしたりもする。これはなまらロング。いずれも300g。 概ねこうした認識でよろしいかと思います。ディープのスロージギングでロングジグを使うことはあまりないかもしれません。 きびきびジグを動かして釣るタイプではないためと思いますし、きびきび動かすのは物理的に難しいと思います。 「難しい」というよりも無理かもしれません。何も釣れなくて困った時は使ってみることもありますが、思うように動かせないせいかなんなのか、釣れたことはありません。 おわりに お疲れ様でした。ディープジギングのルアーですが、これもタックル同様にバリエーションはさほど多くありません。 そして動かし方もスローのみになると思いますので、少ないバリエーションの中でいかに工夫するかが勝負の分かれ目になると思います。 そうなると残る工夫はフックですね。次回はルアーの補足とフックについて解説します。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回②-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回②-
2021年08月03日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回はディープジギングについての二回目です。どうぞよろしくお願いします。 もくじ ロッドについて ラインについて リールについて おわりに ロッドについて 200m以深で、水深≒のジグを使うため、200-500gくらいのジグを操作できるロッドが必要になります。 ただ、この「操作できる」というポイントが、この釣りでのロッド選択を非常に難しいものにしております。この「難しくしている」点について例をあげてみますね。 ・ラインが伸びる、思いの外伸びる ナイロンなどに比べ、PEは伸び率が低いとはいうものの、数パーセントは伸びるようです。 仮に1%伸びるとすると、50mラインを出している状態では50cmと誤差のようなものですが、300mラインを出せば3mとなります。 3mラインがたるんでいる状態で、船の上下も加わると、例えば魚がヒットしたりしても、何かが起きても何が起きているのかわからないと思います。 重複してしまいますが、輪ゴムで釣りをしているような感じでしょうね。ぼくもいまだに何が起きているのかわからない時があります。 こんな感じです。ロッドがしなり始めるのとラインが伸び始めるのが同じタイミングで発生するのであればまさに輪ゴム、です。輪じゃないけど!! ・水圧がかかる ラインは細いものを使っていても、潮受けするのか水圧による抵抗が凄まじいです。ラインへの水圧による引き抵抗だけでも相当なものです。 実際にやるとなると、ラインへの水圧に加え、ルアーの重さ、ルアーの形状によりかかる水圧も加算されるので、1ジャークするのもなかなかの力仕事となります。 この水圧とラインの伸びが掛け算となり僕たちを鋭く襲うこととなりますので、ディープジギングを始めたばかりの方は、どんなにそれまで釣りの経験が豊富でも戸惑うことが多いと思います。 釣り方の項目で「スローピッチ」と書きましたが、もしかしたらハイピッチでも釣れるかもしれません。が、思うようにジグを動かすのは難しいと思います。一生懸命ジャークしててもジグには何も起きていない、というケースがあるんじゃないですかね。 この二点の困難を乗り越えて、操作し魚をかける、という難作業をこなしてくれるロッドを見つけなければならないのですが、これは結構簡単です。 なぜならこんな釣りをしている人は非常に少なく、市場性が乏しいためか、候補となるロッドが少ないのです。 経済条件を抜きにして、まず一本というのであれば、エバーグリーンのスロージャーカー、これ一択なようです。 出自:www.evergreen-fishing.com 高価ですが、折れるまで、あるいは折れても修理すれば永遠に使えるのではないでしょうか。 あるいはこちら。 出自:fish.shimano.com スロージャーカーよりは安価ながら評判がいいようです。問題はどちらも僕が使ったことがないという。。。 ちなみにですが、ぼくはダイワのソルティガSJの5、ソルティガSJAGS3、トランスセンデンスのイータクワトロ、のどれかを使っています。 とりあえず釣りを成立させて、なんらかの深海魚をディープジギングで仕留める、というのであれば条件は以下でしょうか。 1.バットパワーがある 2.ベリーからバットは硬め≒強め。なんならティップまで硬くても可 1.には上級者からの異論もないと思いますが、2.に関しては諸説あるかもわかりません。 ただ、始めたばかりの頃に感じたのは、ジグを動かしている感覚がさっぱりわからない、ということでした。 理由は詳述したラインの伸びと水圧だと思います。いずれも「こういうものなんだ」という感覚をつかむのが先決で、ジグの動かし方については永遠の課題となるかと思います。 上記の2本は魚をかけるまで≒ジグの動かし方、に特化しているようで、性能として万全なようです。 ロッド界の問題は、もっと安価で、とりあえずやってみようかという方向けのものが少ないことでしょうか。 シマノのスローJでも躊躇するというか、とりあえずやってみたいけど新しい道具はやってみてから、という方であれば、レンタルするか、手持ちで一番硬い竿で試してみるのがいいかと思います。 ラインについて 水深300m、となるとルアーが着底するまでの道中、潮に流されたりして余分に出る分を考えると最低350、トラブルがあってラインを100mロストしたりすることも考慮しますと、400から500mは巻いておきたいところです。 加えて、水圧による抵抗を考えると細い方がよく、そうなると途端に選択肢が減ります。PE1.0前後で600mという分量で売っている銘柄が少ないのです。現状、世間で知られている「良い」と言われるラインは2銘柄です。 スーパーファイヤーラインとサンラインのソルティメイト PEジガーULTの二つです。 出自:https://www.purefishing.jp/product/berkley/super-fireline.html スーパーファイヤーラインは、従来のPEは繊維を編み込んで生成するのと異なり、縦方向に数本の繊維を接着して生成しているようです。ゆえに、従来型よりも伸びが少ない特質があるようです。 出自:https://fishing.sunline.co.jp/line/271/ ソルティメイトはマーカーの入り方が細かく、タナを刻むのに適しているようです。 この2銘柄に限らず、600mで買おうとするとなかなかいい値段がします。 スーパーファイヤーライン ソルティメイト 出自:https://kakaku.com/ よつあみは少しリーズナブルですね。 なんらかのノットで200mを連結するのもナシではないのかもしれませんが、トラブル回避を考えると、つなぎ目はない方がいい気がします。 リールについて シマノのオシアジガーやダイワのソルティガ、アキュレート、アベット、シグラーあたりがジギングリールとしてポピュラーかと思います。 出自:https://gear-lab.com/i/accurate-bv 見た目は抜群にかっこいいですね。名前もチョコレートに語感が似てていい感じです。 リールを選ぶ際は通常、ハイギア、ローギアのどちらかから選ぶ形になると思いますが、アキュレート、アベットは一体でハイギアとローギアの切り替えができる面白いリールです。ボタンで選択できます。 ただ、これらはいずれもレベルワインダーが付いていないため、リーリングの際に均して巻くためには指ワインダーが必要になります。指ワインダーって?となるかとおもいますが、自身の指でラインを動かし巻きつけるのです。 個人的な意見ですが、釣りは針と糸があれば成立するものだと思いますので、このリールでなければ釣れない、ということはほぼ無いと思います。とりあえず始めてみようか、という初心者の方であれば、1号を600m程度巻ける糸巻き量が確保できるレベルワインダー付きのリールの方が、糸さばきに気を取られず、釣りに集中できると思います。 その際、シマノならオシアコンクエスト、カルカッタコンクエスト、ダイワならソルティガ、キャタリナなどの金属ボディの方がリーリング時にたわみが少なく使いやすいと思います。 と、ここまでは真面目に話しましたが、実際のところ、ディープジギングの何が大変かというと回収巻きです。魚がかかっていないのに300m巻き上げる作業。。。これを繰り返すことでいつか釣れる(はず)なのだと思うのですが、何回も繰り返すと辛くて辛くて心が千々に乱れ砕け散りそうになると思います。 というより、心が砕け散る前に腕が、手首が、肩が悲鳴をあげます。 ですので、糸巻き量+巻き上げが楽、という観点で行くと電動リールもアリだと個人的には思います。 電動リールのデメリットは2つです。 ・手巻きでの巻き心地がとてもよろしくない(ものがある) ・魚をかけても電気のチカラを借りて楽したいという誘惑がある 巻き心地はルアーの操作の際にノイズにな魚がかかってから電動で巻き上げると、テンションが手巻きに比べてわかりづらく、バラシの要因になると思います。 多少のゴリ感は気にせずに、魚をかけてからは手巻きでやれる、という鋼鉄の意志をお持ちの方は電動でもいいのではないでしょうか。僕はとうふのように柔らかく砕けやすいハートですが電動を使っています。魚がかかってからも電動で巻き上げてしまいます。 おわりに お疲れ様でした。おそらくですが、ますますやる気を無くしてしまったことかと思います。 いやいや、ルアーの話を聞いてから判断してください。というわけで次回はルアーの話です。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【シーバス】爆釣!秋の東京湾攻略タックル
【シーバス】爆釣!秋の東京湾攻略タックル
2021年08月02日 更新 魚種や釣り方

皆様こんにちは!釣りが好きなんですです! 今回は東京湾名物、9月中旬から始まる秋のシーバス最強爆釣パターンであるコノシロパターンについて書いていきたいと思います。 「えっ?まだ8月だよ?早くない?」と思いの方もいると思いますが、近年増加する新規アングラーや、今年からコノシロパターンに挑戦する方のために早めの対策をと紹介に至りました。 私ごとですが、去年は事前情報無しで10月まで鶴見や川崎で釣れない青物を追いかけていました。しかし、10月半ばに、ふと気分転換に行ったふだんあまり釣れない場所で簡単に釣れてしまいました。 そうです、とっくにコノシロパターンが始まっていて、完全に出遅れてしまったのです。 早ければ9月あたりから始まります。今からでも間に合うので準備を始めましょう。 私自身、今年は初ビッグベイト挑戦でランカーを獲るべく5月の終わりくらいから準備しています(笑) もくじ コノシロパターンとは? 釣れる時間帯 釣れる場所 おすすめルアー おすすめタックル おわりに コノシロパターンとは? シーバス釣りには、パターンが存在します。 有名どころでは、バチ抜け、マイクロベイトパターンなど多数あります。 その中でもコノシロパターンが一番爆発力があり、ランカーサイズも珍しくありません。 こちらが秋の東京湾の主役!!コノシロちゃんです!!スレ掛かりしまくります。 15センチから25センチくらいの大型サイズがシーバスにバコバコ捕食されています。 冬に入るとシーバスは産卵のために沖に出てしまいます。そのための体力作りに、大量発生している大型コノシロがメインベイトになります。 釣れる時間帯 基本どの時間帯でも釣れるようになります。 去年の私のメイン活動時間は、21時~2時でした。しかし流石最強ハイシーズン!時々、朝マズメや日中釣行も何回か行きましたが、ボウズはありませんでした。 時間帯に関しては、皆さんの行ける時間に行って、いい反応が得られるはずです。 私の経験上、潮もあまり関係なかったです。去年は10月半ばから11月半ばまで週3~4釣行を1ヶ月続けましたが、全ていい結果でした。 日中でもいいサイズ。ハイシーズンでハイチャンス!! 釣れる場所 基本的に、コノシロがいる湾奥ならどこでもチャンスがあると思ってください。 この準備期間に、グーグルマップや、ネット情報、更に可能であれば現地の調査を行っておきましょう。 基本人気スポットは人でごった返しています。と思えば、普段、場所はいいけど釣れないポイントがコノシロパターンでは大爆釣の人気スポットに早変わりします。 私がメイン場にしている場所も秋までは10人いれば多いいところ、秋には30人くらいに増えます。(近年の釣りブームで、そんな不人気スポットも普段から賑わうようになりました。) おすすめルアー スピニングタックル50g以下部門 まず、今年からシーバスを始めた方で、コノシロパターン未経験な方に!! ダイワ モアザンシリーズから。 スイッチヒッター120S+R セットアッパー125S+DR この2つを超オススメいたします。 オススメする理由は3つです。 1:圧倒的飛距離 この2つはとにかくよく飛びます。スイッチヒッター30g、セットアッパー26gで、どっちも初心者が投げても40〜50mは飛ぶんじゃないでしょうか? 私がスイッチヒッターを本気で投げたら70〜80mは飛びます。(詳しいシステムは興味を持っていただけたら調べて下さい) 私が他の記事でもよく上げてるシーバスで飛距離は正義です(笑) 2:簡単操作 両ルアー共ただ巻きでほぼ全て完結します。 スイッチヒッターは表層から30センチのレンジをS字でゆっくり流します。 セットアッパーはシンキングで、30センチから下を攻められるのでレンジを変えてただ巻きします。 時々ステイさせ、喰わせの間を入れると下からシーバス突き上げて来ます。 3:今なら比較的手に入り易い 8〜9月までは各カラーが店頭でも比較的入手し易いです。 10月入ったら人気カラーのチャートコノシロなどのカラーは絶滅します。場合によってはスイッチヒッターは12月まで店頭からいなくなります。今のうちに是非! 上記2つは去年私のエースでした。 スイッチヒッターに至っては、10月の半月で35匹釣らせていただきました。バラシを合わせれば50ヒット以上しています。 https://youtu.be/hMG6769YKJo 始めたての人や、気軽に釣りたい方に是非オススメです。 チャートコノシロは今しか店頭にないですよ! ベイトタックルビッグベイト部門 こちらは今私が初ビッグベイトで挑む為に揃えているルアーからオススメを紹介します。 ジャッカルダウズスイマー220SF113g 180SF 60g YouTube俺達の秦拓馬氏プロデュース!!シーバスの飲み物でお馴染みですね。 定期的にあの動画を見てモチベーションを高めています(笑) 3連ジョイントからなる超S字アクションは実際使うと驚愕の一言です。 そして抜群の飛距離です。まだ練習中ですが、220のジョイントルアーが40メートル以上飛ぶとかやばいです。 こちらも今なら店頭でたまに見かけます。 ハイシーズンが近づくに釣れて、入手困難になる品物です。 欲しかったらフリマサイトしかありません。ハイシーズンは大体定価プラス1500円はします。クソ高いです。適正価格購入なら今しかありません。 シマノ別注平政 220フラッシュブースト114g、160フラッシュブースト 60g こちらの品は、店舗から無くなると私も困るルアーです。 紹介ちょっと躊躇しました(笑) コノシロペンシルは平政用をシーバス用に改造したそうですが、こちらは完全平政用です。 しかし、シーバスでも充分使えます。 160サイズは自重60gで比較的軽いので投げ易いです!そしてめっちゃ飛びます! シマノでお馴染みAR-Cは未搭載ながら圧倒的飛距離です。 AR-Cが未搭載なのが理由かわかりませんが、他のビッグベイトと比べると安いです!キャスティングだと2300円位で160フラッシュブーストが買えます。 フラッシュブーストめっちゃでかいです。 こちらの動画は私が練習中に初めてバイトを経験した瞬間です。 https://youtu.be/v_JqZcNbhKc おすすめタックル ここでは、私が使用したことのあるタックルからオススメを紹介して行きたいと思います。 上記で紹介した50g以下のルアーを投げれるスピニングタックル 【ロッド】シマノディアルーナS96ML 中堅クラス最強No. 1ロッド!!(私の場合) 8〜45gまでの幅広いルアーを投げられるロッドです。上記で紹介したルアーを全てカバーできます。 更にシマノ技術特性、ハイパワーX、スパイラルX等により、圧倒的飛距離、パワー!なのによく曲がり合わせもしっかり決まりバラシ軽減と良いことしかないスーパーロッドです! 見た目も最高です!シマノミドルエンドといえばこれ!!(写真は806mlです) 【リール】シマノ20ツインパワー3000MHG、4000MHG ハイエンドクラスから最も手に取り易い価格のパワーリール!! 金属ローターの剛性が素晴らしい! 汎用スピニングリールでは、ステラとこの20ツインパワーだけ! 半プラボディ?そんなの関係ないぜ!! ドラグ音がキンキンで気持ちいいぜ!! 見た目がかっこいいぜ!! ステラを買うお金で2台買えるぜ!! ツインパワーについて語ったら長くなるからこれくらいにしといてやるぜ!!(笑) っと、言うわけで、私はツインパワーをオススメ致します。 理由は秋のパワフルシーバスを相手にしても金属ローターの恩恵で全く歪まず、安心したファイトを約束してくれるからですね。 半プラボディが気になる方!全く気にしなくていいです。1mのスレ掛の鯉でも強引に引き寄せても大丈夫ですよ!(真似はしないほうがいい) とにかくかっこいいです!パワフルな秋シーバスでも安定したファイト! ビッグベイト用ベイトタックル 紹介したビッグベイトを投げれるロッドで比較的安く買えるロッドがこちら。 【ロッド】アブガルシアホーネットスティンガープラス744X こちらはモバイルロッドです。そのパワーはシーバスやるにはオーバースペックじゃない?と思わせるくらい硬いです。 MAX4オンスまで投げられるので、ダウズスイマーも普通に投げられます。下は20gくらいでしょうか。 問題は硬すぎるので小さいサイズが掛かったらバレ易いです、、、 とはいえ、なんと言っても、見た目よし、4オンスまで投げれる、そして安い!大体1万〜1万2千円で購入出来ます。 ガイドがマイクロガイドシステムなので、大口径派と好みが分かれます。 シーバスは基本ただ巻きの釣りです。グリップエンドが長く、脇に挟みながら釣ります。 「バスロッドってグリップエンドが短くて脇に挟みづらいし使い辛い!」 ご安心下さい!! こちらのロッドは、他のバスロッドと比べてグリップエンドが長く、脇に挟みながら快適な釣りができますよ。 セミハードケースも付いてGOOD!! 【リール】シマノアンタレスDCMD 世界で闘う最強のアンタレス!! はい、ビッグベイトと言えばこのリール! ビッグベイトはPE2号以上を使用します。20lb100mでPE3号なら物によりますが、大体140m巻けますので、太糸をたっぷり巻けます。 ハガネギア、ハガネボディ等各技術特性によって剛性感あります。 ビッグベイトモードにより、でかいルアーがかっ飛んで行きます。 ビッグベイトゲームやるならいつかは使っていただきたいリールNo.1です。 ハイエンドの所有感と使用感は素晴らしいです。 【リール】シマノエクスセンスDC SS iDC4搭載エクスセンスチューン搭載シーバス専用ベイトリール!! こちらはアンタレスDCMDの半分以下の値段で買えるシーバス用ベイトリールです。 2オンスまでのビッグベイトなら快適に扱えますよ。 2オンスくらいまでのビッグベイトゲームを始めようと考えている方には1番にオススメ致します。 ビッグベイトエントリーならこれ一択! 【リール】アブガルシアロキサーニパワーシューター 安価でお馴染みアブガルシアです。 こちらのリールは、フリマサイトなら8千円から、ネット販売なら1万円台から手に入る超ハイコスパリールです。 見た目は大変かっこよく素晴らしいです。 太糸使用もどんと来い!糸巻き量はなんとアンタレスDCMDと一緒です。 ブレーキシステムは、遠心とマグネットのハイブリッドであるインフィニティブレーキで自分好みの通な設定が出来ますよ。 ボディも金属製で問題なし! ハンドルは95ミリのロングハンドルにEVAパワーハンドル標準装備!! なんでこんな安いんやろか? 安い!見た目よし!ラインキャパよし! おわりに という事で、今回はもうそこまで迫ってきた秋の東京湾ハイシーズンに向けてと言うことで書いてきました。 このシーズンは、シーバスアングラーだけでなく全ての釣り人が待ちに待った季節です! 今から万全の準備をして大爆釣をめざしましょう!! 今回紹介しきれなかったルアーは別で記事上げますのでご期待下さい! 秋のデイゲームはより一層楽しいですよ( ̄∀ ̄) #{snippet[14]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回①-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ディープジギングの回①-
2021年08月01日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回はディープジギングについて、です。どうぞよろしくお願いします。 もくじ ディープジギングとは 何が釣れるのか 釣り方 おわりに まずディープジギングとは?ですが、文字通りディープな場所、水深の深いところでのジギングです。 以前お伝えしたSLJでは「SLJの「ライト」とはどの程度ライトなのか?」が焦眉の問題となったことと同じく、今回は「どの程度ディープなのか」が最初に解決すべき問題となります。 人によっては水深50mでもディープかもしれませんし、100mでもディープではないかもしれません。諸説あると思いますが、ここでは一つの基準として、200m以深をディープとよび、200m前後〜で執り行う釣りをディープジギング、と呼ぶこととします。 なぜ200mかというと、株式会社平凡社世界大百科事典第2版では深海を 海洋生物学では深海deep‐seaとは,水深200m以深をいい と、定義しているからですね。まぁ曖昧ですよね。 と、曖昧ですが、これを一つの基準として説明してみます。ただ、場合によっては水深150mとかそのくらいの水深もディープジギングとして取り扱います。 やればやるほど巨大なジグが増え続けることもこの釣りの特徴です。 以降、少々矛盾したり、定義が曖昧だったりすることもあるかと思いますが、フワッとした部分はご容赦ください。 何が釣れるのか そして、本稿のディープジギング、曖昧ではありますが、200mくらいの深いところで、重たいジグを使い釣る手法です。 釣れる魚は普段お目にかかれないような魚が多いです。これまで釣ったことがあるのは、アラ、ムツ、クロムツ、シロムツ、キンメダイ、ギンメダイ、タチウオモドキ、あたりです。 アラです。こどもなのでコアラ、と呼ばれます。 もちろん、場所にもよりけりなのでしょうが、かの有名なアカムツやカンパチ、アラ(クエのことを九州ではアラといいますが、アラという種類です、でもクエも釣れるみたいです)、オニカサゴなどの高級魚や、メダイ、クロシビカマス、バラムツ、アブラソコムツ、アブラボウズなどの見慣れない魚もターゲットとなります。 200mどころではなく、500m以深ではメヌケなども釣れるようです。 釣り方 おおよそですが、水深の数字と同じ程度の重さを目安としたジグ、300mなら300gといったような重さ、で釣ります。 ジギングですね。ディープジギング、って言ってるもんね。それを、深いところで、ジグをゆっくり動かして釣る、スローピッチジギング、いわゆるスロージギングです。 ロッドにジグの重みをかけつつジグをぐーっと持ち上げてジグを動かし、フォールさせてバイトを引き出す、というのが一般的なメソッドです。イメージは以下です。 ロッドにルアーの重みを感じつつ、ある程度引き上げるとテンションが抜け、ルアーはスライドあるいはグライド・フォールを開始します。以下のイメージです。 1:ジャーク等の距離あるいは力の強さが、2:スライド・グライド・フォールに関係してきます。これを1セットとし、スライドが止まった地点でジャークを再スタート、この横の動きを複数層で繰り返すわけです。 再スタートする位置をどこにするかはリールのハンドルを巻く回数で決めます。Aの位置で再スタートするのか、あるいはCなのかは、水中でルアーにどういう動きをさせるかイメージしながら動かします。 A.スライド幅を狭く、縦の動きを少なく縦を広範囲に探りたい場合 →ジャーク少なめあるいは弱め・リール回転少なめ B.スライド幅を広く、縦の動きを長く横・縦とも広範囲に探りたい場合 →ジャーク多めあるいは強め・リールは2回転 といった具合です。 水深が深いだけで、他のジギングと変わりませんよ、と言いたいところなのですが、水深というのは思いの外、さまざまな影響があるのですね。 僕自身、ちゃんとやり始めてまだ1年も経ってないのでわからないことや、研究課題が多数あります、というよりは毎回が勉強です。 最初にやってみて感じたのが「何がおきているのかわからない」でした。 水深が300mって、東京タワー(333m)の一番上からジグを落としているようなものですもんね。 底質にもよりけりでしょうけども、まず着底がわかりづらいです。次にバイトがわからないケースもあります。これはバイトしてきた魚が極小のユメカサゴだったり、という理由が大きいかもしれません。 加えて、掛かった後も相当サイズが大きくなければ引きません。何がおきているのかわからないどころか、なぜこんな釣りをしているのかわからなくなりそうでした。釣り糸じゃなくて輪ゴムとかで釣りをしている感じでしょうか。楽しいのか、これは?と。 ですので、やってみたはいいものの、大半の人は、二度とやるまい、と思うのではないでしょうか。「よくわからないけどもう一回くらいは。。」と思えるようであれば、その後も取り組めるようになるかもしれません。そんな釣りであることを最初に覚えておいてください。 おわりに 初回からとてもつまらなそうな感じですね。 でも、なかなかどうして、ディープジギングは水深ばかりでなく趣深いところもありますよ。 ヘンテコな魚が頻繁に釣れるのが特徴です。 次回はタックルについて解説します。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回⑥-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回⑥-
2021年07月31日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 全国的に大人気のSLJについて、最終回の今回はようやくフックセッティングの注意事項などについて解説します。長くなってきましたので、これまでの目次を作っておきますね。興味ある方はリンクからどうぞ。 -- 1回目:SLJ総論 2回目:釣り方について:メソッド、ジグのアクション 3回目:SLJのタックルについて:ロッド、リール 4回目:タックルチョイスとジギングリールについて 5回目:ジグについて、フックについて -- では今回もどうぞよろしくお願いします。 もくじ フックのセッティング位置について おすすめアシストフック 最適なフック形状について フロントフックの取り付け位置のこだわり おわりに フックのセッティング位置について そして再びフックです。フックセッティングに関してですが、これは永遠に結論の出ないテーマで、考えれば考えるほど、そして試せば試すほど正解から遠ざかる気もしております。 そんな深みがあるフックの微調整ですが、いくつか注意すべき論点を取り上げてみます。 まず、セッティングですが、フック+アシストライン+スプリットリング+(場合によっては)スイベルの全長がジグ本体の2/5くらいの長さにしてセットするのが妥当かと思います。 このくらい。フロント、リアのフックが絡まない長さです。 おすすめアシストフック フックそのものですが、SLJのジグの場合、最初から付いているケースもあるので、変に変えたりすることなく、そのまま使うのが良いと思います。 ただ、トラブルがあって、フックだけがなくなったりする場合もあると思います。その場合は別途用意する必要があります。 別売りフックでぼくがよく使うのはいくつかあります。 基本のフックはこちらを使います。#8ですが、60gのジグなら#14がよいようです。 小技つき。ジグをあまり動かしたくないけどアピールしたい場合、あるいはくっそド派手にアピールしたい場合これを使います。 最適なフック形状について こっから先は少々心が病んでいないと立ち入れない領域かと思いますが、ついでなので書いておきます。ここも、いくつか論点があります。 フォール中心に釣りたい場合 針先がほんの少し内向きで勝手に刺さるタイプ。 ストレートタイプよりも根掛りがし難い(気持ちの問題?)という利点もあります。逆に、巻き上げで釣りたいような場合で根掛りの恐れがない場合はストレートを選択します。 ロングジグの場合 出来合いのアシストフックだと上記ジグ長の2/5を満たすことのできるものがなかったりします。 あるいは「これだ!」と思う長さのフックがない場合も自作せざるを得なくなります。 また、魚種によってアタックの仕方が変わります。バイトの出方としては、ルアーを吸い込む系と齧る系に大別されると思います。吸い込む系の代表はヒラマサや青物、齧る系は歯が鋭い魚、マグロとか黒ムツ、大型のハタあたりですね。 吸い込む系の場合、大抵頭から吸い込むような気がします。実際にキープして捌く際に、胃を見るとベイトの頭は奥を向いていますので、間違いないと思います。 ですので、フックはフロントのみにつけておけばよろしいかと思います。また、丸呑みされている都合上、ロッドを煽ってフッキングしておく方が無難な気がします。 一方、齧る系は頭からくる場合もありますし、テールの方から丸かじりする場合、テールなので丸か尻、ですね、その両方があると思います。 ですので、齧る系を狙う場合、リアフックがリーダーを巻き込む(テーリング、エビる、なとどいいます)ことがないギリギリの長さにアシストラインを設定するのが良いと思います。 図のように、フロント1に対してリア1.5〜2くらいの長さのバランスです。フロントが4cmならリア6cm〜8cmといったバランス。 ここで問題になるのが、20cmくらいのロングジグの場合です。リアフックを長めにしたくてもアシストラインが6cmを超えるようなフックって見たことがないのですよね。。。 なので自作、となります。 自作する場合、個人的には専らシーフロアコントロールJAMアシストラインを使うことが多いです。理由は、たまたま持っていたから、というと身も蓋もないのですが、中芯としてフロロラインが入っており、張りがあるものの結束しやすいから、です。 ただ、ここで記載した問題は主にディープジギングの際の問題でして、大型魚のジギングの場合は改めて研究せねばならないのが現状です。 他の自作フック ついでに記載しときますと、自作フックって結構メリットがあります。フックサイズ、アシストラインの長さの調整はもちろんのこと、ティンセルやしもり玉の追加等、考えうる限りの卑怯な、いや、男らしく勇敢な「知恵」をフル装備したフックシステムを開発できるのですげー楽しいですよ!! 出自:https://www.hayabusa.co.jp/hayabusa/products/BS305/ これとか、針そのものにホロが組み込まれていて、ていうかシールが貼ってあるだけですが、空前絶後の姑息さというか、何周か回って逆にむしろ勇敢な感じで、戦慄せざるを得ません。自作ならこういうのも使えるんだよ。使ってるし!! フロントフックの取り付け位置のこだわり ジグですが、巻いてる時やジャークしている時はラインの結節点が上向きになると思います。 これであればなんら問題ありません。 問題はフォール時点です。フォール時、魚がどこからバイトしてくるかで、取り付け位置を変えた方がいいと思うのです。 どこにすべきか。。。結節方法にもよるのですが、上記のようなジギング用のスイベルを使うと、フロントフックの取り付け位置候補は4箇所になり、加えて左右あるいは上下の問題もあるので、取り付け方法は8パターン発生してしまいます。 この8つのなかから、少しでも魚がバイトする際に、魚に近い位置に取り付けたいものですが、正解はあるのでしょうか。。。 以下、それほど根拠は強くないものの、現状でぼくが考えていることです。 前提として、フックは溶接リング+スプリットリングで接続するとします。そうなると、上記ジギング用のスイベルであれば、接続位置は他の金属部品との干渉が一番少なそうな4の1択となります。 ノーマルのスイベルを使うのであれば、3がなくなるので4で大丈夫ですね。 ではどちら向きにつけるべきか、上記4の場合、手前側に接続するのか、奥側に接続するのか、これが頭を悩ます問題となります。 このジグの場合であれば、左右対称ですので、おそらくこの姿勢のままフォールしていきます。なので4の手前・奥のどちらでもいいと思います。 問題は左右非対称のものです。フォール姿勢がわからないのです。 こういうやつ。 どこから見てもとても非対称です。どう落ちているのでしょうか? というのが、フォールの際、下向きになる面の方が、頭から食べに来る魚への位置関係としては近いと想定できます。近い方にフックがあった方がいいと思います。 こうなってる気がします。 そうなると、フックは少しでも下部にある方が有利に思えます。問題は左右非対称ジグの場合どちらが下向きでフォールするのかがわかりづらい点、「でした」。過去形なのはわかっちゃったからです。 タイニーレクターです。 4匹ばかり釣ったら失明しました。おそらくですが、アイが下向きでフォール、つまり平らな面が多い方を下にしてフォールしていたようです。 いずれもフォール中のバイト(かさご)でしたので、下からバイトしてきている、はず。 そしてこの時点のセッティングは先ほどの位置関係で言うと4の手前側、です。つまり、より魚に近い位置、でした。 ですので、ジグによりけりな部分は多いとも思いますが、フォールの際、水底に近い面、多くは水の抵抗を受けやすい平らな面、の方向にフックをセッティングするのが妥当かと思います。 アイ(目)が片面にしか付いていないジグは、アイが付いている面が下向きになるケースが多いかと思います。 ただ、フォールの際も回転している可能性もありますし、魚も下からと見せかけて回り込んで上からバイト、とかもあるかもしれませんので、取り付け位置の上下あるいは左右については、バイトはむちゃくちゃあるのにフッキングしないようなケースの最後の調整の一つかもしれません。 また、蛇足ながらもう一点。左右非対称のみならず、上下非対称の場合です。TGベイトやトウキチロウですね。 よく見ると、フロントの頭上でなく、顎側の塗装が削れています。 これも上記1-4の位置で言うと4の手前でいいと思いますが、バイトの方向の想像がつけば、取り付け位置もイメージしやすくなるかと思います。 おわりに 全6回にわたって解説してきたSLJ、全て読まれた方はほぼおられないかと思いますが、知っている限りの知識と経験を残すことが出来ました。 お読みいただけた方、お疲れ様でした、そしてありがとうございます。 実際に釣ってみて、悩んだ際は情報を整理して、基本に立ち戻ったり、新しい手法を試すことで上達に繋がると思います。 釣りって本来、針と糸があれば成立するゲームなはずなのですが、やれコマセカゴだ、てんびんだ、等々、釣るための工夫がなされればなされるほど複雑になってしまい、本来の姿からは離れすぎてるきらいもある気がします。 その点ジギングって、ぴょいっと落としたらガーンっと美味しい魚が釣れて、仕掛けというかリグもシンプルでわかりやすくていいですよね。 遠くない将来に重りを叩いて伸ばして自作ジグを作ってしまいそうな気もするのですが、まったり調査と研究を重ねていこうと思います。 #{snippet[19]}

【シーバス】夏の鉄板バイブゲーム
【シーバス】夏の鉄板バイブゲーム
2021年07月30日 公開 魚種や釣り方

皆様こんにちは!釣りが好きなんですです! 今回は夏の鉄板バイブゲームについて書いていきます! 7.8月と夏も近づき魚の回遊が盛んになる季節です。 シーバスも活性が上がり朝マズメが非常に熱い!! 去年の同時期朝マズメの経験を元に少しでも皆さんの為になれば幸いです! さあ皆さんひたすら鉄板投げましょう! もくじ とにかくマズメだ! とにかく遠投だ! とにかく早巻だ! とにかく周りを観察だ! 終わりに とにかくマズメだ! とにかくマズメだ!!マズメは逃してはいけません。 7、8月と日中でも鉄板バイブで釣りやすくはなってきます。 ですが、やはりマズメの瞬発力には敵いません。 ハイシーズンのマズメはヤル気あるシーバスがいたら答えは早いです! こちらは夏ハイシーズンのシーバス!!なんと開始一投目で釣れました!! 状況動画ありますのでよろしければ是非!! https://youtu.be/0Nz_04LDF_8 とにかく遠投だ! さて場所も取れた朝マズメだ! 後はとにかく遠投だ! 短い朝マズメの地合い、とにかく広範囲に探りましょう。人気スポットですと4〜5メーター間隔に人がいるので横に探れません。 飛距離こそが全てです!(笑) YouTubeにてペンデュラムキャストのやり方を紹介しています。マスターすれば飛距離アップ間違いなし! https://youtu.be/3KRQ_Rnrp8Y また、こちらの動画でも紹介しているオススメメタルバイブがこちら。 上州屋やキャスティングで激安で販売されているあのメタルバイブです! 他のルアーの半額、または高いやつに比べれば三分の一です。 飛距離は他のお高いルアーと遜色なくかっ飛びます! 魚も普通に釣れます!(去年周りの1500円台の有名鉄板バイブより大爆発しています!) 多少塗装剥げが激しいけどそれは値段相応期待してはいけない。 塗装とフック錆強度は、激安中華ルアー以上国内メーカー以下です。 私は鉄板バイブはこれしか使いません! 上記のとにかくマズメだ!の動画に登場するのもこの鉄板バイブです! とにかく早巻だ! 全レンジを意識しながらとにかく早巻して下さい。基本デイゲームなので普通に巻いても見切られます。 この時期のシーバスはハイギアの高速リトリーブなんて余裕で追い付きます。見切られる前に喰わせましょう! とにかく周りを観察だ! 朝マズメ時にひたすらキャストしつつ大事なのはまわりの様子も観察しましょう。 釣れている人のカラーやサイズ、ヒット位置、更には水面で追われているベイトはいないか、レンジはどこかと、探れば情報はいくらでもあります! 実談ですが、去年のハイシーズン時に、周りは50〜60Mの範囲で鉄板バイブを巻いていましたが誰もヒットせずにいました。 それを見た飛距離こそ正義な私は75〜85Mの遠投をした結果地合い開始と同時に私だけヒット祭りになりました。(バラシ祭りも同時に経験(笑) 周りの様子を見て釣果アップを! 終わりに さあ、今回は夏の鉄板ゲームについて紹介してきました。 シーバスだけでなくアングラーの活性も高くなり、熱い日々が続きます! 皆様も熱中症には充分注意して楽しい釣行を!! 個人的には気温上がる前の朝マズメで安全に! #{snippet[14]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回⑤-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回⑤-
2021年07月29日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 全国的に大人気のSLJについて、5回目の今回はようやくジグについてコメントします。長くなってきましたので、これまでの目次を作っておきますね。興味ある方はリンクからどうぞ。 -- 1回目:SLJ総論 2回目:釣り方について:メソッド、ジグのアクション 3回目:SLJのタックルについて:ロッド、リール 4回目:タックルチョイスとジギングリールについて -- では今回もどうぞよろしくお願いします。 もくじ SLJ用のジグについて ラインについて フックについて おわりに SLJ用のジグについて 満場一致でダイワのTGベイトは必携ルアーになると思います。 タングステン素材のジグです。 ところでTGベイトの「TG」。タングステンの略か何かだと思ってたら、スリルゲームの頭文字らしいですね。スリルゲーム・ベイト。エサ釣り、ってことでしょうかね。。。 これは本体の質量が高いので、シルエットが小さく、鉛より硬くなります。 これにより何が起きるのかというと、まずシルエットが小さいので水の抵抗が少なくなります。次に感度がよくなります。柔らかいものよりも硬いものを叩いた場合の方が音が伝わりやすい原理かと思います。 つまり、タングステンを使うと、鉛や鉄よりも早く沈み、アタリや底を取りやすくなります。 ターゲットが、餌となる小魚を積極的に追いかけているような状況では非常に強いと思います。逆に餌となる小魚のサイズが大きいような場合は、同じ重さであれば鉛が有利な状況もあります。 使い分けの手法としては、潮が速く、ベイトが小さい時は迷わずタングステン、たるい潮でふわふわフォールさせた方がアピールが良い時は鉄や鉛で打開策を見つける、といったところでしょうか。実際、現場に出てみて判断ですね。 個人的な見解でありますが、SLJに関して言えば、必要なルアーは3つプラス1くらいかと思います。一つ目はまず上記のTGベイト、二つ目と三つ目はBOZLESというメーカーのトウキチロウとイエヤス、プラス1はTGベイトのスリムかBOZLESのノブナガ、あるいは鉛製のものの幾つかからチョイス。 上からTGベイト、トウキチロウ、イエヤス、ウォブリンS、タイニーレクター、フレック、です。 名前をあげた3つのタングステンルアーのそれぞれの違いですが、動きが一番派手なのがトウキチロウ、中間がTGベイト、動かないのがイエヤス、となります。TGベイトのスリムとノブナガはフォール中のバイトが多いように感じます。 TGベイトスリムです。なかなか釣れます。使う順番はお好みでいいと思っていますが、過去の実績として、何をやってもダメな場合にイエヤスで釣れた、ということは何度かありました。 その時点のベイトのシルエットに寄せていくのが近道なのは当たり前として、釣れたジグによってその時点のベイトが何であるのかが想定できたりもしますので、なかなか奥深い遊びだと思います。 基本はこの3+1として、「良い」と言われているジグを用意する感じでしょうか。他、個人的に良いと思うジグが以下のものです。 ・ハヤブサ ジャックアイスロー(ラインアップは60-300g) ・シーフロアコントロール タイニーレクター(ラインアップは40、60g) ・スミス ウォブリンS(7-185gと幅広い品揃え) ・ダイワ 鏡牙(ラインアップは100-180gで複数種類がある。少し重い) ・ディープライナー各種(30-1500gと盤石のバリーション) いずれもタングステンジグに比べれば、比較的安価です。が、無くすとイタイので、根掛かりには気を付けましょう。 ラインについて SLJなら、というか釣り全般に言えること、PEラインを使用する前提ですが、ラインは極限まで細い方が、潮の抵抗がなく釣りをしてて楽チンです。 太糸が必要なのは、根や船底で擦る危険性がある場合です。 前回のどてら流しの例であれば、ルアーが寄ってくる場合は船底で擦る可能性があるので念のため太糸を、離れていくような場合は細糸の方が力が要らず楽チンだと思います。 なんともぼんやりとした書き方ですが、SLJなら0.6-1号程度で良いと思います。 銘柄は切れなければなんでもいいと思います。 が、Amazonあたりでよく見かける格安PEは表示号数よりもだいぶ太いケースがありますので、安すぎるものは要注意です。100mあたり1,000円前後のものを選んでおけば問題は発生しないかと思います。 出自:https://www.seaguar.ne.jp/lineup/fune/fune_11.html シーガーのx8あたりがいいんじゃないでしょうか。値段、入手のしやすさ、性能のバランスがいいと思います。 フックについて 基本、ジグの大きさに合わせてフックサイズを選ぶのですが、正解はないと思います。 無事釣れたら、それは暫定的に正解、でいいんじゃないですか?この見解で不満はありますでしょうか?ありそうだな。。。ならもう少し書くか。 細かく言うと、釣る魚と釣り方によって、針自体の幅(ゲイブ)と長さ(シャンク)およびアシストラインの長さも変えた方がいいと思います。 フックの場所の名称です。 フックサイズ、アシストラインの長さの調整で釣り方は変わる!はず。。。 ルアーにアタックされている感じはあるのにフッキングしないような場合はフックのサイズが合っていないこともあると思いますので、デカくするあるいは小さくする、という対応が必要ですね。 また、フッキングはしたもののフックアウトするような場合もあります。その時点でダブルのアシストフックを使っているのならシングルに変えてみたり、力強くフッキングしてみたり、刺さりが悪いのかもなので針の軸を細くしてみたり、逆に太くしたり軸の形状を変えてみたりと微調整が必要かと思います。 ケースバイケースですが、結論、複数種類用意しておいた方がよろしいと思います。真面目にやるならね。 フックの個別銘柄やセッティングについてですが、使うジグによる、という点が多いので、後述します。 おわりに 5回目になってようやく道具の説明が終わりました。。。長々とすみません。 次回は(「まだあんの!!」と言われそうですがw)フックのセッティングや微調整について解説します。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【エギング】雨の日のエギングは釣れる!?
【エギング】雨の日のエギングは釣れる!?
2021年07月28日 公開 魚種や釣り方

毎度!文才のないアマチュアエギンガーでございます。 本格的な梅雨の季節になり、春イカシーズンが終わってしまう地域の方も今が最盛期の地域の方も居られるかと思います。 僕は春イカシーズン中に梅雨に悩まされることが多いので、雨の日のエギングについて少しだけ書かせてもらいます。 もくじ 釣れる雨の日と釣れない雨の日 服装における注意点と熱中症 雨の日の狙い目 何故雨のような悪条件の日に釣行へ? おわりに 釣れる雨の日と釣れない雨の日 僕が言う釣れる雨の日とは、簡単に言うと傘をさして外を歩いても濡れない程度の雨、といったらわかりやすいでしょうか? 逆に、大粒の雨や、風雨、土砂降り、これらは僕にとっては釣れない雨の日です。 理由は言うまでもなく、今挙げた釣れない雨の日(大粒の雨、風雨、土砂降り)は、人間が外に立つ時点で既に苦痛です。 釣りに集中出来ないどころか行く気にもなりませんよね。 僕が判断基準にしているのは、このくらいの雨なら外出してもいいかな〜??と思えるくらいの雨かどうかという所です。 それが僕の中で、釣れる雨の日なんです。 もちろんですが、雨続きの2日目、3日目とか、水潮の日なんてのは論外です。 基本的に釣りをする気になる雨かどうかで僕は考えてます。まあ、そんなのその日の気分によっちゃいますけどね〜。笑 服装における注意点と熱中症 雨の日だからカッパやレインウェアが必要。 イメージで言えばそうかもしれませんが、僕は基本的に着ません。暑くて汗かいて結局ビショビショ💦なんてことがよ〜くあります。笑 ここで僕が愛用しているものを少し紹介しますね^ ^ 梅雨の長雨や夏の紫外線予防にはこちら! こちらはSUNLINEさんのDRYフルジップパーカーsuw-15028です。 簡単にいうとラッシュガードに似てるかな? 大抵のメーカーさんから販売されておりますが、僕はこのDRYパーカーを着て雨エギングをよくします。 僕の中で雨の日にエギングできるかどうかの線引きがこのパーカーで釣りをしてて不快じゃないくらい、なんですよ。 言葉にすると難しいんですが、一言で言うと小雨ですかねー。 このパーカーは濡れてもあまり不快じゃなく、通気性もよく乾きやすい上に、日焼けも防止出来ます。 なので雨の日エギングには、僕はこの手のDRYパーカーで釣行に向かうことが多いですね。 もちろんカッパやレインウェアも雨を防げますが、熱中症予防を考えるとこれ一択です! 下はハーフパンツや、薄手のジャージがオススメです。 服装の注意点と言いましたが、本当にこの時期は熱中症になる可能性が非常に高くなるので、水分もしっかりと携帯して、通気性のよいウェアで釣行しましょう! 雨の日の狙い目 1つ目は潮通しの良いポイントで釣りをする事。 潮通しの良い波止場や磯は、比較的に水潮になりにくく、雨が降ったのに海の色が澄んでいたり、濁りが薄かったりします。 基本的に河口近辺や内湾などはまず初めに緑に濁り、釣りができなくなると思います。 一方で、外海に面している、あるいは近くに深場がある波止場なんかは雨の影響が少ないことが多々あります。 雨上がりや雨の日は、道具のメンテナンスも大変でしょうけれど、ポイント巡りをしてしっかり、雨の影響の少ないポイントを頭に叩き込んでおくのもありではないですか!? 2つ目は雨の降り出しです。 海中の酸素濃度が上がり一時的にイカが高活性になることが有ります。 また雨が降ると警戒心が落ちるとも言われており、降り出しが1番初めのチャンスとなります。 ただ、海水の塩分濃度が低下してしまう程降ってしまうと、イカも深場に行ってしまうので、降り出しのチャンスを逃すと当分雨上がりまで釣れない!なんてことはよくあります。 今日は雨の予報だからやめよう。。。 じゃなくて!土砂降りになるまでは粘ってみましょうよ?笑 あとは根性と体力との勝負です。 なぜ雨のような悪条件の日に釣行へ? これは一言で言わせてもらいます。 一級ポイントに入りやすい!!!ただ、ただこれに限ります。 雨の日はアングラーが少なく一級ポイントに入れる確率も格段に上がります。 雨や風など悪条件の日なんて、釣れないから誰も居ないんだよ! その思考も一理あり。 でも悪条件より、そもそものポイントに立てないことが1番釣果から遠のくと思っています。 なので僕は雨の悪条件にもガンガン釣りに行って学んでもらいたいと思っています。 ただし、雨の日はかなり滑りやすいので、スパイクやグリップ性能の高い靴を履いたり、テトラポットを避けて釣りをしてほしいものです。 おわりに もうだいぶシーズンも夏イカに差し掛かるエリアや梅雨明けしたエリアが増えてきましたが、今回は雨エギングについて話させて貰いました。 個人的に最近はエギング人口を多いと感じてますし、なかなか場所や釣果に恵まれない方も多いかと思います。 せっかくの休み。せっかくの仕事終わり。しっかり釣って、エギングを堪能してください! 以上、アマチュアエギンガーでした。 #{snippet[18]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回④-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回④-
2021年07月26日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回は最近よく聞くSLJについての4回目です。長くなってきましたので、これまでの目次を作っておきますね。興味ある方はリンクからどうぞ。-- 1回目:SLJ総論 2回目:釣り方について:メソッド、ジグのアクション 3回目:SLJのタックルについて:ロッド、リール -- 今回は釣り座によるタックルチョイスや、ジギングリールを使うべきか、などについて説明します。どうぞよろしくお願いします。 もくじ 釣り座とタックル リールの個別銘柄 ジギングリールを使うべきか 終わりに 釣り座とタックル ベイトとスピニングのどちらがよいかを判断するには、釣り座の状況も考慮すると良さそうです。 船って風に向けて船首を垂直にして流す場合と、風任せで船を流すどてら流しの場合があります。問題は後者です。 こういう場合ね。 風と潮に乗って船が流されるこの場合、右舷でやるとルアーは船の下に入りがちです。左舷でやるとこれまた潮の強さにもよりますが、ルアーは船から離れていきがちです。これは極論なので、ここまで極端な流し方はあまりしないと思いますが。。。 こうした場合、右舷でやる場合はある程度投げて、船の下にルアーが入らないような工夫が必要なんじゃないかと思います。 一方、左舷でやる場合は真下に落としてルアーが船から離れすぎて着底がわからなくなったら入れ直す必要があるかと思います。 あるいは、こんな場合もあります。 右舷だとルアーがどんどん船に近づいてきて、左舷だとものすごいスピードでルアーが離れていくケース。 こうした場合、左舷でやるような場合は最初の例以上に、水深に比べて重い、あるいは潮の影響をそれほど受けない、もしくはその両方を満たしているジグを使う必要が出てきます。 そして、そうしたジグでも斜めに長距離を引いてくるような釣りになります。こうしたパターンだと、ベイトとスピニングの特徴で見てきたように、スピニングが圧倒的に有利なようです。 どてら流しの2パターンを見てみましたが、ベイトが有利な状況は少なそうです。なので、どてらジギングの場合はスピニングを使った方が良さそうです。 リールの個別銘柄 つぎにリールの個別銘柄について一応コメントしときます。 経済条件を無視できるならリールはスピニングならステラSW一択で良いと一瞬思いましたが、最も小さいモデルで4000番ですし、スペックを見るにどう考えてもSLJではない。 出自:https://fishing.shimano.co.jp/product/series/stella_sw/lineup/index.html SLJなら軽くて強いのがいいですかね。ではヴァンキッシュなどいかがですか? 出自:https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/hanyouspinning/a075f00002it6slqaq.html 2500-3000番くらいで、PE0.6を200mも巻けるのであれば、ヴァンキッシュではなくとも、好き好きでいいと思います。 一方、ベイトはカルカッタでもソルティガでもアンタレスでもなんでもいいとは思いますが、巻くことに主眼をおくなら、カルカッタコンクエストかオシアコンクエストがいいと思います。 フレームが金属で硬く、たわみが少ないのであたりを取るのも魚がかかってからやりとりもやりやすいです。加えて、樹脂フレームのリールに比べて、着底とかバイトとか、ジグから得ることができる情報が多いと思います。上記はハンドルを社外品に交換してますが、ハンドルも金属にするとさらに感度が良くなると思います。 また、カルカッタとオシアの違いですが、ハンドルの形状とSVSブレーキをパーミングカップ外から操作できるかどうかくらいで、それほど違いはありません。2021年現在では、カルカッタの方が機構というか機能が多いので、個人的にはカルカッタをオススメします。 ジギングリールを使うべきか また、ベイトに関して言うと、いわゆるジギングリールを使った方が本格感というかやってる感が出るような気がします。 ジギングリールであれば、シマノならオシアジガー、ダイワならソルティガ、高級品がどうしても欲しいのならアキュレイト、他候補としてはアベットとシグラーくらいですかね。 出自:https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/ryojikuoffshorefuneishidailarge/a075f00002wgo0gqaa.html ただ、SLJに使う的には圧倒的に巨大だと思います。それとレベルワインダーがついていないので糸さばきが面倒。 ジギングリールの利点は糸巻き量とドラグの強さ、スプールシャフトの頑強さと思いますので、これら要件がそれほど必要とされないSLJでは、通常のレベルワインダーのついたベイトリールの方が使いやすいと思います。 閑話ですが、あまりに大物がかかるとレベルワインダーがぶっ壊れる可能性がある、あるいはレベルワインダーでラインが擦れて高切れの原因になる、という説を耳にします。 ゆえに大物狙いの際はスピニングかジギングリールがいい、という説に展開されるもの。 個人的かつ一回のみの経験ですが、70kg超のキハダマグロをアブのトロか何かで釣り上げた方を目の前で見たことがあります。リールは無傷でした。 PEは8号だったけどな。 なので、レベルワインダーは壊れるかもしれないけど、実際壊れたところを見たことある人はそんなにいないだろうし、多分壊れないので、ジギングリール使用推奨の論拠として、レベルワインダー壊れるかも説は弱い気がします。それよりも、スプールシャフトの太さを主張したほうが強い論拠になる気がします。 ゆえに、個人的見解ではありますが、10kgくらいまでの魚であれば、ジギング全般において、糸巻き量を確保できるのとしたらジギングリールにこだわらなくていい気がします。というよりレベルワインダーがついているリールの方が釣りに集中出来ると思います。 ジギングリールを選ぶシチュエーション、さすがに水深1,200mでアコウをジギングで狙う、とかなら糸巻き量の関係上、中・大型のジギングリールを選ばざるを得ないでしょうが、せいぜい200mくらいで、そこそこの大きさの魚というのであれば、通常のベイトリールでもジギングリールでもどっちでもいいに一票を投じます、おれは。 ジギングリールを選ぶかどうかは、もしかしてトラブルがあるかもしれないレベルワインダーという不安要素を取り除く、万難を排した姿勢の問題、つまりスタイルの問題というか性格の問題に帰着するのでは?思います。 とはいえ、自身の経験の初期で、自分や誰かに大物がかかりレベルワインダーが壊れた経験がある方はぼくとは真逆の主張をされるかと思います。ただ、個人の経験の問題は、それぞれの事実が容易に当人にとっての真実にすり変わりやすいので、結論はやっぱり好き好きで選べばいいんでは?になりそうですねw そして糸さばきが下手くそ、あるいはやったことがないなのであれば、ライントラブルの危険性を考慮すると通常のベイトリールを使用した方がいいと思います。 が、苦手だから。。。と避け続けていると進歩しませんので、ジギングリールでの糸さばきも練習しておくのがいいと思いますよ。いずれジギングリールを使った釣りもしたくなるでしょうから、ね。 おわりに かれこれ4回も書きますと、いい加減書くことがなくなるような気もしますが、まだまだありますね。 既に「はじめての」方々向けではなくなっているような気もしますが、引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回③-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回③-
2021年07月24日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回は最近よく聞くSLJについての3回目です。今回はタックルについて説明します。参考までに前回、前々回のリンクを記載しておきますね。気になった方は遡ってどうぞ。SLJ-①SLJとは?総論SLJ-②メソッド、ジグの落とし方ではどうぞよろしくお願いします。 もくじ 具体的な装備-ロッド 具体的な装備-リール ベイトタックルとスピニングタックルの特徴 おわりに 具体的な装備-ロッド ハイピッチでの動きが想定される、というかハイピッチでやりたいのであれば硬めのロッドがいいと思います。かつ、高弾性で反発力が強いロッドのほうが使いやすいと思います。 素早くリズミカルに動かすにはロッドの復元力が高いもののほうがやりやすいためです。 またジグを撥ね上げる時に穂先がジグの重さに引き込まれ過ぎない方が扱いやすいと思います。 とはいえ、ある程度しなり、ジグをロッドの動きに追従させやすい強さに止めるのが重要だと思います。 一方、スローピッチは硬くても柔らかくてもどっちでもいいんじゃないですかね。リアクションでばくっと食わせるイメージなハイピッチとは違い、ゆっくりジグを見せてフォールで釣る感じなので、針がかりはワンテンポ遅れがちなケースが多い気がします。 それであれば柔らかいロッドの方がジグを吐き出されることは少なくなると思います。 いずれのケースでも、「ジグをきちんと泳がせることができる」適度なパワーが必要です。 そして、各メーカーからは専用竿がここぞとばかりに発売されているようですが、個人的には専用でも汎用でもどちらでも構わないと思います。 専用竿だと、シマノならオシアジガー(一番高い)、ゲームタイプ(まぁまぁ高い)、グラップラー(結構高い)の各クラスにSLJ専用の設定があるみたいです。 ダイワならキャタリナ、ブラスト、ヴァデルにあるみたいですね。全部使ったことないのでよくわかりませんけども! だがしかし、「わかんねーし」とか言ってると始まらないので、とりあえずしばらく使えそうなのを一本、というのであればシマノのグラップラー、ゲームタイプLJあたりが無難ではないでしょうか。 https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/offshoresalt/lightjigging/a075f00003hwd2gqad.html タイプLJの0あるいはタイプスローJの1がライトな感じです。 名前の面白さで選ぶのならこれ一択かと思います。 http://www.proxinc.co.jp/lineup/page.jsp?mode=id/959 具体的な装備-リール 次にリールについてなのですが、SLJに限らず、ジギング界において未だ解決されていない問題があるように思えます。 それはベイトタックルを使うべきなのかスピニングタックルを使うべきなのか、問題です。 男性は家事に取り組むべきか、子育てに積極的に関与すべきか?という問題がなかなか解決されないのに似ている気がします。似てないかな?似てるよね! で、結論を言うと両方あった方がよいですし、男性は家事をするべきだと思います。 そしてタックルですが、ベイトはジグを小さく(もしくは短く)動かす場合、スピニングは大きく(もしくは長く)動かす場合に適正があると思います。 理由は様々なところで様々な人が語っておりますね。それらを踏まえつつ、ぼくなりに考えるそれぞれの特徴や適正について、以下考察していきますが、まずはそれぞれの特徴をどうぞ。 ベイトタックルとスピニングタックルの特徴 【ベイトリール(タックル)の特徴】 1.かっこいい(気がする):スピニングにはないバックラッシュという致命的かつ構造的な問題があるため、扱いが難しい(時がある)。つまり使いこなしていると上級者で上手い人っぽくてかっこいい(気がする)(時がある)(でも勘違いというか自意識過剰だと思う) 2.同程度(重さや糸巻き量)のリールサイズの場合、スピニングより巻き上げトルクに優れることが多い気がする:巻き上げ量はベイトでもハイギアあるいはXGを選べば10cm程度の差でスピニングが多いけれどそれほどの差はない。ただ、XGのベイトリールで120gくらいのジグを引くと重くてひく、気がするけど、それはハンドル長の問題だったりもするので改めて調査が必要 3.ラインを放出する際、クラッチを切るだけでよく、巻き上げ開始はハンドルを回すと自動的に始まるものが多いのでスピニングよりも手返しがよい。なので短距離を何度も移動させるような釣りには向いている 4.ラインが放出される際、テンションが多少かかっているため完全にフリーフォールにはならない。よってスピニングよりもフォールのアタリは取りやすいし、底取りもしやすい。ただ、スピニングでも糸を触りながらフォールさせれば、あたりもとりやすいし底取りもしやすい 5.ガイドが上向きになるため、ジャークを連続するとラインがガイドに絡みやすい、気がする。ていうかぼくはリズミカルな動きが苦手なので結構絡む。また持ち上げる時に手首の力がないとツラい。 【スピニングリール(タックル)の特徴】 1.ベイルを起こしてラインを放出し、ベイルを戻して巻き上げ開始するので繰り返しの作業の際ベイトより工数が増えるため少し面倒 2.構造上ほぼ完全なフリーフォールが可能なので同じ重さのジグを使う場合、ベイトよりもフォールさせやすい。一方、フリーフォールなので底取りはやりにくいのと、フォール中のバイトは取り難い。でも糸を触りながらやれば解決 3.ベイトよりもハンドル1回転あたりの巻き上げ量が多い場合が多いため、ハイピッチでロングジャークを繰り返すような場合は有利な気がする 4.同サイズであればベイトよりもドラグ性能が優れているため大物向き、な気がする 5.構造上ロッドを持つ際にリールが下に来るためベイトよりも力を伝えやすいのでジャークしやすい、ていうかジャークしてて疲れない 6.ガイドが下向きになるため、ジャークを連続してもラインがガイドに絡みにくい気がする 概ねこんな特徴でしょうかね。 こうしてみると、フォール中心で釣っていく場合にはベイトを、ジャーク中心で釣っていく場合にはスピニングを選ぶのがよろしいんじゃないですかね? おわりに 今回も読んでいただいてありがとうございます。次回はリール・タックルについてもう少し詳しく見ていこうと思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回②-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回②-
2021年07月25日 更新 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回は最近よく聞くSLJについて、前回の総論に続いての2回目です。ややテクニカルというか、SLJのメソッドの大まかな部分について説明します。どうぞよろしくお願いします。 もくじ SLJのメソッド ジグの落とし方 ジグの巻き方 アクションのつけ方とバリエーション おわりに SLJのメソッド メソッドについてです。簡潔に説明しますと、SLJのメソッドは以下です。 ・ジグを釣りたい魚の泳層まで落とし、ある程度巻き上げる ・その際、場合によってはルアーにアクションをつける ・それを続けルアーが目標地点から外れたというか魚が居そうなレンジを外れてしまったら再度落とす、そして誘う ・これを釣れるまであるいは釣行時間の終わりまで繰り返す 以上です。 ざっくりしすぎかとも思いますが、これだけなんですよね。。。もう少し詳しく説明してみましょうか。 ジグの落とし方 では釣りのスタート地点、ジグを落とそうとするところから説明します。 まず、海況等々、その時点での状況にもよりますが、ジグを真下に落としてもOKな場合と、少し投げて角度をつけて引いてきたほうがいい場合があったりします。 船の真下に魚の群が居るのが明確な場合であれば、さっさと落とす、魚がどっかに行く前に、我先にスピリッツ全開で誰よりも早く落とすのがいいです。早く落とせよ、と思います。 一方、どこに魚がいるか不明な場合は広範囲に探ってもいいかと思います。 前者はアジ・サバの群れを見つけたような場合、後者は水底に居るカサゴとかマゴチとかハタとかを探す場合です。 でも探すのがめんどくさかったら真下に落として無心で上げ下げを繰り返してみてください。船は流れているわけですし、運がよければ釣れるかもしれませんし、でもやはり釣れないかもしれません。 ジグの巻き方 次に巻き上げです。シンプルだけど奥が深いというか、工夫の余地があるのがこの部分です。タイラバと共通する部分があるかと思います。 ルアーを引いてくる行動の基本となる動作はリールで巻いてくることだと思います。 SLJの基本はタイラバ同様に、一定のスピードで巻き上げてくる、だと思うのですが、潮の動き、ジグの形状、狙う魚の種別等々、によって釣るために様々な微調整が必要になると思います。 個人的にここの過程では、ジグの形状が最も重要かと思います。というのは、ジグによっては巻き上げる際にほぼ動かないで上がってくるもの、バタバタ震えながら上がってくるもの等があるのです。 その動きによって釣れたり釣れなかったりします。つまりSLJって、巻き上げの速度x動かし方xジグの形状で釣れるパターンを見つけるゲームなんですね、たぶん。 ジグのアクションのつけ方とバリエーション ジグというのは、非形而上ではイワシや小アジ、小サバ等の小魚や、エビカニなどの小動物に似せたモノ、なようです。 そうした海の生き物の動きを真似ることでフィッシュをテンプトして、判断力を鈍らせ錯誤させ、つまり騙して釣り上げるわけです。人間界で言えば、そうじゃないのに金持ちのマネをしたり、学歴とか経歴を詐称したりして、身分不相応な仕事をもらったり異性を誘惑したりするのに酷似している気がしますね。なので、詐欺師みたいな人が、見せ金やサクラみたいな知り合いを使うのと同様に、ジグ界でも、小魚や小動物感を演出するために、多少動かしたり、ティンセルやブレード付きのフックを使うと効果が出る時があると思います。 小細工だらけのアシストフックです そして、問題になるのはその動かし方です。 一例をあげますと次です。まずジグを落とします、止まったら (a)ラインが張っている状態でロッドを跳ね上げてジグを動かします (b)ジグがフォールしている間にリールを巻きます (c)ラインが再び張ったら(a)に戻ります これの繰り返しが基本です。以下、細かく説明します。 (a)と(B)のバリエーション このトピック、説明するのに擬音が多くてちょっとおつむが弱い感じムンムンで恐縮してしまいますが、ロッドの跳ね上げかたと巻き方としては以下です。 -- a-1.手首をかえす要領でピッと跳ね上げる。そしてリールを巻く。これをリズミカルに繰り返す。 a-2.腕全体を使ってロッドをジグもろともぐおーんっ、と持ち上げる(ジャークさせる)。あるいはロッドのしなりを使ってゆっくりジグをジャークさせその後ロッドを元の位置に戻しつつリールを巻きつつまたジャークする。 -- 違いはジグが上にあがる移動距離と速度、跳ね上げたのちに再びジグが沈んで行きラインが張るまでの時間です。 イメージとしては、1はせいぜい1-2秒程度、2は3秒前後かと思います。 この際、ジグを動かしている最中に魚がアタックしてくる場合もありますし、動かした後、ジグがフォールしている時にアタックしてくる場合もあります。 いつ魚がかかるかわからないので気を抜けませんね。でも安心してください、気を張っていると大抵何も起きません! ここで大事なのは、リズムを大切にし、ジャークの幅が変わったりとか、細かいことは気にせずに、餅つきの際に杵を振る人ともちをひっくり返す人を同時に演じることなのです。無心でやった方がいいと思います。ここでいう杵はロッドの跳ね上げ、もちをひっくり返すのはリールを巻くこと、そう理解いただいてよろしいかもしれません。 (a)と(b)の組み合わせの詳細 【ハイピッチ】 a-1のようにピッと跳ね上げた場合、専門用語ではジャークとかしゃくりとか言うらしいのですけどね。これを繰り返すのを「ハイピッチ」と呼びましょう。 そしてもちろんロッド跳ね上げパワーおよび力の入れ方次第なのですが、ジグはそれほど移動しておらず、ラインのたるみもそれほどありません。 この場合、たるみが少ないままにリールを普通に巻くとジグはプルッ→ピタッ→プルッ。。。といったように上昇・停止を繰り返しながら巻き上がってくるようになると思います。 跳ね上げ→巻き→跳ね上げ→巻き。。。の繰り返し、ですが、巻く回数がポイントで、リールのハンドルを一回転させるのか、半回転に止めるのか、あるいは1/4回転なのか、はたまた3回転なのか等々、どのくらいのスピードでどのくらいの距離を巻き上げてくるのかが小魚感の演出のポイントになります。 図解するとこんなイメージじゃないですか?たぶん。素早いジャークを繰り返してから長くフォールさせる、というのが、ぶりとか小魚を追っかけて食べる魚なんかを釣る時に適しているみたいですね。 【スローピッチ】 上記a-2のような場合だと、グーッとあがりフラフラ落下していくイメージです。船の上下もあるでしょうから、思った以上にジグを上まで引き上げることができます。これを繰り返すのを「スローピッチ」と呼びましょう。 そしてロッドを引き上げ切ってから元の位置に戻しますが、その間のジグの落下中のリールを巻く回数で一連の騙しの演出をします。 移動距離を短くするのであれば1/8回転にする、なんならたまにしか巻かない、とかです。 ※ここではハイピッチに比して、便宜的に「スローピッチ」と記述しておりますが、釣り業界でいう「スローピッチ」ジギングは、佐藤統洋さんというレジェンドが提唱しているものかと思います。レジェンドによる定義では、上記「スローピッチ」はなんちゃってスローピッチとなるようですので、ご理解くださると幸いです。 ハイピッチは逃げ回る小魚をイメージするのに対し、スローピッチは死に損ないの魚を演出するかのようですね。魚の食性に応じて使い分けるのがいいんじゃないですか。 また、ボトム付近ではスローで、中層ではハイピッチで動きを演出する組み合わせもアリだと思います。いろいろ試してみてください。 例えばグルメな御仁のアコガレなクエなんかは、巨大化し老成するほど死んだ魚しか食べなくなるらしいです。そうした魚を釣るにはスローピッチでフォール長めが適しているのでしょうね。あるいは水底でぷるぷるさせ続けたり、置きっ放しにするとか。 ここでのジャークとリーリングについては、ジグが軽かろうが重かろうがほぼ共通と考えていただいてよろしいと思います。 おわりに 今回のまとめです。 ・ジグをおとす ・リールをまく ・場合によってはロッドを使ってジグを動かしながらリールをまく ・またジグをおとす ・釣れるまでくりかえす ・釣れたら逃すかキープするかを選択する こんな感じでしょうかね。アクションに迷ったら餅つきを思い出しましょう。基本のリズムが大切です。 釣り方から説明してわかりづらいかもしれませんが、そこは申し訳ありません。次回、タックル等、詳細について説明します。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回①-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-SLJの回①-
2021年07月18日 公開 魚種や釣り方

みなさんこんにちは、t.onumaと申します。 オフショアゲームを本格的に始めてしまったのはここ3年ほどですので、まだまだ駆け出しです。そして「ゲーム」と言いましても、「これってもしかして罰ゲーム?」というくらいに釣りに苦しめられております。 これからオフショアゲームを始めてみたい方がそうした苦しみを味合わぬよう、初心者が気になるところについて、お伝えしていこうと思います。 今回は最近よく聞くSLJについてです。長くなりますので、何回かにわけて解説していこうと思います。一回目の今回は総論についてです。どうぞよろしくお願いします。 もくじ SLJとは? ジグの形状とSLJの関係 使用ロッドについて ジグの重さの問題 おわりに SLJとは? まずはSLJについて見てみます。 そもそもSLJってなんなの?っていうとですね、スーパーライトジギングの略で、要はジギングです。 ジグをぴょいって落としてテロテロ巻いたりチョイチョイ動かしてると、美味い魚がギューンと釣れるって感じの楽勝かつ優勝な釣りをジギングというのですが、その際使うジグをすごく小さくするverです。 もちろん、釣れれば楽勝ですが、そんなにも釣れませんw。 通常のジギングに比べ、ジグのみならず、ロッドやリール、ラインも軽い感じのものを使い、使っていて楽チンな道具立てで遊べるのがSLJというやつでございます。 「軽い」だけだと曖昧ですので、SLJをある程度定義しておいた方がわかりやすいだろうし、今後の説明もしやすいと思いますのでやってみますね。 でも最初から躓く感じですが、SLJというのは定義から既に非常に曖昧かと思います。 が、あえていうなら20-60gくらいのメタルジグを使う釣り、で概ねいいと思います。大まかに言うとしたらですが。 世に言うSLJのジグ代表、TGベイト。こういうやつを使ってやるつりです。 一つだけの例で説明してもわかり難いでしょうから、SLJと他のジギングを相対的に見ますと、使うジグの住み分けはだいたい以下のような感じになると思います。 -- SLJ:20-80g ライトジギング:45-120g ジギング:100-200g ディープ・ヘビージギング:200-400g スーパーディープ・スーパーヘビージギング:500g以降 -- こうした感じではございますけれども、上記は大日本ジギング振興協議会世田谷特別支部、みたいな非営利団体とか権利能力なき社団とかがあってそこが定めている明確な定義、というわけではありません。 なんとなく、ふわっとした感じの定義というか、誰かと話す際の共通認識のためというか、おおよその目安みたいな感じですかね。世間一般の認識もこうしたものではないでしょうか。 身も蓋もない言い方ですが、ぶっちゃけ、ライトだスーパーライトだといっても、ジグの重さが違うだけで、ルアーを動かして釣る、という点ではみんな一緒です。 そして更にSLJの定義を曖昧模糊とさせる見解もあるようです。。。 というのは、上記では、ジグのウェイトでジャンルの区分を記載しましたが、人によっては、14cmとか、ジグの大きさで区分する人もいるようです。つまりどっちやのん?と。 でもね、重さで区分したほうが妥当だと思うのですよ。だいたいスーパー「ライト」ジギングの「ライト」って重さを指してるわけですよね? なら、ここに大きさを持ち込むこと自体がナンセンスな気がします。ゆえに重さで区分したほうがいろいろとわかりやすいと思います。以降、諸々説明してまいります。 ジグの形状とSLJの関係 重さで理解したほうがわかりやすい理由の一つにジグの長さや形状があると思います。 メタルジグは、長さの観点から見ると、ベリーショート、ショート、セミロング、ロングとなどがあります。 また、形状で見るとリーフ、スリム、ノーマル、ティアドロップ等々、呼び方に個人差はあると思いますが、様々あります。 例えば上記画像のジグはすべて60g。それぞれに形が違いますし、大きさもメーカーごとに様々。 ゆえに大きさ(≒長さ)や形状で分類すると、例えば「SLJとは14cmまでのジグを使うやり方である!!」的にしてしまうとヘンテコな感じになると思います。 まずはおおよその重さで考えておくのが良さそうです。というのがタックルとの兼ね合いもあるからです。 使用ロッドについて また、ジギングに使うロッドですが、大抵その強さというか使用範囲は重さで区分されています。 ジグの大きさ(長さや表面積等)では区分されておりません。いわゆるSLJ用のロッドの使用適正範囲は〜60gとかなんじゃないですかね? SLJ専用竿なダイワのヴァデルです。 メーカーとしても境界線を明確にしづらいようで、「+α」という表記がありますね。 以上、ジグそのものとロッドの二つより、SLJの定義としては60gまでくらいのジグを使って釣る手法、と重さで区分するのが妥当な気がします。 で、ですね、ジグとロッドはいいとして、SLJの定義についてはあと二つくらい面倒な問題が出てくると思うんですよ。蛇足ながら一応書いておきますね。 ジグの重さの問題 小さい(≒軽い)ジグで、パワー控えめなロッドを使って行うSLJですが、釣れる魚の大きさは選べません。 近海なら1m超のタチウオとかシーバスとか、5kg前後の青物やマダイ等、まぁまぁなファイターが釣れてしまうこともあると思います。 ですので、それらを踏まえたタックル、ヘビー級のロッドとラインシステムで45g程度のジグを使う釣りは、ジグだけ見ればSLJだけど、それってフツーのジギングでは?って話もあります。でもジグが45gなのでSLJって言ってもいいような気もしますけど、違うような気もします。難しいですね。 また、この問題は永遠に続く気もするのです。 ジギングって幾つかパターンはありますが、基本は釣りたい魚が居る層でジグを泳がせて釣る手法、だと思います。 では魚がどこに居るのかというと、魚種によります。ジギングで、とりわけSLJで釣りやすい魚を層別に見ると以下みたいな感じでしょうか。 -- 表層:〜3m程度:カマス等 中層:上から10m〜下から10m:アジ・サバ等青物全般、メバル、ハタ類、タイ類、等 底:下から5m:カサゴ、ハタ、タイ、ホウボウ、ヒラメ、マゴチ、等 -- そしてですね、上記のジグウェイトや使用ロッドなんかとも絡む問題なのですが、例えばヒラメをSLJで釣りたい、とします。また、水深は20mと仮定します。 そうなると普通であれば(これも正解はないのですが。。。)水深m±(10〜20)gくらいのジグ、つまり10-40gくらいを使うこととなるかと思います。 着底を感知出来て、釣りが成立する重さのジグですね。 幅があるのは潮とか風とかの影響、釣り方、その時点での魚の食性を考慮するためですね。 そうなるとSLJが最適なんじゃん?と思いますよね。ぼくもそう思います。 だがしかし、大きい魚を釣りたいのであれば、ルアーも大きいほうがいい場合があって、そうなってくると40gくらいのジグでは小さすぎたりします。 ここで発生するのが、タックルは弱くてジグだけライトじゃなくなる、問題です。 水深浅い≒ジグは軽いのがいい≒SLJみたいな図式が往々にして出来上がっているような場合。まずポイントの水深を聞き、「浅いね、それならSLJがいいな」といった思考プロセスから導かれる回答が微妙な場合です。 ジグを、魚の泳層まで仕掛けを届ける重りとして考えるのであれば上記の考え方は妥当だったりする場合もありますが、ジグをルアーとして考えると完全に不正解な場合もあったりする問題なのです。 ライトタックルで200gくらいのジグを使うのがいい釣り、という特殊なケースで釣れてしまった例。 いずれにせよ、釣りは自由ですので、他人に迷惑をかけなければ好きにやればよろしいかと思います。 その上で、SLJというのは大凡のジャンルと考えてその都度釣れる釣りをすればいいんじゃないですかね。 さすがにSLJタックルでプラグを投げて「これはSLJだ!」というのはどうかとは思いますが。。。w おわりに ふわっとした感じの概念でなんとも困りますが、軽めのジグ、タックルで行う釣り、ということはご理解いただけたかと思います。 次回、具体的に見ていくこととします。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ロックフィッシュの回③-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ロックフィッシュの回③-
2021年07月16日 公開 魚種や釣り方

どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。 東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。 今回はオフショアの釣り、ハタやカサゴのロックゲーム、についての三回目です。前回はロッドとリールのタックルについてお伝えしましたが、今回はルアーについてです。どうぞよろしくお願いします。 もくじ ルアーについて:食性と習性 ルアーについて:効率性の追求 ルアーについて:具体的なメソッド ルアーについて:個別銘柄とまとめ ルアーについて:食性と習性 次にルアーとリグについて説明します。 ロックフィッシュの皆様におかれましては、えび・かに・小魚が主な食料のようです。ゆえに、釣り人である我々はこれらを模したルアー、あるいはこれらそのものを使うのが手っ取り早いです。また、ロックフィッシュの基本構造として受け口であり、「上から落ちてきたもの」を食べるという習性も利用した方が釣りやすくなります。 ですので、食性と習性を考慮した最適な釣りにルアーをオプティマイズした場合の暫定的な回答は、トレーラーに甲殻類系のワームを使ったタイラバ、となってしまうかと思います。そしてこれはある意味では正解です。 これですねですが、タイラバにも問題点があります。それは、タイラバは垂直に落とすために、点でしか釣ることが出来ない、という点です。 本来の「タイ」ラバですと、例えばマダイであれば垂直方向にも向かって追いかけてくるため線の釣りになり成立しますが、ロックフィッシュ勢はそれほど積極的には追ってこないため、ずっと点を撃ち続ける釣りになってしまいます。 ルアーについて:効率性の追求 では如何にして効率良く線の釣りにするか、これが次の課題になります。 解決方法としては、いくらかキャストして、横に引いてくることで複数のポイントを探り、線にするという手法があると思います。 こういうイメージです 俯瞰すればこんな感じでしょうか。 仮にルアー力(りょく)というか、ルアーの魚に食わせる力を数値化できるとすれば、その時に多く捕食されているベイトの内容にも左右されるでしょうけれども、個人的には以下のようになると思います、なんとなく、ざっくりですが。 1.甲殻類系ワーム付きタイラバ:100 2.ノーシンカー状態のワーム:80 3.ジグヘッドを使ったワーム:70 4.メタルジグ、スピンテール等ブレード付きのジグ:50 これをもとに、捕食するかどうかの確率、魚の目の前を通す回数を勘案することで釣れるかどうかの目安値が算出できると思います。 捕食するかどうかは50%くらいでしょうか。魚の目の前を通す回数が一回だけであれば、1は50%、2は40%、3は35%、4は25%の確率で釣れるはず、となり、とタイラバはメタルジグよりも2倍釣れる肌感覚です。 ただ、1以外はキャスト可能なため(これもキャストできないことはないですが。。。)、目の前を通せる回数が増えます。そうなると、タイラバが50%一回こっきりしかチャンスがないのは、船が動かない限り一定に近いのですが、2-4は25%-40%の当たりくじを何回も引けることとなりますので、釣果が増えやすい、ということになるかと思います。 もちろん、これはその時点でロックフィッシュたちが何を好んで食べているか、によります。上記はあくまでも甲殻類にしぼった話です。イワシのような小魚であれば、それを模した動きを出来るルアーが有利になり、上記のルアー力にも変動があると思います。 ルアーについて:具体的なメソッド また、この釣りを継続するにあたって、もう一つ厄介なファクターがあります。根掛かりです。 こんな感じのところがポイントになりますので、根掛かりが頻発します。上記の4パターンのリグですが、一番根掛かりしづらいと思うのが2です。ただ、重りがないと沈まないため、その重りが根掛かりの原因となります。 これを避けるために、テキサスとフリリグ(ビーフリー・リグの略)やジグヘッドリグの使い分けが必要になってきます。以下は個人的体験による感想ですがそれぞれの特徴を列挙します。まずは図解します。 【テキサスリグ】 ・シンカーとワームの距離が短いので、障害物の奥深くまで潜入させることが出来る。一方で、深くまで行ってしまうとワームのフックによる根掛かりの可能性が増す ・シンカーとワームの距離が短いため、キビキビした動きになりやすい。つまり漂うような動きはフリリグに劣る ・一般的に弾丸型のバレットシンカーが使われるが、障害物にひっかかりにくい形状をしている ・シンカーは特殊形状というか、ナス型等よりも汎用性が低いためかやや高価 【フリリグ】 ・シンカーが遊動式のため、岩の間や藻の隙間等をぬってワームを奥まで届けることは苦手 ・タイラバのようにリグをふわふわさせることができる ・形状的にバレットシンカーよりも障害物にひっかかりやすい ・安価 フリリグの例です。シンカーは7号(26.3g)で60円くらい、ビーズは100均で1個あたり数円、フックは50円くらい、ワームは100円と合わせて200円前後のリグになります。 ということはバレットシンカーを使ったフリリグが最強な気もするのですが、ロストの可能性を考えたり、フォールの仕方や水底での位置関係的には、ティアドロップ型というかナス型の方がいいような気がして、フリリグでバレットシンカーを使うことはそれほどありません。この辺は好みの問題になるかと思います。 ルアーについて:個別銘柄とまとめ 3年ほどかけいろいろ試しました結果、今のところ以下の結論を得ております。おすすめルアーです。 【タイラバ・フリリグ・テキサス部門】 a.ゲーリーヤマモト ファットイカ b.エコギア バグアンツおよびロッククロー 【ジグヘッド部門】 c.エコギア バルト4inc その時点でのベイトの様子、魚たちの反応の仕方を観察して、最適なリグを最速でチョイスするのがこの釣りの勝負の分かれ目でございます。 例えば、一箇所に魚たちの濃い集積地があり、上から落ちてくるものに反応がよければタイラバで集中的に攻める、居場所が散っていて、しかも泳いでいるような場合はスイミングで広範囲に探る、等々、その時点での最適解を求めるゲームと言えます。 また、現状試せておりませんが、スプーンとかスピナーベイトなんかも、もしかしたらいいのかもしれません。コアマンなどのスピンテールジグで釣っている人を見たことはあります。 おわりに 食べて美味しい、しかもあまり売っていない、売っていても高い、という手が届くけれど、手を伸ばすのがめんどくさい魚が比較的容易に釣れること、道具の機能としてはそれほど高度なものを求められないため、勢い余った情熱をファッション性に注ぎこめること、この2点がこの釣りの魅力かと思います。食べて美味しいバスフィッシング、というのが適切な表現かもしれません。 釣り自体の面白さが一番の魅力ですけどね。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ロックフィッシュの回②-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ロックフィッシュの回②-
2021年07月14日 公開 魚種や釣り方

どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。 東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。 今回はオフショアの釣り、ハタやカサゴのロックゲーム、についての二回目です。前回は総論についてお伝えしましたが、今回はタックル等、個別に説明してまいります。どうぞよろしくお願いします。 もくじ ロックゲームの道具:ロッド ロックゲームの道具:リールとラインシステム おわりに ロックゲームの道具:ロッド 関東地方では最近、アカハタ軍の、カサゴ軍の根絶を目指した北伐がいよいよ本格化してきているようでして、東京湾内でも見かけることがあるようです。 ぼくはまだ釣ったことはありませんが、富津あたりでも釣れているようです。 本来、こうしたロックフィッシュたち、根魚たちは成長が遅く、乱獲すると数が減る、と言われておりましたが、ことアカハタに関してはその限りにあらず、な気もします。関東近辺だけなのかもしれませんけども。 そして、この釣りが楽しいのを知ってもらいたいからなのか、はたまた新しい市場開拓なのかはわかりませんが、ロックフィッシュ専用、みたいな道具も出まわり始めていますね。 DAIWA : HRF® - Web siteブレーディングX搭載。ソイ・アイナメをターゲットに調子を磨いた専用モデルwww.daiwa.com ダイワさん。 NORIES - "ROCKFISH BOTTOM POWER OCEAN" -ノリーズ、Norieswww.nories.com ノリーズさん。 気に入った方は購入されればいいと思います。でも、わざわざ例に出しておいて申し訳ないのですが、ロックゲームのロッドはバスロッドで十分というか、バイト直後に根に潜られないような強めのアクションに耐えうるロッドであればなんでもいいんじゃないかなと思います。 パワーについて たまに「ロックフィッシュの硬い口周りを貫くためにはパワーが必要」みたいな話も聞きますが、貫きたいのなら針の軸を細くするのが優先な気もしますし、口内の柔らかい膜にフッキングしているケースも多いです。なので、この釣りのロッドにパワーが必要な理由をより正確に言えば、バイトした直後に根に潜られないように、ボトムから引き剥がすため、です。 レングスについて レングスですが、船の上での取り回しも考えると、ティップまで硬めの6ft台のロッドが使いやすいと思います。シーバスの項でも指摘しましたが、乗船者が多い場合は事故防止のために、あるいは飛距離を稼ぎたい場合であれば7ft台を使う等もいいと思います。しかし、乗合船でアンダーでしかキャストできない場合などもあるでしょうから、レングスはケースバイケースの話となります。 釣り方として、ボトムバンプ(水底を叩く)の釣りならベイトが、ジグヘッドやブレードベイトなどのスイミングの釣りならスピニングが扱いやすいと思います。 強度について また、ここで重要なのは、ロッドの強度です。通常、10-20mくらいの水深での釣りとなりますので、20-40gくらいの重さのルアーを投げても壊れない、という要件も必要ですし、根掛かりの多い釣りですので、低反発素材の柔らかロッドだと、根掛かりを外しにくいです まとめますと ・硬めでそこそこのパワーがあること →MH、H等はメーカーごとにバラつきがあると思いますので、カタログスペックではなく実際に触って見るのが良いと思います ・重たいルアー(おもり)を投げても壊れないこと →キャストキャパシティが上のほうまである≒パワーがある、という話ですね この2条件を満たしていれば正直言ってロッドはなんでもいいと思います。あとは釣りやすいかどうかの問題ですね。個人的には、バイトを感知しやすいようにティップは適度に柔らかめというか、ルアーの反応を拾ってくれる程度に柔らかいものがいいと思います。柔らかいというか感度かもしれませんが、ベリーからバットは曲げる気になれば曲げることができるロッド、みたいなのが好きです。蛇足ながら好きなロッドを記載しておきます。 BC4 5.10(ビーシーフォー)| 機内持ち込み可能な4ピースパックロッドwww.fish-man.com LHです。この竿で100匹くらいはロックフィッシュを釣っていると思います。初めての一本、としては高いかもしれませんが、汎用性が高く使いやすいです。ロックゲーム以外もなんでもいけると思います。 Jet Setter 510C AM(アマゾン)510Cは、日本から最も遠い場所のひとつ、ブラジル・アマゾンへ入るためのロッドだ。主にピーコックバス、ツクナレを釣るため、jetslow4wear.com フィッシュマンのロッドと方向性やコンセプトは同じような感じでしょうか。これも使いやすいです。 ロックゲームの道具:リールとラインシステム 10kgを超えるような魚が釣れることは稀な釣りですし、ドラグは基本フルロックにして短距離戦がメインとなりますので、メインラインを100mも巻ければゲームとして成立します。 こちらも正直なんでもいい、ような気もするのですが、ボトムの感知能力が高いリールが有利かと思います。 筐体が金属製のものの方が使いやすいと思います。そうなると、選択肢は少なくなりますが。。。 メタル代表。シマノのカルカッタコンクエスト101HGまた、重複してしまいますが、根掛かりが非常に多い釣りです。止むを得ずラインを切らないといけない場合も出てくるかと思います。 なので、根掛かりが非常に多いような場所ではPEはベイトなら高切れしないギリギリの細さ、リーダーは12lb程度にしておくと、根掛かりに時間を取られることは少なくなると思います。 ラインシステムを繊細にすると大物が掛かったときに不安、頑強なシステムだと根掛かりが切れなくなるという悩ましい釣りでもあります。 おわりに 今回はタックルについて見てきました。次回、この釣りの本丸であるルアーについてお伝えします。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}

【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ロックフィッシュの回①-
【オフショア】はじめてのオフショアゲーム-ロックフィッシュの回①-
2021年07月12日 公開 魚種や釣り方

どうもこんにちわ、t.onumaと申します。オフショアゲームを本格的に始めて4年目、まだまだ駆け出しで、だいぶへたくそだったりします。 東京湾、相模湾でのオフショアゲームをメインにしつつ、年に何回かは遠征に出かけたりする、ルアーフィッシング中心の釣り人生を過ごしています。 今回はオフショアの釣り、ハタやカサゴのロックゲーム、についてです。数回に分けてお伝えします。どうぞよろしくお願いします。 もくじ ロックフィッシュの魅力 ロックフィッシュの釣り方 おわりに ロックフィッシュの魅力 まずロックフィッシュとは?なのですが、カサゴ、メバル、アイナメ、ソイなど、「岩場」に棲む魚の総称です。 その範疇ですが、個人的にはこれらの種に加え、ハタ類の一部も入れていいのではないかと思います。ていうか、本稿はハタ類中心でいきますね。 ロックフィッシュの魅力なのですが、個人的には以下に集約されます。 ・見た目 →ぼくが本格的に釣りをするきっかけになったのがブラックバスという魚でして、ハタ類は見た目がバスに近く好きなタイプなのです。 ブラックバス。 オオモンハタ。サイズが違いすぎてわからない。。。 スモールマウスバス アカハタ。これは似てるね。 形態のみならず、釣り方も共通する部分があります。ただし、ハタ類は種類によっては表層まで来ますが、その多くは、ブラックバスのように浅場には居ないため、ボトムおよび中層での釣りになります。 そして、ボトムの釣りではバスフィッシングと共通するメソッドが多数あります。 ・釣りの楽しさ 基本、ルアーにバイトがあってから合わせる釣りになります。意識的にフッキングする釣りです。勝手に針がかりしている、オートマチックに釣れる場合もありますが、基本は掛ける釣りだと思います。 バスのボトムでの釣りにそっくりです。 ジギングなど、ルアーにアタックがあれば大抵掛かっている釣りもありますが、積極的に掛けていく釣りも楽しいものです。どちらが好きかはそれぞれだとは思いますけども、バイトを感知し、可及的速やかにフッキングを行い、うまく決まった時の楽しさは病みつきになると思います。 また、創意工夫の余地が大きく、ルアーのチョイスや、ちょっとした加工といった工夫、リグ(仕掛け)全体への工夫等々、ゲーム性が非常に高いと思います。ワームの形状、色はもちろんのこと、マテリアルの硬軟や、フックサイズ等々、少し変えると如実に釣果に繋がることも多いです。 ・味わいがよろしい なんたって食べて美味しいのが一番の魅力かもですね。ハタはもちろんですが、カサゴ、メバル、ソイ、アイナメ等も美味しいですし、これらは網漁では採りにくいせいか、比較的高価です。釣って食べるには非常におトク感があります ロックフィッシュの釣り方 ロックフィッシュの、ロック、これは岩なのですが、ロックフィッシュ勢は岩場に住み、普段はじっとしていることが多いようです。 岩場の陰に身を潜め、目の前に餌が落ちてきたら食べる、という性質の持ち主が多いです。 ですので、釣り人としては、彼ら・彼女たちが居そうな岩場や、岩場に類する障害物に向けルアーをキャストし、着底させます。そしてルアーが魚たちの目の前を通ることを祈りながら釣りをします。 こちらには運良く、あちらには運悪く、目の前に餌があれば大抵食いつきますので、そうしたらロッドを煽る、あるいはラインを引く等して針がかりさせます。 ここまでは通常の釣りです。ロックフィッシュの釣りの特異点は掛けた直後のやり取りです。 彼らは餌を口にしたら巣穴に戻ろうとする習性があるようです。習性なのか、たまたまなのかはわかりませんが、ぼんやりしていると巣穴に戻ってしまい出てこなくなります。そうなると根掛かりしてしまったような状態になるわけです。 赤すぎてよくわからないかもしれませんが、それでもよく見ると、エラの先端が尖っているかと思います。 彼らは餌を口にすると頭から巣穴に潜り込み、このエラを巣穴近辺の岩にひっかけるような形をとって出てこなくなります。こうなると釣り人はお手上げになってしまいます。これはかかった後にぼんやりしたケースですね。 ところがさらに輪をかけてぼんやりし過ぎますと、エラを閉じて再び巣穴から出てきたりすることもあります。出てきてしまえばこっちのもので、その後は比較的簡単に釣れてしまいます。 ですので、釣り方としては、 a.ルアーor餌を海底に落として食わせる b.バイトを感知したら急ぎ針がかりさせ、猛スピードで1mほど根から浮かせる。つまり力技で引っぺがす c.取り込む という段取りです。うっかりしてる人はbができず、うっかりし過ぎている人はbを通り越してcまで行ってしまうような、そんな釣りです。 おわりに ロックフィッシュについて、総論をまとめてみました。次回、ロッドとリールなどについてお伝えします。引き続きどうぞよろしくお願いします。 #{snippet[19]}